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【参考資料2】
令和4年度
ユニットロード貨物流動調査
調査概要
国土交通省港湾局
本資料は、2023(令和5)年3月時点において、調査結果を速報としてとりまとめた
ものです。調査の詳細な結果・確定数値は改めて公表します。
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目 次
1.調査の目的・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
2.調査の沿革・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
3.調査の根拠法令・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
4.調査の対象・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
5.抽出方法及び調査内容・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
6.調査票・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
7.調査の時期・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
8.調査の方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
9.結果の概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
10.集計結果・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
(1)内航コンテナ船・RORO船の貨物流動実態・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
(2)内航自動車航送船(フェリー)の貨物流動実態・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15
(3)外航RORO船・自動車航送船(フェリー)の貨物流動実態・・・・・・・・ 19
(4)過去の調査との比較分析・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 26
(参考1)調査票・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 30
(参考2)月間値の推計手法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 35
(参考3)品類・品目分類表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 38
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1.調査の目的
本調査は、
「内航コンテナ船・内航RORO船・内航自動車航送船」及び「外航RORO
船・外航自動車航送船」の貨物流動の量的・質的な動向を把握するため、統計法に基づく
一般統計調査として実施するものである。
また、ユニットロード貨物流動調査の実施・集計を行うとともに、ユニットロード貨物の
海陸一貫の流動実態を踏まえ、各種政策に反映するため、調査結果をもとに内貿及び輸出
入における品目毎のユニットロード貨物の動向解析、2次統計の整備等を行うことを目的
とする。
2.調査の沿革
本調査は、
「内貿ユニットロード貨物流動調査」として昭和 60 年度、平成元年度、5年
度、12 年度に実施しており、平成 19 年度以降は、5年周期で実施。平成 24 年度より、外
貿ユニットロード貨物流動調査が新たに追加され、調査の名称を「内外貿ユニットロード
貨物流動調査」に変更し、令和4年度では「ユニットロード貨物流動調査」の名称で実施
している。
3.調査の根拠法令
統計法第 19 条第1項に基づく一般統計調査として実施
4.調査の対象
ア.内貿ユニットロード貨物流動調査
1 内航コンテナ船・RORO船貨物流動調査
不特定荷主を集荷対象とした内航コンテナ船・RORO船による内航定期航路
を運航する船舶運航事業者
2 内航自動車航送船利用動向調査
不特定荷主を集荷対象とした内航定期航路を運航する自動車航送船に乗船した
車両(貨物運搬車両に限る。)のドライバー。対象航路は、発港、着港の双方が
本州、北海道、四国、九州、沖縄本島(いずれも離島を除く)に所在する航路
(発港、着港が同一県内の航路など一部の航路を除く)
イ.外貿ユニットロード貨物流動調査
3 外航RORO船・自動車航送船貨物流動調査
不特定荷主を集荷対象とした外航RORO船・自動車航送船による外航定期航
路を運航する船舶運航事業者。対象航路は、日本と対岸諸国(中国、韓国、台
湾、極東ロシア)を結ぶ航路
(船舶運航事業者が貨物の陸上流動に関する情報を有していない場合は、二次調
査先として記入された海運貨物取扱業者(フォワーダー))
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5.抽出方法及び調査内容
6.調査票
巻末参考資料のとおり。
7.調査の時期
ア.内貿ユニットロード貨物流動調査
1 内航コンテナ船・RORO船貨物流動調査
令和4年11月1日から11月30日までの1ヶ月間のうちの任意の4航海
2 内航自動車航送船利用動向調査
令和4年11月1日から11月30日までの1ヶ月間のうちの任意の2日間
イ.外貿ユニットロード貨物流動調査
3 外航RORO船・自動車航送船貨物流動調査
令和4年11月1日から11月30日までの1ヶ月間のうちの任意の4航海
調査対象者 調査内容・調査期間
内航コンテナ船・RORO船の運
航事業者
・令和4年11月1ヶ月間の任意の4航海を対
象として、調査対象貨物の輸送形態、貨物
の出発地から到着地までの輸送の流れ
(内陸輸送を含む)、貨物の内容等を把握
する。
内航自動車航送船(離島航路を
除く)を利用する調査対象車両の
運転手
・令和4年11月1ヶ月間の任意の2日間を対
象として、調査対象車両の特性、積載して
いる貨物の出発地から到着地までの流
動、貨物の内容等を把握する。
外航RORO船・自動車航送船の
運航事業者
・令和4年11月1ヶ月間の任意の4航海を対
象として、調査対象貨物の輸送形態、貨物
の出発地から到着地までの輸送の流れ
(国内の内陸輸送を含む)、貨物の内容等
を把握する。
2次調査
外航RORO船・自動車航送船を
利用するフォワーダー(貨物利用
運送事業者)等
・外航RORO船・自動車航送船の運航事業
者が把握していない調査項目について、
フォワーダー等に対する補足調査により把
握する。
調査名
貨 物 流 動 調 査 (政府統計)
1内航コンテナ船・RORO
船貨物流動調査
2内航自動車航送船利用
動向調査
3外航RORO船・自動車
航送船貨物流動調査
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8.調査の方法
ア 内貿ユニットロード貨物流動調査
1 内航コンテナ船・RORO船貨物流動調査
船舶運航事業者に調査票を配布、記入いただいて回収
2 内航自動車航送船利用動向調査
自動車航送船運航事業者経由で自動車航送船に乗船したドライバーに調査票
を配布、記入いただいて回収
また、専用の回答アプリを作成し、スマートフォンによるWeb回答にも対応
イ 外貿ユニットロード貨物流動調査
3 外航RORO船・自動車航送船貨物流動調査
船舶運航事業者に調査票を配布、記入いただいて回収
2次調査については、海運貨物取扱業者(フォワーダー)に調査票を配布、
記入いただいて回収
9.結果の概要
今回調査の調査別回収結果は、以下に示すとおりである。
表-1 調査別の回収結果
注)以下、
「10.集計結果」に示すデータは、令和4年 11 月に実施した調査結果から、
11 月の1か月分の数値に拡大推計したものである。
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10.集計結果
(1)内航コンテナ船・RORO船の貨物流動実態
1)船種別貨物輸送量,コンテナ輸送個数
令和4年 11 月1ヶ月間の内航コンテナ船とRORO船による貨物輸送量は 4,040 千ト
ンである。うち、コンテナ船の輸送量は全体の 14.0%、RORO船の輸送量は 86.0%で
ある。また、輸送機器別では、商品車(中古車を含む)が全体の 50.8%を占め、以下、ト
レーラ等の車両による輸送貨物(30.2%)
、コンテナ貨物(19.0%)
、の順に輸送量が多
い。
コンテナ船とRORO船による月間コンテナ輸送個数は、99.3 千 TEU である。このう
ち、実入りコンテナは 64.0 千 TEU、空コンテナは 35.3 千 TEU であり、全体の 64.4%が
実入りコンテナである。船種別にみると、コンテナ船による輸送が 79.4%を占める。
RORO船による月間車両輸送台数は 340 千台であり、内訳をみると商品車が 258 千
台、トレーラは 79 千台(うち実車 69 千台、空車 10 千台)で、トラックはわずかに 2.0
