令和6年8月22日
令和5年度末における全国の汚水処理人口普及率は、93.3%(昨年度の調査より0.4ポイント増)となりました。
1.汚水処理人口普及率
国土交通省、農林水産省、環境省は、毎年合同で各々が所管する下水道、農業集落排水施設等
※(注記)1、浄化槽等
※(注記)2の汚水処理施設の処理人口を調査し、総人口に対する割合を統一的な指標である「汚水処理人口普及率」として公表しています。
令和5年度末における全国の汚水処理施設の処理人口は、1億1,614万人であり、汚水処理人口普及率は93.3%(令和4年度末 92.9%)となりました。一方で、約830万人が汚水処理施設を利用できない状況にあります。特に人口5万人未満の市町村の汚水処理人口普及率は、前回調査から0.6ポイント増の84.0%となったものの、全国平均からいまだ後れています。(資料1-1)
※(注記)1:農業集落排水施設、漁業集落排水施設、林業集落排水施設、簡易排水施設
※(注記)2:浄化槽、コミュニティ・プラント
2.処理施設別の普及状況
処理人口を各処理施設別にみると、下水道によるものが1億128万人(総人口に対する普及率81.4%)、農業集落排水施設等によるものが294万人(同2.4%)、浄化槽によるものが1,177万人(同9.5%)、コミュニティ・プラントによるものが15万人(同0.1%)でした。(資料1-2)
汚水処理施設の整備は、地域の実情に応じた整備方法、整備スケジュール等を設定した「都道府県構想」に基づき、各地方公共団体が効率的、効果的な実施に努めており、国は引き続き、汚水処理施設の未普及地域早期解消に向けた支援を推進してまいります。