報道発表資料


令 和 6 年 7 月 2 5 日
水 管 理 ・ 国 土 保 全 局
気 象 庁
秋田県、山形県では引き続き土砂災害・河川の増水や氾濫に厳重に警戒
問い合わせ先
国土交通省水管理・国土保全局河川環境課河川保全企画室
企画専門官 小谷 (内線 35-462)
代表 03-5253-8111 直通 03-5253-8448
気象庁大気海洋部気象リスク対策課
防災気象官 西 (内線 4202)
代表 03-6758-3900 直通 03-3434-9051
山形県酒田市及び遊佐町では、まもなく、大雨特別警報は警報に切り替えとな
る見込みです。
これまでの大雨により、地盤の緩んでいるところがありますので、土砂災害、
河川の増水や氾濫について引き続き厳重に警戒してください。
また、秋田県を流れる子吉川水系子吉川・石沢川、山形県を流れる最上川水系
鮭川など、これまでの大雨で増水しており、高い水位が継続しています。
土砂災害及び河川の増水や氾濫に関する留意事項を別添のとおりお知らせい
たします。
• 山形県酒田市及び遊佐町では
大雨特別警報を大雨警報に切り替えへ
• これまでの大雨で子吉川水系子吉川・石沢川、
最上川水系鮭川で高い水位が継続
・ 今後、最上川水系最上川で水位上昇の見込み
• 避難情報に従い、身の安全を確保!1秋田県、山形県では引き続き
土砂災害・河川の増水や氾濫に厳重に警戒
報 道 発 表 資 料
水 管 理 ・ 国 土 保 全 局
気 象 庁
こよしがわ こよしがわ いしざわがわ
もがみがわ
もがみがわ
さけがわ
もがみがわ
引き続き河川の増水や氾濫に厳重に警戒2・ 上流部に降った雨の影響で、河川の水位は上昇したり、水位の高い状態が続く場
合があります。
• これまでの降雨により、流域が湿潤状態であり、今後、再度大雨が発生すると、河
川の氾濫の危険性が高まります。
また、高い水位が継続しているため、堤防や護岸等の損傷を十分に確認できてい
ません。そのため、今後の大雨には特にご注意ください。
• 秋田県、山形県以外でも、今後の降雨状況にも注意し、引き続き、河川の氾濫
に厳重に警戒してください。
• 各地の河川事務所や気象台などが発表する情報、気象庁HP等の
「危険度分布」や「川の防災情報」などにより、最新の情報を確認してください。
今後の予想を含めた最新の情報は地元の気象台が発表した気象情報をご利用ください。
(気象庁ウェブサイト:https://www.jma.go.jp/jma/index.html)
河川の水位、ダムの放流量などの情報は「川の防災情報」をご覧ください。
(国土交通省 川の防災情報ウェブサイト:https://www.river.go.jp/portal)
河川の状況 7月25日
18時30時点
氾濫が発生している国管理河川(警戒レベル5相当)
・子吉川水系石沢川 (秋田県由利本荘市)
・子吉川水系子吉川 (秋田県由利本荘市)
いしざわがわ3こよしがわ
氾濫危険水位を超過している国管理河川(警戒レベル4相当)
ゆ り ほん じょう し
・最上川水系鮭川 (山形県最上郡戸沢村)
こよしがわ こよしがわ ゆ り ほん じょう し
さけがわ
もがみがわ もがみぐんとざわむら
その他にも、今後の降雨の状況により、水位が上昇
する場合があるため、警戒が必要です。
山形県酒田市及び遊佐町では大雨特別警報は警報に切り替えへ4• 山形県酒田市及び遊佐町では、このままの状況が続けば、発表している大
雨特別警報は警報に切り替えとなる見込みです。
• 大雨特別警報が警報に切り替わった後も油断することなく、地元市町村が
発令している避難指示(警戒レベル4)等に従って身の安全を確保してくだ
さい。
• これまでの大雨により地盤の緩んでいるところがあります。土砂災害についても
引き続き、厳重に警戒をしてください。
今後の予想を含めた最新の情報は地元の気象台が発表した気象情報をご利用ください。
(気象庁HP:https://www.jma.go.jp/jma/)
河川の水位、ダムの放流量などの情報は「川の防災情報」をご覧ください。
(国土交通省 川の防災情報HP:https://www.river.go.jp/)
今後の予想を含めた最新の情報は地元の気象台が発表した気象情報をご利用ください。
(気象警報・注意報:https://www.jma.go.jp/bosai/map.html#contents=warning)
特別警報・警報が発表されている市町村内のどこで災害発生の危険度
が高まっているかを「キキクル(危険度分布)」で確認してください。
特別警報・警報の発表状況
2024年7月25日18時40分現在5 今後の予想を含めた最新の情報は地元の気象台が発表した気象情報をご利用ください。