千台である。
図-1 内航コンテナ船・RORO船の船種別貨物輸送量・コンテナ輸送個数
【輸送量】
【コンテナ輸送個数】204564
1,220 2,051
0 1,000 2,000 3,000 4,000
RORO船
コンテナ船
(千トン)
コンテナ 車両 商品車その他15.648.44.830.5
0 20 40 60 80 100
RORO船
コンテナ船
(千TEU)5643,47678.920.4
実入り 空コン
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表-2 内航コンテナ船・RORO船における貨物・コンテナ・車両の輸送量
トン 構成比 トン 構成比 トン 構成比
直積み 564,319 100.0% 66,856 1.9% 631,175 15.6%
オンシャーシ 137,409 4.0% 137,409 3.4%
計 564,319 100.0% 204,265 5.9% 768,584 19.0%
トラック 15,692 0.5% 15,692 0.4%
トレーラ 1,204,576 34.7% 1,204,576 29.8%
計 1,220,268 35.1% 1,220,268 30.2%
商品車 2,028,969 58.4% 2,028,969 50.2%
重機・建機 16,432 0.5% 16,432 0.4%
パレット貨物直積み
その他 5,684 0.2% 5,684 0.1%
計 2,051,085 59.0% 2,051,085 50.8%
564,319 100.0% 3,475,618 100.0% 4,039,937 100.0%
- 14.0% - 86.0% - 100.0%
個数 構成比 個数 構成比 個数 構成比
実入り 29,353 60.8% 5,950 24.3% 35,303 48.5%
空コン 18,901 39.2% 2,450 10.0% 21,352 29.3%
計 48,255 100.0% 8,400 34.2% 56,654 77.8%
実入り 13,233 53.9% 13,233 18.2%
空コン 2,897 11.8% 2,897 4.0%
計 16,130 65.8% 16,130 22.2%
実入り 29,353 60.8% 19,183 78.2% 48,536 66.7%
空コン 18,901 39.2% 5,347 21.8% 24,249 33.3%
計 48,255 100.0% 24,530 100.0% 72,785 100.0%
(船種構成比) - 66.3% - 33.7% - 100.0%
実入り 48,370 61.3% 4,896 24.0% 53,266 53.7%
空コン 30,507 38.7% 2,440 12.0% 32,947 33.2%
計 78,877 100.0% 7,337 36.0% 86,214 86.8%
実入り 10,709 52.5% 10,709 10.8%
空コン 2,360 11.6% 2,360 2.4%
計 13,069 64.0% 13,069 13.2%
実入り 48,370 61.3% 15,605 76.5% 63,975 64.4%
空コン 30,507 38.7% 4,801 23.5% 35,307 35.6%
計 78,877 100.0% 20,406 100.0% 99,283 100.0%
(船種構成比) - 79.4% - 20.6% - 100.0%
台数 構成比 台数 構成比 台数 構成比
実 車 - 1,831 0.5% 1,831 0.5%
空 車 - 197 0.1% 197 0.1%
計 - 2,028 0.6% 2,028 0.6%
実 車 - 69,078 20.3% 69,078 20.3%
空 車 - 9,597 2.8% 9,597 2.8%
計 - 78,674 23.1% 78,674 23.1%
実 車 - 70,909 20.9% 70,909 20.9%
空 車 - 9,794 2.9% 9,794 2.9%
計 - 80,702 23.7% 80,702 23.7%
- 257,546 75.8% 257,546 75.8%
1,743 0.5% 1,743 0.5%
- 339,991 100.0% 339,991 100.0%
- 0.0% - 100.0% - 100.0%
合 計
(船種構成比)
商 品 車
重機・建機輸送台数
トラック
トレーラ
車両計
合 計
車両台数
コンテナ船 RORO船 合 計TEU換算個数直積み
オン
シャーシ輸送個数
直積み
オン
シャーシ
合 計
コンテナ個数
コンテナ船 RORO船 合 計
合 計
(船種構成比)
車両
その他月間輸送トン数コンテナ
輸 送 量
コンテナ船 RORO船 合 計
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2)港湾別輸送量
港湾別にみると、輸送量が最も多いのは名古屋港の 1,255 千トンであり、以下、苫小牧
港(787 千トン)
、仙台塩釜港(671 千トン)
、東京港(648 千トン)
、横浜港(402 千トン)の順と
なっている。
船種別にみると、コンテナ船の輸送量が最も多いのは、神戸港の 266 千トンである。以
下、横浜港(152 千トン)
、東京港(95 千トン)
、仙台塩釜港(79 千トン)
、博多港(66 千トン)
の順であり、これら上位5港で全体の 58.3%を占めている。
RORO船貨物では、
名古屋港が 1,236 千トンで最も多く、
以下、
苫小牧港
(744 千トン)、仙台塩釜港(592 千トン)
、東京港(554 千トン)
、北九州港(356 千トン)の順であり、これら
上位5港の占める割合は 50.1%である。
表-3 内航コンテナ船・RORO船貨物の港湾別輸送量
輸送量 構成比 輸送量 構成比 輸送量 構成比
名 古 屋 港 19,552 1.7% 1,235,946 17.8% 1,255,498 15.5%
苫 小 牧 港 43,108 3.8% 744,273 10.7% 787,381 9.7%
仙 台 塩 釜 港 79,161 7.0% 591,756 8.5% 670,917 8.3%
東 京 港 94,586 8.4% 553,883 8.0% 648,469 8.0%
横 浜 港 151,707 13.4% 250,179 3.6% 401,886 5.0%
北 九 州 港 37,620 3.3% 355,516 5.1% 393,135 4.9%
千 葉 港 19,405 1.7% 348,521 5.0% 367,926 4.6%
神 戸 港 266,154 23.6% 85,050 1.2% 351,204 4.3%
茨 城 港 9,513 0.8% 312,815 4.5% 322,327 4.0%
那 覇 港 32,879 2.9% 279,511 4.0% 312,389 3.9%
博 多 港 66,275 5.9% 169,540 2.4% 235,815 2.9%
三 河 港 1,603 0.1% 221,039 3.2% 222,642 2.8%
中 津 港 190,538 2.7% 190,538 2.4%
大 阪 港 11,044 1.0% 175,033 2.5% 186,077 2.3%
釧 路 港 176,330 2.5% 176,330 2.2%
水 島 港 20,333 1.8% 130,348 1.9% 150,681 1.9%
敦 賀 港 5,892 0.5% 117,279 1.7% 123,171 1.5%
川 崎 港 2,101 0.2% 118,298 1.7% 120,399 1.5%
苅 田 港 112,419 1.6% 112,419 1.4%
堺 泉 北 港 1,683 0.1% 98,946 1.4% 100,629 1.2%
清 水 港 47,252 4.2% 52,626 0.8% 99,878 1.2%
横 須 賀 港 99,343 1.4% 99,343 1.2%
広 島 港 29,269 2.6% 66,513 1.0% 95,782 1.2%
三 島 川 之 江 港 14,248 1.3% 76,093 1.1% 90,341 1.1%
八 戸 港 10,243 0.9% 57,133 0.8% 67,377 0.8%
大 分 港 11,354 1.0% 51,066 0.7% 62,420 0.8%
尼崎西宮芦屋港 47,205 0.7% 47,205 0.6%
志 布 志 港 16,229 1.4% 30,236 0.4% 46,465 0.6%
鹿 児 島 港 41,976 0.6% 41,976 0.5%
宇 野 港 34,688 0.5% 34,688 0.4%
そ の 他 港 137,426 12.2% 127,141 1.8% 264,567 3.3%
合 計 1,128,638 100.0% 6,951,236 100.0% 8,079,874 100.0%
注)輸送量の多い上位30港
コンテナ船 RORO船 合 計
港 湾
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図-2 内航コンテナ船・RORO船貨物の船種別港湾別取扱量
トン % トン % トン %
1 名 古 屋 港 19,552 2% 1,235,946 18% 1,255,498 16%
