令和7年10月14日
国土交通省は、DX・GXや船員の高齢化といった諸課題に対応するとともに、物流革新等に貢献するための技術開発・実証であって、内航事業者が造船・舶用事業者と連携して取り組む事業について、補助事業として新たに3件採択しました。
内航海運業は国民生活や経済活動を支える基幹輸送インフラです。一方、人口減少に伴う人手不足や、脆弱な事業基盤といった
諸課題が指摘されており、これらに対応することができる強い内航への変革(NX)が必要です。
こうした背景を踏まえ、国土交通省は令和6年度に新たに『NX補助金』(内航変革促進技術開発費補助金)を創設しました。
今般、令和7年6月23日〜同年7月25日にかけて、令和7年度の新規補助事業の募集を行い、外部有識者による事業内容の審査を
経て、このたび、3件の補助事業を新たに採択しましたのでお知らせします。
『NX補助金』(内航変革促進技術開発費補助金)採択事業一覧
<物流革新DX>(3件)
提案事業者
(共同提案事業者)
事業の名称
ナブテスコ(株)
(美須賀海運(株))
最適運航アプリケーションと連動する自動制御システムの技術開発
三洋汽船(株)
((株)SIM-SHIP)
機関部冷却の海水依存排除によるメンテナンス負荷の低減技術開発
アキ・マリン(株)
((株)戸髙製作所、
アイディア(株)、
広島商船高等専門学校)
AIによるカメラ画像等の情報識別、分析機能を活用した離着桟操船支援システムの技術開発