(キキクル(危険度分布):https://www.jma.go.jp/bosai/risk/#elements:flood)
キキクル(危険度分布)
〇 警戒レベル5に相当する「災害切迫」(黒)となっている場所では、重大な災害が切迫しているか、すでに
発生している可能性が高い状況となっています。土砂災害警戒区域や浸水想定区域等の危険な場所から
まだ避難できていない方は、いまいる場所よりも安全な場所へ直ちに移動等することが重要です。
〇 警戒レベル4に相当する「危険」(紫)となっている場所では、重大な災害がいつ発生してもおかしくない
状況となっています。危険な場所にいる方は速やかに安全な場所に避難することが重要です。
洪水害 2024年7月25日18時40分6 今後の予想を含めた最新の情報は地元の気象台が発表した気象情報をご利用ください。
(キキクル(危険度分布):https://www.jma.go.jp/bosai/risk/#elements:land)
キキクル(危険度分布)
〇 警戒レベル5に相当する「災害切迫」(黒)となっている場所では、重大な災害が切迫しているか、すでに
発生している可能性が高い状況となっています。土砂災害警戒区域や浸水想定区域等の危険な場所から
まだ避難できていない方は、いまいる場所よりも安全な場所へ直ちに移動等することが重要です。
〇 警戒レベル4に相当する「危険」(紫)となっている場所では、重大な災害がいつ発生してもおかしくない
状況となっています。危険な場所にいる方は速やかに安全な場所に避難することが重要です。
土砂災害 2024年7月25日18時40分7 今後の予想を含めた最新の情報は地元の気象台が発表した気象情報をご利用ください。
(天気図:https://www.jma.go.jp/bosai/weather_map/)
天気図
地上天気図
(7月25日15時)
予想天気図
(7月26日9時予想)8 大雨の警報級となる可能性のある期間
今後の予想を含めた最新の情報は地元の気象台が発表した気象情報をご利用ください。
(気象警報・注意報:https://www.jma.go.jp/bosai/map.html#contents=warning)9日 25日 26日
27日 28日 29日 30日
時 〜6 6〜24
東北地方 大雨
関東甲信地方 大雨
北陸地方 大雨
東海地方 大雨
近畿地方 大雨
中国地方 大雨
九州北部地方 大雨
奄美地方 大雨
沖縄地方 大雨
今後の雨の予想
今後の予想を含めた最新の情報は地元の気象台が発表した気象情報をご利用ください。
(気象情報:https://www.jma.go.jp/bosai/map.html#contents=information&element=information)
単位:ミリ10地域
26日18時までの
24時間雨量(予想)
27日18時までの
24時間雨量(予想)
28日18時までの
24時間雨量(予想)
東北地方 200 120 150
関東甲信地方 80 60 60
北陸地方 100 60 120
東海地方 80 60 80
近畿地方 50 50 50
中国地方 80 50 50
九州北部地方 120 80 50未満
奄美地方 120 50未満 50未満
沖縄地方 150 50 50未満
今後1週間の見通し11<ポイント> 東北地方を中心に、30日頃にかけて、曇りや雨の日が続く。
(注記)ハッチ域は降水が予想される地域
7月27日 7月28日 7月29日
8月1日
7月31日
7月30日
関連資料の掲載場所
降り始めからの総雨量
土砂災害警戒情報
(注記)アイコンをクリックすると気象庁HPが表示されます。
気象庁の公式チャンネルです。緊急
記者会見の模様などをお届けします。
最新の防災気象情報については、気
象庁ホームページやツイッターをご覧く
ださい。12@JMA_bousai
気象庁公式の防災情報アカウント
を開設しました。台風接近や大雨の
おそれがある場合等に、現況や今
後の見通し、防災上の留意点、緊
急会見の内容等を解説します。
くろまる 避難行動判定フロー・避難情報のポイント(内閣府(防災担当))
http://www.bousai.go.jp/oukyu/hinanjouhou/r3_hinanjouhou_guideline/pdf/point.pdf
くろまる 新型コロナウイルス感染症が収束しない中での避難について(内閣府(防災担当)・消防庁)
http://www.bousai.go.jp/pdf/colonapoint.pdf
ハザードマップを参考に、
キキクルや指定河川洪水予報を活用し、
安全に避難できる早い段階で避難開始を判断することが重要!