2 苫 小 牧 港 43,108 4% 744,273 11% 787,381 10%
3 仙 台 塩 釜 港 79,161 7% 591,756 9% 670,917 8%
4 東 京 港 94,586 8% 553,883 8% 648,469 8%
5 横 浜 港 151,707 13% 250,179 4% 401,886 5%
6 北 九 州 港 37,620 3% 355,516 5% 393,135 5%
7 千 葉 港 19,405 2% 348,521 5% 367,926 5%
8 神 戸 港 266,154 24% 85,050 1% 351,204 4%
9 茨 城 港 9,513 1% 312,815 5% 322,327 4%
10 那 覇 港 32,879 3% 279,511 4% 312,389 4%
374,952 33% 2,193,787 32% 2,568,740 32%
1,128,638 100% 6,951,236 100% 8,079,874 100%
コンテナ船 RORO船 合計順位
その他
総 計
港 湾
釧路
八戸
釜石
大船渡
仙台塩釜
小名浜
茨城
鹿島
千葉
川崎
横浜
横須賀
苫小牧
函館
東京
名古屋
清水
御前崎
三河
新潟
敦賀
衣浦
四日市
舞鶴
大阪
堺泉北
神戸
北九州境博多
苅田
中津
大分
細島
宮崎
油津
志布志
鹿児島
川内
八代
長崎
伊万里
那覇
平良
石垣
厳原
芦辺
名瀬
亀徳
喜界島
秋田
拡大図
姫路
徳島小松島高松坂出
三島川之江新居浜今治松山福山広島岩国徳山下松三田尻中関宇部大竹
水島
宇野
1,200 千トン
600 千トン
200 千トン
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3)航路別輸送量
航路別輸送量をみると、名古屋港-仙台塩釜港が 316 千トンで最も多く、次いで多いの
は茨城港-苫小牧港であり、
この上位2航路は 200 千トン以上の輸送量がある。
このほか、
名古屋港-苫小牧港、名古屋港-北九州港、東京港-苫小牧港、横浜港-名古屋港、横
浜港-仙台塩釜港、名古屋港-中津港、東京港-博多港の各航路も、100 千トン以上の輸
送量がある。
船種別にみると、コンテナ船では横浜港-苫小牧港が最も多く、以下、東京港-仙台
塩釜港、神戸港-博多港、横浜港-仙台塩釜港の順である。RORO船では、名古屋港
-仙台塩釜港、茨城港-苫小牧港、名古屋港-苫小牧港、名古屋港-北九州港、東京港
-苫小牧港の順に輸送量が多く、この上位5航路はコンテナ船とRORO船の合計輸送
量と同じである。
図-3 内航コンテナ船・RORO船貨物の航路別輸送量
注)コンテナ船・RORO船合計輸送量の上位20航路58586569727786879095100103127128129131176184
0 100 200 300 400
千葉港〜三島川之江港
三河港〜水島港
仙台塩釜港〜苫小牧港
千葉港〜堺泉北港
東京港〜苅田港
東京港〜那覇港
大阪港〜那覇港
敦賀港〜苫小牧港
三河港〜北九州港
名古屋港〜千葉港
茨城港〜釧路港
東京港〜博多港
名古屋港〜中津港
横浜港〜仙台塩釜港
横浜港〜名古屋港
東京港〜苫小牧港
名古屋港〜北九州港
名古屋港〜苫小牧港
茨城港〜苫小牧港
名古屋港〜仙台塩釜港
(千トン)
コンテナ船
RORO船316213
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4)品目別輸送量
輸送貨物の品目構成を品類別でみると、コンテナ船輸送貨物では86.4%(488千トン)が
品目不明である。品類が明らかな貨物では、特殊品(35千トン:6.1%)
、化学工業品(23
千トン:4.0%)の順に貨物量が多くなっている。品目別では取合せ品、その他化学工業品
などが上位を占めている。
RORO船貨物では、金属機械工業品が 2,321 千トンで全体の 66.8%を占めている。以
下、軽工業品(502 千トン:14.4%)
、特殊品(247 千トン:7.1%)の順に輸送量が多く、こ
れら3品類で全体の 88.3%を占めている。品目別では、完成自動車が 1,879 千トンで全体
の 54.1%を占めており、このほか製造食品。中古自動車、紙・パルプなどが上位を占め
ている。
図-4 内航コンテナ船・RORO船貨物の船種別品類構成比3.2%3.5%0.9%57.5%
66.8%0.7%3.7%3.7%4.0%
12.6%
14.4%1.0%2.4%2.7%7.0%7.1%6.1%1.5%1.7%0.5%12.1%
86.4%
0% 20% 40% 60% 80% 100%
合 計
(4,040千トン)
RORO船
(3,476千トン)
コンテナ船
(564千トン)
農水産品 金属機械工業品 化学工業品 軽工業品
雑工業品 特殊品 その他 不明
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図-5 内航コンテナ船・RORO船貨物の品目別輸送量-上位 20 品目-
【コンテナ船】
【RORO船】
注)・品目不明を除く
・その他化学工業品(染料・塗料・合成樹脂・その他化学工業品)0.30.30.50.50.50.50.60.60.61.11.31.51.51.82.02.03.84.018.931.8
0 10 20 30 40 50麦金属製品
豆類
その他畜産品
樹脂類
ゴム製品
製材
糸及び紡績半製品
金属くず
その他日用品
鋼材
その他雑穀
非金属鉱物
自動車部品
輸送用容器
野菜・果物
化学薬品
紙・パルプ
その他化学工業品
取合せ品
(千トン)1920212331373743485467686976961071731761861,879
0 400 800 1,200 1,600 2,000
分類不能のもの水重機・建機
動植物性製造飼肥料
製材
砂糖
金属製品
再利用資材
その他日用品
輸送用容器
野菜・果物
鋼材
その他化学工業品
飲料
自動車部品
取合せ品
紙・パルプ
中古自動車
製造食品
完成自動車
(千トン)
- 11 -
5)地域間流動量
貨物の地域間流動量を船種別にみると、コンテナ船貨物では外国を発着地とするフィ
ーダー貨物の比率が高く、全体の 85.6%(輸出 42.5%、輸入 43.1%)を占める。国内
流動貨物に限定すると、九州〜沖縄、関東〜中国、関東〜中部、関東〜北海道、中国〜
北陸の順に流動量が多くなっている。
RORO船貨物では、関東〜北海道、中部〜九州、中部〜東北の流動量が 30 万トンを超
えており、主に自動車産業の集積地域を発着地とする流動量が上位を占めるという特徴
がうかがえる。このほか、関東〜九州、関東〜中部、中部〜北海道で 20 万トン以上の流動
量がある。
表-4 内航コンテナ船・RORO船貨物の地域間流動量
(単位:トン)
構成比 構成比
1 九 州〜沖 縄 25,179 4.5% 関 東〜北海道 475,988 13.7%
2 関 東〜中 国 15,561 2.8% 中 部〜九 州 475,808 13.7%
3 関 東〜中 部 8,910 1.6% 中 部〜東 北 373,439 10.7%
4 関 東〜北海道 5,813 1.0% 関 東〜九 州 285,867 8.2%
5 中 国〜北 陸 5,137 0.9% 関 東〜中 部 276,599 8.0%
6 近 畿〜沖 縄 4,929 0.9% 中 部〜北海道 220,968 6.4%
7 関 東〜近 畿 4,421 0.8% 関 東〜近 畿 169,343 4.9%
8 四 国〜沖 縄 2,771 0.5% 関 東〜東 北 136,143 3.9%
9 近 畿〜中 国 2,636 0.5% 中 部〜中 国 121,144 3.5%
10 近 畿〜九 州 1,854 0.3% 東 北〜北海道 93,909 2.7%
11 関 東〜九 州 1,174 0.2% 関 東〜中 国 93,304 2.7%
12 中 部〜近 畿 886 0.2% 近 畿〜沖 縄 83,185 2.4%
13 中 部〜中 国 851 0.2% 近 畿〜北海道 77,544 2.2%
14 関 東〜東 北 694 0.1% 関 東〜沖 縄 75,587 2.2%
15 中 国〜中 国 434 0.1% 近 畿〜九 州 73,578 2.1%
16 中 国〜東 北 134 0.0% 関 東〜四 国 57,034 1.6%
17 九 州〜沖 縄 55,909 1.6%
18 中 部〜沖 縄 43,225 1.2%
19 東 北〜九 州 29,491 0.8%
20 関 東〜関 東 26,626 0.8%
内航フィーダー(輸出) 239,871 42.5% 内航フィーダー(輸出) - -
内航フィーダー(輸入) 243,065 43.1% 内航フィーダー(輸入) - -
その他地域間流動 - - その他地域間流動 199,379 5.7%
発地又は着地不明 - - 発地又は着地不明 31,547 0.9%
合 計 564,319 100.0% 合 計 3,475,618 100.0%
RORO船
輸送量
その他
順位 地域間
コンテナ船
輸送量
地域間
- 12 -
6)コンテナの種類と規格
内航コンテナ船、RORO船で輸送されるコンテナの種類をみると、コンテナの輸送
個数 99,283TEU(空コンを含む)のうち、内貿貨物のドライコンテナが 22.0%を占めて
