平成30年12月19日
12月13日(木)、ミャンマーにおいて、第5回日ミャンマー交通次官級会合を開催し、交通分野における両国の協力案件について、次官級による政策対話を行いました。また、同日、タン・スィン・マウン運輸・通信大臣を表敬訪問し交通分野の協力案件について協議を行いました。翌14日(金)にはピョー・ミン・テイン ヤンゴン地域政府首相を表敬訪問し、ヤンゴンにおける都市開発分野の協力案件について意見交換を行ったほか、ティラワ港竣工式典に出席しました。
第5回日ミャンマー交通次官級会合 [12月13日(木)]
出席者:[日本側] 篠原 康弘 国土交通審議官 他
[ミャンマー側] チョウ・ミョー 運輸・通信副大臣 他
場所: ミャンマー・ネピドー 運輸・通信省
概要: 日本及びミャンマー側それぞれから、
・ハンタワディ新国際空港及び地方空港の民営化
・ミャンマーの車両登録制度、車両検査制度及び自動車整備(職業訓練)
・ヤンゴン・マンダレー幹線鉄道、ヤンゴン環状鉄道、ヤンゴン都市鉄道(東西線・南北線)及び各種技術協力・無償資金協力案件
・ティラワ港、ダウェー港及びマンダレー港
の進捗状況や行っている取組みについて発表を行い、意見交換を通じて今後の展望に係る認識を共有しました。
1.タン・スィン・マウン 運輸・通信大臣への表敬 [12月13日(木)]
ミャンマーにおける交通分野の協力案件の現状を確認し、今後協力関係を更に強化することで一致しました。また、ヤンゴン都市鉄道やヤンゴン・マンダレー幹線鉄道等での日本の幅広い協力や、ハンタワディ新国際空港建設に向け意見交換を続けていくことを確認しました。加えて、ティラワ港の竣工を歓迎するとともに更なる整備について協力していくことで一致しました。
2.ピョー・ミン・テイン ヤンゴン地域政府首相への表敬 [12月14日(金)]
ヤンゴン開発に関する協力案件について現状を確認するとともに意見交換を行いました。ピョー・ミン・テイン地域政府首相からは、貧困層の撲滅につながる住宅供給の促進や港湾整備の重要性について言及があり、日本企業の進出や制度構築を通じたヤンゴン地域の更なる成長に向け、協力関係を更に強化していくことで一致しました。
3.ティラワ港竣工式典への出席 [12月14日(金)]
ティラワ港竣工式典には、現地からチョー・ミョー運輸・通信副大臣、ニ・アウン ミャンマー港湾公社総裁、丸山 駐ミャンマー日本国大使、唐澤JICA事務所長ほか、施工者である東洋建設、JFEエンジニアリング、三井E&Sマシナリー、日本工営など、約200名の関係者が参加し、盛大に開催されました。
今般、完成したターミナルは、ミャンマー最大のコンテナ船が寄港可能な施設であり、急増するコンテナ需要に対応し、ミャンマーの国際競争力を高め、更なる経済発展を牽引することが期待されます。