令和6年8月26日
○しろまる 2013 年度の道路法改正等を受け、2014 年度より道路管理者は全ての橋梁、
トンネル、道路附属物等について、5年に1度の点検が義務付けられています。
2018 年度に1巡目点検、2023 年度に2巡目点検が完了し、2024 年度から
3 巡目点検が実施されています。
○しろまる 今般、2023 年度までの点検や診断結果、措置状況等を「道路メンテナンス年
報」としてとりまとめましたのでお知らせいたします。
○しろまる主なポイント
1.
橋梁・トンネル・道路附属物等の点検実施状況( p1 )
➢ 2巡目(2019〜2023 年度)の点検実施状況は、
橋梁:99.4%、トンネル:98.6%、道路附属物等:99.3%
と、概ね100%となっています。
2.
橋梁の修繕等措置の実施状況( p3〜p4、p12 )
➢ 1巡目(2014〜2018 年度)点検で、判定区分Ⅲ・Ⅳ
※(注記)の橋梁における修繕等措置の
着手率は、国、高速道路は100%の一方、
地方公共団体は83%と約2割が未着手と低水準
になっています。
※(注記)判定区分Ⅲ:早期に措置を講ずべき状態 判定区分Ⅳ:緊急に措置を講ずべき状態
➢ 1巡目点検で判定区分Ⅲ・Ⅳの橋梁を管理する地方公共団体1,712 団体の
修繕等措置の着手率は、
・着手率100%が 894 団体(52%)
・着手率50%以上100%未満が 659 団体(39%)
・着手率50%未満が 159 団体( 9%)
となっており、
修繕が必要な橋梁に対する措置の実施状況に差がある状況です。
➢ 1巡目点検で、判定区分Ⅲ・Ⅳの橋梁における修繕等措置の完了率は、全体で67%と
約3割で未完了、また、
他の橋梁と比べて跨線橋は59%と低水準になっています。
3.
措置が必要な橋梁の状況( p8 )
➢ 2巡目点検終了時で、1巡目点検終了時と比較して
建設後50 年を経過した橋梁数が
増加(約13 万橋⇒約21 万橋)している一方、判定区分Ⅲ、Ⅳの橋梁数は着実に減少
(約6.9 万橋⇒約5.6 万橋)しています。
道路メンテナンス年報は、以下のWeb ページにてご覧いただけます。
https://www.mlit.go.jp/road/sisaku/yobohozen/yobohozen_maint_index.html