いる。また、内航フィーダーのドライコンテナは 65.7%であり、この両者で 90%弱を占
める。一方、リーファコンテナのコンテナ輸送個数に占める割合は、9.8%である。
図-6 コンテナ種類別コンテナ貨物量構成比
コンテナの規格(サイズ)をみると、内貿貨物(空コンを含む)では20フィートコン
テナが最も多く全体の53.9%を占め、次いで12フィートコンテナ(31.5%)が多いのに
対し、内航フィーダー貨物では、40フィートコンテナが最も多く全体の73.5%を占め、
20フィートコンテナは26.5%である。
図-7 コンテナの規格別実個数割合
(実個数:実入り+空コン)3.8%8.8%
13.8%
31.5%
38.5%
26.5%
53.9%0.0%43.8%
73.5%5.8%0% 20% 40% 60% 80% 100%
合 計
(72.8千個)
内航フィーダー貨物
(40.9千個)
内貿コンテナ貨物
(31.9千個)
10フィート 12フィート 20フィート 24フィート 40フィート その他
27.8%
17.5%
24.5%
22.0%6.1%3.3%5.6%4.8%2.6%0.4% 1.9%1.4%56.6%
72.3%
62.1%
65.7%6.5%3.7%5.6%5.0%0.4%2.9%0.3%1.2%
0% 20% 40% 60% 80% 100%
コンテナ貨物量
(768,584トン)
空コンテナ
(35,307TEU)
実入りコンテナ
(63,975TEU)
コンテナ個数(計)
(99,283TEU)
内貿ドライ 内貿リーファ 内貿その他
フィーダードライ フィーダーリーファ フィーダーその他
- 13 -
7)国際フィーダーコンテナ輸送量
本調査では、貨物の発地あるいは着地が外国であるコンテナ貨物のうち、国際戦略港
湾と国内各港を結ぶ内航フィーダー貨物を国際フィーダー貨物としている。
内航コンテナ船、RORO船で輸送されるコンテナ貨物のうち、国際フィーダー貨物
の輸送量は 473 千トンで、コンテナ貨物輸送量全体の 61.5%を占めており、コンテナ船輸
送貨物に限定すると 83.8%となる。
航路別にみると、国際フィーダー貨物の輸送量は東京港-仙台塩釜港、横浜港-苫小
牧港、神戸港-博多港の順に多く、上位 10 航路で国際フィーダー貨物の輸送量全体の
62.1%を占めている。
図-8 コンテナ貨物輸送における国際フィーダー輸送の割合
表-5 航路別にみた国際フィーダー輸送量(上位10航路)
国際フィーダー貨物輸送量(トンベース)を中継港湾(国際戦略港湾)別にみると、輸出
では神戸港(52.5%)
、横浜港(23.6%)
、東京港(22.0%)の3港で全体の 98.1%を
占めている。京浜港と阪神港別では、京浜港が 45.6%、阪神港が 54.4%となる。輸入
も、神戸港(46.0%)
、横浜港(37.8%)
、東京港(15.5%)の3港でほぼ 100%であ
り、京浜港と阪神港別では、京浜港が 53.3%、阪神港が 46.7%となる。
(単位:トン)
順位 航路 合計 輸出 輸入
472,862 230,932 241,930
1 東京港〜仙台塩釜港 42,556 17,983 24,573
2 横浜港〜苫小牧港 40,925 13,114 27,811
3 神戸港〜博多港 40,874 11,427 29,447
4 横浜港〜仙台塩釜港 36,369 17,262 19,107
5 神戸港〜広島港 27,970 18,738 9,232
6 神戸港〜北九州港 27,255 13,097 14,158
7 東京港〜清水港 23,821 22,760 1,061
8 横浜港〜神戸港 19,065 2,145 16,920
9 横浜港〜清水港 17,991 8,476 9,515
10 横浜港〜名古屋港 16,598 7,095 9,502
179,439 98,836 80,603
合 計
その他の航路
37.2%
100.0%
14.4%
61.5%
83.8%1.3%1.8%
0% 20% 40% 60% 80% 100%
合 計
(769千トン)
RORO船
(204千トン)
コンテナ船
(564千トン)
内貿貨物 国際フィーダー貨物 他の'内航フィーダー貨物
- 14 -
表-6 国際フィーダー貨物の中継港湾・フィーダー港湾別輸送量
港湾名 TEU 構成比 トン数 構成比 港湾名 TEU 構成比 トン数 構成比
東京港 3,078 13.8% 50,698 22.0% 苫小牧港 998 4.5% 13,114 5.7%
横浜港 5,476 24.6% 54,603 23.6% 八戸港 312 1.4% 4,249 1.8%
神戸港 13,464 60.5% 121,154 52.5% 大船渡港 108 0.5% 2,160 0.9%
大阪港 254 1.1% 4,476 1.9% 仙台塩釜港 2,832 12.7% 35,245 15.3%
合計 22,271 100.0% 230,932 100.0% 鹿島港 79 0.4% 1,252 0.5%
茨城港 57 0.3% 596 0.3%
清水港 2,420 10.9% 31,236 13.5%
名古屋港 708 3.2% 7,095 3.1%
舞鶴港 29 0.1% 621 0.3%
神戸港 874 3.9% 8,625 3.7%
姫路港 152 0.7% 1,856 0.8%
境港 127 0.6% 1,572 0.7%
水島港 793 3.6% 10,446 4.5%
広島港 4,013 18.0% 19,088 8.3%
大竹港 351 1.6% 4,739 2.1%
徳山下松港 640 2.9% 11,690 5.1%
岩国港 73 0.3% 1,046 0.5%
三田尻中関港 1,766 7.9% 7,116 3.1%
宇部港 198 0.9% 3,189 1.4%
松山港 276 1.2% 2,751 1.2%
新居浜港 474 2.1% 8,209 3.6%
今治港 102 0.5% 1,269 0.5%
三島川之江港 761 3.4% 8,223 3.6%
北九州港 1,151 5.2% 13,097 5.7%
博多港 1,510 6.8% 12,612 5.5%
伊万里港 98 0.4% 1,294 0.6%
大分港 519 2.3% 8,356 3.6%
細島港 141 0.6% 2,240 1.0%
油津港 161 0.7% 1,972 0.9%
志布志港 315 1.4% 3,865 1.7%
その他港 234 1.1% 2,111 0.9%
合計 22,271 100.0% 230,932 100.0%
港湾名 TEU 構成比 トン数 構成比 港湾名 TEU 構成比 トン数 構成比
東京港 2,494 12.4% 37,567 15.5% 仙台塩釜港 2,834 14.1% 43,680 18.1%
横浜港 7,075 35.3% 91,372 37.8% 博多港 2,784 13.9% 32,638 13.5%
大阪港 125 0.6% 1,672 0.7% 苫小牧港 2,381 11.9% 27,811 11.5%
神戸港 10,349 51.6% 111,319 46.0% 神戸港 1,160 5.8% 16,643 6.9%
合計 20,043 100.0% 241,930 100.0% 北九州港 1,094 5.5% 14,528 6.0%
志布志港 775 3.9% 12,220 5.1%
清水港 788 3.9% 10,575 4.4%
名古屋港 643 3.2% 9,639 4.0%
広島港 1,510 7.5% 9,610 4.0%
茨城港 696 3.5% 8,917 3.7%
水島港 712 3.6% 8,068 3.3%
姫路港 584 2.9% 7,112 2.9%
八戸港 527 2.6% 5,714 2.4%
徳山下松港 267 1.3% 3,538 1.5%
三島川之江港 305 1.5% 3,254 1.3%
高松港 344 1.7% 3,037 1.3%
大分港 230 1.1% 2,997 1.2%
三田尻中関港 418 2.1% 2,758 1.1%
徳島小松島港 141 0.7% 2,355 1.0%
福山港 197 1.0% 1,984 0.8%
松山港 187 0.9% 1,815 0.8%
新居浜港 122 0.6% 1,666 0.7%
今治港 118 0.6% 1,339 0.6%
大阪港 161 0.8% 1,081 0.4%
大船渡港 48 0.2% 960 0.4%
境港 136 0.7% 816 0.3%
宇部港 41 0.2% 803 0.3%
細島港 40 0.2% 720 0.3%
三河港 130 0.6% 700 0.3%
長崎港 120 0.6% 646 0.3%
その他港 549 2.7% 4,303 1.8%
注)TEUは実入りコンテナのみ 合計 20,043 100.0% 241,930 100.0%
中 継 港 湾 フィーダー港湾
中 継 港 湾 フィーダー港湾
輸入
輸出
- 15 -
(2)内航自動車航送船(フェリー)の貨物流動実態
1)航送台数,貨物輸送量
令和4年11月の1ヶ月間の内航自動車航送船(フェリー)による車両航送台数は186千
台、貨物輸送量は2,036千トンである。うち、貨物車両における無人航送は、輸送台数で
48.4%、輸送量で58.3%を占めている。
表-7 内航フェリーによる航送台数および貨物輸送量
2)港湾別輸送量