中小河川は、大雨が降ると短時間のうち
に急激な水位上昇が起こりやすい。
福岡県朝倉市を流れる北川の様子
(出典:国土地理院ホームページ)
中小河川は水位が急激に上昇!
平成29年7月九州北部豪雨では、福岡県朝倉
市の赤谷川、北川等で水位が短時間で上昇して
氾濫が発生し、人的被害をもたらした。
大河川で水が堤防を越えたり堤防が
決壊したりすると、広範囲が長時間浸水
するなど大きな被害となる。
大河川は広範囲・長時間浸水!
平成27年9月関東・東北豪雨では、鬼怒川の氾
濫で茨城県常総市の約3分の1の面積が浸水し、
浸水が概ね解消するまでに10日を要した。
崖崩れや土石流の発生を確認して
から避難することはできない。
一瞬にして多くの人命や財産を奪ってしまう
土砂災害が発生!
平成26年8月豪雨では、広島県広島市で土石
流が発生し、人的被害をもたらした。
広島市の土石流による被害の様子
(平成26年8月20日気象庁撮影)
茨城県常総市の浸水被害
(資料:国土交通省関東地方整備局)
(参考)大雨による災害の留意事項113 避難先から家に帰る前に
自治体の避難情報や気象情報を確認することが大切!
危険な状況ではなくなったことを確認してから家に帰りましょう。
大河川は上流の雨により下流で遅れて増水する。このため、大雨が止んだ後であっても、
水位が上昇し氾濫することがある。
油断禁物!大河川は時間差で増水
雨が弱まったりやんだりしても、それまで
に降った大雨により地盤が緩んだ状態が
続き、土砂災害が発生することがある。
土砂災害の危険が継続!
令和元年東日本台風では、吉田川、阿武隈川、石田川、蛇尾川、都幾川、越辺川、久慈川、千曲川
の7河川で大雨特別警報解除後に氾濫発生情報を発表している。
阿武隈川の様子
(出典:国土地理院ホームページ)
(出展:「第1回気候変動を踏まえた水災害対策検討小委員会」資料に加筆)
時間のながれ1時間に降る雨の量土砂災害が発生!
(参考)大雨による災害の留意事項214 (参考)大雨特別警報とは
<位置づけ>
大雨特別警報は、避難指示に相当する気象状況の次元をはるかに超えるような
現象をターゲットに発表するもの。発表時には何らかの災害がすでに発生している
可能性が極めて高い。
<役割>
(1)土砂災害警戒区域や浸水想定区域など、災害の危険性が認められている場所から
まだ避難できていない住民が直ちに命を守る行動を徹底
(2)災害が起きないと思われているような場所においても災害の危険度が高まる異常事態
であることの呼びかけ
(3)速やかに対策を講じないと極めて甚大な被害が生じかねないとの危機感を防災関係者
や住民等と共有することによる、被害拡大の防止や広域の防災支援活動の強化
位置づけ・役割15 (参考)5段階の警戒レベルと防災気象情報
「避難情報に関するガイドライン」(内閣府)に基づき気象庁において作成
(注記) 夜間〜翌日早朝に大雨警報(土砂災害)に切り替える可能性が高い注意報は、警戒レベル3(高齢者等避難)に相当します。 16
(参考)「キキクル(危険度分布)」の通知サービスについて
(注記)1 住民の主体的な避難の判断を支援する取組の一環として、気象庁の協力のもとで、以下のリンク先の5つの事業者が実施するものです。
(https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/bosai/ame_push.html)。
(注記)2 離れた場所に暮らしている家族に避難を呼びかけることにも活用いただくことができます。
(注記)3 避難にあたっては、指定された避難場所への避難がかえって危険な場合には、少しでも崖や沢から離れた建物や、少しでも浸水しにくい高い
場所に移動するなど、自らの判断でその時点で最善の安全確保行動をとることが重要です。
 土砂災害や洪水等からの自主的な避難の判断に役立てていただくために、危険度が高まったときに
メールやスマホアプリでお知らせするプッシュ型の通知サービス(注記)1を実施しています。
 この通知は市町村からの避難指示等よりも先に届く場合があります。このため、通知を受信したとき
には、市町村からの避難指示等を確認するとともに、避難指示等が発令されていなくても、
市町村内のどこで危険度が高まっているかを「キキクル(危険度分布)」の地図や河川の水位情報等
で確認することで、自主的な避難の判断(注記)2・3に活用いただけます。
気象庁 民間事業者
サービス実施に必要な
データを民間事業者に提供
A市では、
警戒レベル4
相当に上昇17

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