港湾別輸送量では、苫小牧港が 579 千トンで最も多く、輸送量全体に占めるシェアは
14.2%である。以下、北九州港、神戸港、大阪港、東京港の順に多く、輸送量上位 10
港で全体の 63.7%を占める。
図-9 内航フェリー貨物の港湾別取扱量(上位10港)
台数 構成比 台数 構成比 台数 構成比 トン数 構成比
153,669 97.4% 28,493 100.0% 182,161 97.8% 1,987,166 97.6%
(うち無人航送) 70,959 46.2% 17,147 60.2% 88,107 48.4% 1,157,552 58.3%
3,952 2.5% - - 3,952 2.1% 26,975 1.3%
118 0.1% - - 118 0.1% 993 0.0%
157,739 100.0% 28,493 100.0% 186,232 100.0% 2,015,134 99.0%
(うち無人航送) 74,446 47.2% 17,147 60.2% 91,593 49.2% 1,181,272 58.6%
20,764 1.0%
2,035,897 100.0%
注)うち無人航送の構成比欄は無人航送率である。
輸送トン数
輸 送 台 数
貨 物 車 両
貨 物 量 合 計
コ ン テ ナ 直 積 み
車 両 合 計
合計
商 品 車
重 機 ・ 建 機
実車 空車 合計
苫 小 牧 港
北 九 州 港
神 戸 港
大 阪 港
東 京 港
茨 城 港
八 幡 浜 港
堺 泉 北 港
臼 杵 港
小 樽 港
注)移出・移入の合計輸送量の上位10港645547100112911211233442710100200300400500
移 出617786769211692151206308
0 100 200 300 400 500
千トン
移 入
- 16 -
3)航路別輸送量
航路別貨物輸送量(往路・復路計)をみると、茨城港-苫小牧港が最も多く、輸送量
全体の10.1%を占めている。以下、東京港-北九州港、堺泉北港-北九州港、八幡浜港
-臼杵港、
神戸港-北九州港の順であり、
輸送量の上位10航路で全体の59.4%を占める。
表-8 内航フェリー貨物の航路別輸送量
トン数 構成比 トン数 構成比
1 茨城港〜苫小牧港 204,851 10.1% 16 八幡浜港〜別府港 44,703 2.2%
2 東京港〜北九州港 149,211 7.3% 17 新潟港〜小樽港 44,492 2.2%
3 堺泉北港〜北九州港 133,490 6.6% 18 神戸港〜宮崎港 44,396 2.2%
4 八幡浜港〜臼杵港 131,499 6.5% 19 大阪港〜東予港 38,309 1.9%
5 神戸港〜北九州港 120,662 5.9% 20 横須賀港〜北九州港 38,216 1.9%
6 敦賀港〜苫小牧港 113,030 5.6% 21 新潟港〜苫小牧港 37,381 1.8%
7 八戸港〜苫小牧港 97,257 4.8% 22 名古屋港〜苫小牧港 29,187 1.4%
8 青森港〜函館港 96,337 4.7% 23 和歌山下津港〜徳島小松島港 28,118 1.4%
9 神戸港〜大分港 83,431 4.1% 24 三崎港〜佐賀関港 25,694 1.3%
10 大阪港〜北九州港 80,505 4.0% 25 名古屋港〜仙台塩釜港 21,260 1.0%
11 舞鶴港〜小樽港 80,026 3.9% 26 徳島小松島港〜北九州港 20,752 1.0%
12 仙台塩釜港〜苫小牧港 76,758 3.8% 27 神戸港〜高松港 20,709 1.0%
13 東京港〜徳島小松島港 58,546 2.9% 28 秋田港〜苫小牧港 20,235 1.0%
14 大阪港〜志布志港 48,675 2.4% 29 長洲港〜多比良港 18,322 0.9%
15 大阪港〜別府港 45,826 2.3% 30 鹿児島港〜那覇港 14,707 0.7%
69,317 3.4%
2,035,897 100.0%
その他の航路
合 計
順位 航路
輸送量(往復計)
順位 航路
輸送量(往復計)
- 17 -
4)品目別輸送量
内航フェリー輸送貨物の品類をみると、軽工業品が最も多く 453 千トンで全体の 22.2%
を占める。次いで多いのは金属機械工業品(16.8%)であり、以下、特殊品(16.5%)、農水産品(15.2%)の順である。
品目別にみると、製造食品が 214 千トンで最も多く、全体の 10.5%を占める。以下、取
合せ品(7.5%)
、その他日用品(6.6%)の順であり、輸送量上位 10 品目で全体の 57.4%
を占めている。内航コンテナ船・RORO船貨物と比較すると、輸送品目が多様化して
いる(コンテナ船・RORO船貨物は、上位5品目で 63.3%)。図-10 内航フェリー貨物の品類構成
図-11 内航フェリー貨物の品目別輸送量(上位 10 品目)6572829497126133134152214
0 50 100 150 200 250
輸送用容器
その他畜産品
飲料
金属製品
紙・パルプ
野菜・果物
その他日用品
取合せ品
製造食品
(千トン)
染料・塗料・合成樹脂
・その他化学工業品
農水産品
15.2% 林産品3.1%鉱産品0.5%金属機械工業品
16.8%
化学
工業品9.5%軽工業品
22.2%
雑工業品
10.6%
特殊品
16.5%
分類不能のもの2.4%品目不明3.1% - 18 -
5)地域間流動量
内航フェリー輸送貨物の地域間流動量をみると、近畿〜九州、関東〜北海道,関東〜九
州では流動量が 20 万トン以上である。また、四国〜九州、中部〜九州、東北〜北海道、近
畿〜北海道、中部〜北海道においても流動量が 10 万トン以上となっており、北海道、九州
と他の地域とを結ぶ流動が上位に位置している。
図-12 内航フェリー貨物の地域間流動量
近畿 ###
北海道
東北
北陸
関東
中国
中部#九州 四国
外国
沖縄
200,000トン〜
100,000トン〜200,000トン
20,000トン〜100,000トン
10,000トン〜 20,000トン
2,000トン〜 10,000トン
〜 2,000トン
北 海 道 北海道
東 北 青森県,岩手県,宮城県,秋田県,山形県,福島県
関 東 茨城県,栃木県,群馬県,埼玉県,千葉県,東京都,神奈川県
北 陸 新潟県,富山県,石川県,福井県
中 部 山梨県,長野県,岐阜県,静岡県,愛知県,三重県
近 畿 滋賀県,京都府,大阪府,兵庫県,奈良県,和歌山県
中 国 鳥取県,島根県,岡山県,広島県,山口県
四 国 徳島県,香川県,愛媛県,高知県
九 州 福岡県,佐賀県,長崎県,熊本県,大分県,宮崎県,鹿児島県
沖 縄 沖縄県
外 国 外国
- 19 -
(3)外航RORO船・自動車航送船(フェリー)の貨物流動実態
1)輸送トン数,コンテナ輸送個数
令和4年11月の1ヶ月間の外航RORO船、自動車航送船(フェリー)による貨物輸
送量は199.8千トン(輸出:84.8千トン、輸入:115.0千トン)であり、うちフェリーによる輸
送量が全体の76.7%を占める。
輸送機器別にみると、輸出ではコンテナ貨物が53.5千トン(RORO船19.4千トン、フェ
リー34.1千トン)で最も輸送量が多く、以下、貨物車両(トラック・トレーラ)
(21.5千トン)、パレット貨物直積み(4.6千トン)
、重機・建機(3.6千トン)の順である。輸入では、コ
ンテナ貨物が97.3千トン(RORO船19.5千トン、フェリー77.8千トン)で全体の84.6%を占
める。
外航RORO船とフェリーによるコンテナ輸送個数(TEU ベース)は 16.8 千 TEU(輸出:
8.7 千 TEU、輸入:8.1 千 TEU)である。うち実入りコンテナは 13.1 千 TEU(輸出 5.1 千
TEU、輸入 8.0 千 TEU)である。実入りコンテナについて船種別にみると、フェリー輸送
が 9.6 千 TEU(輸出:4.0 千 TEU、輸入 5.6 千 TEU)で 73.3%を占める。
図-13 外航RORO船・自動車航送船貨物の船種別輸送機器別輸送量
図-14 外航RORO船・自動車航送船における船種別実空別コンテナ輸送個数
5,612
2,373
3,965
1,12146108
2,526
1,054
0 2,000 4,000 6,000 8,000
フェリー(輸入)
(5,659TEU)
RORO船(輸入)
(2,481TEU)
フェリー(輸出)
(6,491TEU)
RORO船(輸出)
(2,175TEU)
(TEU)
実入り 空コン77.819.534.119.413.419.5
1.9 1.53.62.61.44.40.50 20 40 60 80 100
フェリー(輸入)
(93.8千トン)
RORO船(輸入)
(21.2千トン)
フェリー(輸出)
(59.4千トン)
RORO船(輸出)
(25.4千トン)
(千トン)
コンテナ 車両 商品車 重機・建機 その他
- 20 -
表-9 外航RORO船・自動車航送船における貨物・コンテナ・車両の輸送量
(単位:トン)
RORO船 フェリー 合 計 構成比 RORO船 フェリー 合 計 構成比 RORO船 フェリー 合 計 構成比
直積み 9,314 18,767 28,082 33.1% 14,987 46,407 61,394 53.4% 24,301 65,175 89,476 44.8%
オンシャーシ 10,090 15,290 25,380 29.9% 4,509 31,431 35,940 31.3% 14,599 46,721 61,320 30.7%
計 19,405 34,057 53,462 63.0% 19,496 77,839 97,335 84.6% 38,901 111,896 150,796 75.5%
トラック 21 1,882 1,903 2.2% 38 6,876 6,914 6.0% 58 8,758 8,817 4.4%
トレーラ 1,929 17,628 19,556 23.1% 56 6,521 6,577 5.7% 1,984 24,149 26,133 13.1%
計 1,949 19,510 21,459 25.3% 94 13,397 13,491 11.7% 2,043 32,907 34,950 17.5%
商品車 32 1,470 1,502 1.8% 156 156 0.1% 188 1,470 1,657 0.8%
重機・建機 3,572 3,572 4.2% 25 25 0.0% 3,597 3,597 1.8%
パレット貨
物直積み
229 4,381 4,610 5.4% 1,422 2,562 3,984 3.5% 1,651 6,943 8,594 4.3%
その他 232 232 0.3% 232 232 0.1%
計 4,065 5,851 9,916 11.7% 1,602 2,562 4,164 3.6% 5,667 8,412 14,080 7.0%
25,419 59,418 84,837 100.0% 21,192 93,797 114,989 100.0% 46,611 153,215 199,826 100.0%
30.0% 70.0% 100.0% - 18.4% 81.6% 100.0% - 23.3% 76.7% 100.0% -
(単位:個,TEU)
RORO船 フェリー 合 計 構成比 RORO船 フェリー 合 計 構成比 RORO船 フェリー 合 計 構成比
実入り 786 2,283 3,069 35.4% 1,941 2,946 4,887 60.0% 2,728 5,228 7,956 47.3%
空コン 905 1,090 1,995 23.0% 73 3 76 0.9% 978 1,093 2,071 12.3%
計 1,692 3,372 5,064 58.4% 2,014 2,949 4,963 61.0% 3,706 6,321 10,027 59.7%
実入り 335 1,683 2,017 23.3% 431 2,667 3,098 38.1% 766 4,349 5,115 30.4%
空コン 148 1,436 1,584 18.3% 35 43 79 1.0% 184 1,479 1,663 9.9%
計 483 3,118 3,601 41.6% 467 2,710 3,176 39.0% 949 5,828 6,778 40.3%
実入り 1,121 3,965 5,086 58.7% 2,373 5,612 7,985 98.1% 3,494 9,578 13,071 77.8%
空コン 1,054 2,526 3,579 41.3% 108 46 155 1.9% 1,162 2,572 3,734 22.2%
計 2,175 6,491 8,665 100.0% 2,481 5,659 8,140 100.0% 4,655 12,150 16,805 100.0%
25.1% 74.9% 100.0% - 30.5% 69.5% 100.0% - 27.7% 72.3% 100.0% -
(単位:台)
RORO船 フェリー 合 計 構成比 RORO船 フェリー 合 計 構成比 RORO船 フェリー 合 計 構成比
実 車 3 379 382 18.0% 3 1,046 1,049 43.2% 6 1,425 1,431 31.5%
空 車 15 15 0.7% 98 98 4.0% 113 113 2.5%
計 3 394 397 18.7% 3 1,143 1,146 47.3% 6 1,537 1,544 33.9%
実 車 56 1,133 1,188 55.9% 5 660 665 27.4% 61 1,793 1,853 40.7%
空 車 51 68 119 5.6% 399 180 579 23.8% 450 248 697 15.3%
計 107 1,200 1,307 61.5% 403 840 1,243 51.2% 511 2,040 2,551 56.0%
実 車 59 1,512 1,571 73.9% 8 1,706 1,714 70.6% 67 3,217 3,284 72.2%
空 車 51 83 134 6.3% 399 278 676 27.9% 450 360 810 17.8%
計 110 1,594 1,705 80.2% 407 1,983 2,390 98.5% 517 3,577 4,094 90.0%
4 105 109 5.1% 35 35 1.5% 40 105 145 3.2%
311 311 14.6% 1 1 0.0% 312 312 6.9%
425 1,699 2,125 100.0% 443 1,983 2,426 100.0% 868 3,682 4,551 100.0%
20.0% 80.0% 100.0% - 18.3% 81.7% 100.0% - 19.1% 80.9% 100.0% -
合 計
(船種構成)
商 品 車
重機・建機輸送台数
トラック
トレーラ
車両計
車両台数
輸 出 輸 入 合 計
合 計
(船種構成)TEU換算個数直積み
オン
シャーシ
(船種構成)
コンテナ個数
輸 出 輸 入 合 計
その他
合 計月間輸送トン数コンテナ
車両
輸送量
輸 出 輸 入 合 計
- 21 -
2)港湾別輸送量
港湾別輸送量をみると、最も多いのは下関港で 71.8 千トン(輸出:35.3 千トン、輸入:
36.5 千トン)となっており、全体の 35.9%(輸出 41.6%、輸入 31.8%)を占めている。
次いで多いのは博多港の 47.6 千トン(輸出:18.8 千トン、輸入:28.8 千トン)であり、以
下、大阪港、神戸港、東京港の順である。
輸送機器別にみると、輸出ではほとんどの港湾でコンテナ貨物の比率が高いが、最も
輸送量が多い下関港では、車両貨物が 51.0%を占め、コンテナ貨物は 44.2%である。一
方、輸入では、すべての港湾でコンテナ貨物の比率が高くなっている。
図-15 外航RORO船・自動車航送船における貨物・コンテナ・車両の輸送量
表-10 外航RORO船・自動車航送船貨物の港湾別輸送機器別取扱量
コンテナ 車 両 商品車 その他 合 計 コンテナ 車 両 商品車 その他 合 計
東 京 港 836 11 336 1,183 5,318 1,080 6,397
金 沢 港 964 11 3,339 4,314 668 146 813
敦 賀 港 1,468 85 1,553 2,153 221 2,373
名 古 屋 港 2,357 11 42 2,410 1,208 1,208
大 阪 港 12,472 4,381 16,853 22,863 2,562 25,425
神 戸 港 3,223 3,223 9,704 9,704
下 関 港 15,589 17,988 1,470 232 35,279 28,845 7,525 156 36,526
博 多 港 15,446 3,364 18,810 22,832 5,966 28,797
鹿 児 島 港 132 132 99 99
那 覇 港 975 107 1,083 3,647 3,647
合 計 53,462 21,459 1,502 8,414 84,837 97,335 13,491 156 4,008 114,989
輸出量(トン) 輸入量(トン)
注)輸出・輸入合計輸送量の順0.12.41.61.14.31.23.216.918.835.301020304050
輸 出0.11.22.43.60.86.49.725.428.836.5
0 10 20 30 40 50
鹿 児 島港
名 古 屋港
敦 賀 港
那 覇 港
金 沢 港
東 京 港
神 戸 港
大 阪 港
博 多 港
下 関 港
千トン
輸 入
- 22 -
3)航路別取扱量
航路別にみると、輸出では下関港→釜山港、博多港→釜山港、大阪港→釜山港の順に
輸送量が多い。輸入では、釜山港→下関港、釜山港→博多港、釜山港→大阪港の順に輸
送量が多く、輸出入ともに韓国航路の貨物が上位に位置している。
図-16 外航RORO船・自動車航送船貨物の航路別輸送量
4)品目別輸送量
外航RORO船・自動車航送船貨物の輸送品目をみると、輸出ではその他産業機械
(16.5 千トン)
、電気機械(9.4 千トン)
、その他化学工業品(9.2 千トン)
、自動車部品(5.8
千トン)
、取合せ品(5.4 千トン)の順に輸送量が多く、この上位 5 品目で全体の 54.6%を
占めている。
輸入は、衣服・身廻品・はきもの(20.3 千トン)、野菜・果物(15.0 千トン)
、水産品(13.2 千
トン)、その他産業機械(10.0 千トン)
、自動車部品(7.0 千トン)の順に輸送量が多く、消費
財が上位を占めている。
【 輸 出 】 【 輸 入 】0.00.10.20.61.01.11.21.22.22.63.23.24.310.314.314.5
0 5 10 15 20 25 30
東京港→石島港
鹿児島港→高雄港
名古屋港→平澤港
敦賀港→釜山港
敦賀港→馬山港
那覇港→高雄港
東京港→釜山港
金沢港→釜山港
名古屋港→釜山港
大阪港→上海港
金沢港→馬山港
神戸港→上海港
博多港→高雄港
下関港→太倉港
大阪港→釜山港
博多港→釜山港
下関港→釜山港
コンテナ 車両 商品車他24.90.10.20.30.81.01.11.31.73.64.74.79.710.015.10 10 20 30 40
高雄港→鹿児島港
平澤港→名古屋港
平澤港→大阪港
釜山港→金沢港
釜山港→名古屋港
馬山港→敦賀港
釜山港→敦賀港
石島港→東京港
高雄港→那覇港
太倉港→下関港
釜山港→東京港
上海港→神戸港
上海港→大阪港
釜山港→大阪港
釜山港→博多港
釜山港→下関港
コンテナ 車両 商品車他31.9(千トン)
(千トン)28.8 - 23 -
図-17 外航RORO船・自動車航送船貨物の品目別輸出量・輸入量(上位 15 品目)
【輸 出】
【輸 入】1.11.51.61.61.73.63.74.04.14.55.45.89.29.416.50 5 10 15 20 25
ガラス類
完成自動車
その他輸送機械
ゴム製品
水産品
二輪自動車
重機・建機
非鉄金属
鋼材
分類不能のもの
取合せ品
自動車部品
その他化学工業品
電気機械
その他産業機械
(千トン)1.42.23.23.54.04.25.15.45.56.07.010.013.215.020.30 5 10 15 20 25
ガラス類
輸送用容器
動植物性製造飼肥料
分類不能のもの
金属製品
製造食品
その他化学工業品
電気機械
取合せ品
その他日用品
自動車部品
その他産業機械
水産品
野菜・果物
衣服・身回品・はきもの
(千トン)
注)・品目分類不明を除く
・その他化学工業品(染料・塗料・合成樹脂・その他化学工業品)
- 24 -
5)都道府県別発生量・集中量
外航RORO船・自動車航送船貨物の発生量(輸出)を都道府県別にみると、最も多
いのは山口県であり、
全体の 24.8%を占める。
次いで多いのは福岡県
(13.2%)
であり、
以下、山梨県(9.8%)
、大阪府(9.4%)の順である。集中量(輸入)も、最も多いのは
山口県であり、全体の 19.2%を占める。以下、福岡県(12.0%)
、大阪府(11.2%)
、東
京都(9.5%)の順に多く、輸出入ともに、外航RORO船・自動車航送船航路寄港港湾
が所在する県のウェイトが高くなっている。
図-18 外航RORO船・自動車航送船貨物の発・着都道府県構成
図-19 外航RORO船・自動車航送船貨物の発・着地域構成
【 輸 出 】 【 輸 入 】
東北
19トン 0.0%
関東
1,791トン 2.1% 北陸,
5,558, 6.6%
中部
15,827トン
18.7%
近畿
12,820トン
15.1%
中国
21,120トン
24.9%
九州
14,183トン
16.7%
沖縄県
1,083トン1.3%不明
12,435トン
14.7%
北海道
38トン 0.0%
東北
90,トン 0.1%
関東
15,518トン
13.5%
北陸
680トン 0.6%
中部
5,316トン4.6%近畿
22,133トン
19.2%
中国
24,043トン
20.9%
四国
711トン 0.6%
九州
14,142トン
12.3%
沖縄県
3,647トン3.2%不明
28,671トン
24.9%
【 輸 出 】 【 輸 入 】
山口県
22,130トン
19.2%
福岡県
13,793トン
12.0%
大阪府
12,848トン
11.2%
東京都,
9,482,8.2%兵庫県
5,582トン 4.9%
沖縄県
3,647トン3.2%その他県
18,835トン
16.4%
不明
28,671トン
24.9%
山口県
21,025トン
24.8%
福岡県
11,167
13.2%
山梨県
8,320トン9.8%大阪府,
8,003, 9.4%
石川県
4,166トン 4.9%
愛知県
3,909トン 4.6%
兵庫県
3,635トン 4.3%
その他県
12,176トン
14.4%
不明
12,435トン
14.7%
- 25 -
6)コンテナの種類と規格
外航RORO船・自動車航送船で輸送されるコンテナの種類をみると、コンテナの輸
送個数 16,805TEU
(空コンを含む)
のうち、
ドライコンテナが全体の 85.0%
(輸出:83.4%、
輸入:86.7%)である。
コンテナの規格(サイズ)をみると、輸出では 40 フィートコンテナが最も多く、全体
の 50.7%(実入り 52.0%、空 49.0%)を占め、20 フィートコンテナは 43.0%である。
輸入は 20 フィートコンテナが最も多く、全体の 52.3%(実入り 52.5%、空 40.6%)を
占め、40 フィートコンテナは 40.4%である。
表-11 コンテナ種類別コンテナ個数・コンテナ貨物輸送量
図-20 コンテナの規格別実個数割合0.9%0.5%6.4%5.7%
52.3%
43.0%
40.4%
50.7%
0% 20% 40% 60% 80% 100%
輸 入
(5,927個)
輸 出
(5,848個)
10フィート 12フィート 15フィート 20フィート 40フィート 45フィート
(実個数)
10フィート 12フィート 20フィート 40フィート 45フィート 合 計
実入り 1 224 1,410 1,771 3,406
空 30 110 1,107 1,196 2,442
計 31 334 2,517 2,966 5,848
実入り 52 372 3,058 2,339 5,821
空 10 43 53 106
計 52 382 3,100 2,392 5,927
輸出
輸入
TEU 構成比 TEU 構成比 TEU 構成比 トン 構成比
ドライコンテナ 4,174 82.1% 3,055 85.3% 7,229 83.4% 46,443 62.0%
冷蔵・冷凍コンテナ 861 16.9% 518 14.5% 1,379 15.9% 6,643 8.9%
そ の 他 51 1.0% 6 0.2% 58 0.7% 376 0.5%
計 5,086 100.0% 3,579 100.0% 8,665 100.0% 74,921 100.0%
ドライコンテナ 7,036 88.1% 21 13.4% 7,057 86.7% 83,722 75.5%
冷蔵・冷凍コンテナ 869 10.9% 95 61.6% 965 11.9% 12,687 11.4%
そ の 他 79 1.0% 39 24.9% 118 1.4% 926 0.8%
計 7,985 100.0% 155 100.0% 8,140 100.0% 110,825 100.0%
ドライコンテナ 11,210 85.8% 3,075 82.4% 14,286 85.0% 130,165 70.1%
冷蔵・冷凍コンテナ 1,730 13.2% 613 16.4% 2,344 13.9% 19,329 10.4%
そ の 他 131 1.0% 45 1.2% 176 1.0% 1,302 0.7%
計 13,071 100.0% 3,734 100.0% 16,805 100.0% 185,746 100.0%輸出輸入合計
コンテナ個数
コンテナ輸送量
実入り 空コン 合計
- 26 -
(4)過去の調査との比較分析
1)内航コンテナ船・RORO船輸送における比較
令和 4 年調査における内航コンテナ船・RORO船での輸送量は 4,040 千トンであり、
平成 29 年度調査(4,178 千トン)と比較すると、輸送量は 3.3%減少している。船種別に
みると、コンテナ船輸送量は 15.6%の減少、RORO船も 1.0%の減少である。一方、
令和4年度調査におけるRORO船のトラック・トレーラー輸送台数は 8.1 万台であり、
平成 29 年度調査(7.2 万台)と比較すると 12.5%の増加、平成 24 年度調査(4.4 万台)
と比較すると 85.1%の増加となっている。
図-21 内航コンテナ船・RORO船輸送量の変化
図-22 内航コンテナ船・RORO船貨物の輸送機器構成比の比較
図-23 RORO船のトラック・トレーラー輸送台数5.9%100.0%
10.5%
99.5%
35.1%0.0%30.5%
59.0%
59.0%0.5%0% 20% 40% 60% 80% 100%
RORO船(R4年)
(3,476千トン)
コンテナ船(R4年)
(564千トン)
RORO船(H29年)
(3,509千トン)
コンテナ船(H29年)
(669千トン)
コンテナ 車両 商品車その他
3,4765643,5096690 1,000 2,000 3,000 4,000
RORO船(R4年)
コンテナ船(R4年)
RORO船(H29年)
コンテナ船(H29年)
(千トン)
- 27 -
2)内航フェリー輸送における比較
令和 4 年度調査での内航自動車航送船の輸送量は 2,036 千トンであり、平成 29 年度調
査(2,225 千トン)と比較すると、輸送量は 8.5%減少している。また、貨物車両の輸送台
数は 18.2 万台であり、平成 29 年度調査(20.8 台)と比較すると 12.5%減少している。
なお、輸送距離 300km 以上の長距離フェリーにおける貨物車両の輸送台数は 11.7 万台
であり、平成 29 年度調査(12.4 万台)と比較すると微減となっているが、平成 24 年度
調査(11.5 万台)より増加している。
また、無人航送率(貨物車両が対象)は 48.4%であり、平成 29 年度調査(38.9%)
に対し約 10 ポイント上昇している。主な長距離フェリー航路別にみると、地域間によらず
上り・下りの無人航送率は同程度であり、北海道発着航路は8割程度以上で推移、近畿
〜九州航路は5割程度となっている。
図-24 内航フェリー輸送量の変化
図-25 長距離フェリー輸送台数の変化
図-26 内航フェリーにおける無人航送率の変化
2,036
2,225
0 1,000 2,000 3,000
輸送量(R4年)
輸送量(H29年)
(千トン)186210
0 100 200 300
輸送量(R4年)
輸送量(H29年)
(千台)
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図-27 主な長距離フェリー航路における無人航送率
3)国際フィーダー貨物輸送における比較
令和 4 年度調査における国際フィーダー貨物の輸送量は 473 千トン(輸出:231 千トン、
輸入:242 千トン)であり、平成 29 年度調査に比べ 11.1%輸送量が減少している。なお、
国際フィーダー貨物は、すべてコンテナ船による輸送である。
コンテナ船輸送量に占める国際フィーダー貨物の比率は、国内貨物が 33.4%の大幅減
となったことから 83.8%となり、平成 29 年度調査(79.5%)に比べ 4.3 ポイントの増加と
なった。
表-12 国際フィーダー貨物輸送の比較
(単位:トン)
計 国内貨物
国際
フィーダー貨物
国際
フィーダー率
コンテナ船 668,913 137,265 531,648 79.5%
RORO船 3,509,336 3,509,336 0 0.0%
計 4,178,249 3,646,602 531,648 12.7%
コンテナ船 564,319 91,457 472,862 83.8%
RORO船 3,475,618 3,475,618 0 0.0%
計 4,039,937 3,567,075 472,862 11.7%
コンテナ船 -15.6% -33.4% -11.1%
RORO船 -1.0% -1.0% -
計 -3.3% -2.2% -11.1%
注) 国内貨物には国際フィーダー貨物以外のフィーダー貨物を含む。
平成29年
令和4年
R4年
/H29年
(増減率)
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4)外航RORO船・自動車航送船輸送における比較
令和 4 年度調査において、外航RORO船・自動車航送船での輸送量は、輸出 84.8 千
トン、輸入 115.0 千トンであり、平成 29 年度調査(輸出 77.7 千トン、輸入 118.5 千トン)に比
べ、輸出は 9.1%増加しているが、輸入は 3.0%減少している。
船種別にみると、自動車航送船での輸送量は輸出が 18.8%増、輸入が 9.7%増といず
れも増加している。一方、RORO船は輸出が 8.3%減、輸入が 35.7%減といずれも減
少している。
輸送量の輸送機器構成をみると、輸出ではコンテナ貨物の比率が 14.3 ポイント増加する
一方で、商品車他の比率が 15.5 ポイント低下している。また、輸入ではコンテナ貨物の比
率が 4.1 ポイント増加し、車両の比率が 4.2 ポイント低下している。
図-28 外航RORO船・自動車航送船輸送量の変化
図-29 外航RORO船・自動車航送船貨物の輸送機器構成比の比較
84.6%
80.5%
63.0%
48.7%
11.7%
15.9%
25.3%
24.1%3.6%3.6%
11.7%
27.2%
0% 20% 40% 60% 80% 100%
輸 入(R4年)
(115.0千トン)
輸 入(H29年)
(118.5千トン)
輸 出(R4年)
(84.8千トン)
輸 出(H29年)
(77.7千トン)
コンテナ 車両 商品車その他21.233.025.427.793.885.559.450.0
0 50 100 150
輸 入(R4年)
輸 入(H29年)
輸 出(R4年)
輸 出(H29年)
(千トン)77.784.8
118.5
115.0
RORO船 フェリー
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(参考1)調査票
しかく内航コンテナ船・RORO船貨物流動調査票
- 31 -
しかく内航自動車航送船利用動向調査票
1.フェリー航路の概要について
2.あなたの車両について
(3〜8は、該当する番号にしろまる印をお付け下さい。)
1ナンバープレートの種別番号をご記入下さい。
(例) 10 (例)
品川 10
さ 23-45
種別番号
3あなたの車両はトレーラータイプですか。 1.は い 2.いいえ
4あなたの車両にはコンテナを積んでいますか。
(2.いいえ にしろまる印をお付けの場合、8へお進み下さい。)
〔国際海上コンテナ〕
〔その他のコンテナ〕
1.10フィート(5トン) 2.12フィート(5トン) 3.15フィート
4.20フィート 5.24フィート 6.35フィート
7.40フィート 8.45フィート 9.その他
7コンテナに貨物は入っていますか。 1.は い 2.いいえ
8あなたの車両は無人航送ですか。 1.は い 2.いいえ
5コンテナの種類は次のいずれですか。
4.ドライコンテナ 5.冷蔵・冷凍コンテナ 6.その他
1.ドライコンテナ 2.冷蔵・冷凍コンテナ 3.その他
1.は い 2.いいえ
6コンテナの大きさは次のいずれですか。
(注意:輸出港およびその周辺施設へコンテナを輸送する場合、また、輸入港及びその周辺施設からコンテナを輸送する
場合には、1〜3の中からお選びください。それ以外の場合は、4〜6の中からお選びください。)
内航自動車航送船利用動向調査票
(注記)この調査は目的以外には使用することはあり
内貿ユニットロード貨物流動調査
2車両の大きさについてご記入下さい。
車 長mトン kg
最大積載量
フェリー運航会社名
乗船港 下船港
港 港 月 日
第 便
( 時 分発)
出港の 分前
フェリー利用区間
利用月日 利 用 便 名
フェリーターミナル
到着時刻見上記QRコードにアクセスして
頂くとスマートフォンを使用し
てアンケートに回答頂くことが
可能です。
パスワード:1111
見本
裏面にもご回答ください。
- 32 -
3.出発地及び目的地について(今回の乗船に際して)
4.積載品目について
1.工場
2.営業用倉庫
3.自家用倉庫
4.卸売店舗
5.小売店舗
6.建設作業場
7.卸売市場
8.サイロ
9.モータープール
10.野積場
11.上屋・荷さばき場
12.CY(コンテナヤード)
13.CFS(コンテナ・フレイト・ステーション)
14.その他
調査にご協力頂き大変ありがとうございました。
出発地の
施設番号
目的地の
施設番号
都道
府県市郡
出発地
このフェリーに
乗船される前、
どこを出発して
来られましたか
都道
府県
目的地
このフェリーを
降りてから行く
主な目的地は
どこですか区町村区町村市郡
しろまるあなたの車両に積載している貨物の総重量(単位トン、小数点第1位)はどれくらいありますか。
このうち、最も積載量の多い品目(積載物)は何ですか。
最も多い品目名.トン
積載貨物の総重量 最も多い品目の重量.トン
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しかく外航RORO船・自動車航送船貨物流動調査票(輸出用)
- 34 -
しかく外航RORO船・自動車航送船貨物流動調査票(輸入用)
- 35 -
(参考2)月間値の推計手法
各調査票の集計結果は、いずれも以下に示す方法により、月間貨物輸送量に拡大推計し
ている。
(1)内航コンテナ船・RORO船貨物流動調査
本調査では、指定した期間(令和 4 年年 11 月 1 ヶ月間)に運航した船舶の任意の4航海
(4往復)の貨物輸送実績を把握しているが、航海頻度が航路によって異なるため、以下
の方法により各航路とも調査で得られた貨物量、輸送したコンテナ個数および車両台数等
を月間値に拡大推計し、調査結果の集計・分析はこの月間推計値により行った。
付図-1 内航コンテナ船・RORO船輸送貨物量の月間拡大推計フロー
拡大係数
(B/A)
月間貨物輸送量・
月間コンテナ個数・車両台数 (T)T =×ばつ tA内航コンテナ船・RORO船貨物流動調査 航路毎の就航状況
<調査票> <時刻表、各社HPなど>
貨物輸送量(フレートトン)
コンテナ個数・車両台数(t)調査データが
回収された
航海数(A)月間航路別
航海数(B) - 36 -
(2)内航自動車航送船利用動向調査
本調査では、指定した期間(令和 4 年 11 月 1 ヶ月間)に運航した自動車航送船(フェリ
ー)航路について、航路毎に調査日(任意の2日間)を設定し、当該日に運航されたフェ
リーによる輸送貨物を調査対象としているが、航路(港湾間)によって1日の航海数に差
があるため、調査結果の集計・分析においては、以下の方法により1ヶ月間の航送車両台
数および貨物輸送量を推計している。
付図-2 内航自動車航送船(フェリー)輸送貨物量の月間拡大推計フロー1B
月間貨物輸送量
月間航送車両台数(T) T =×ばつ t2A調査データ回収便の
調査票回収率(B)
調査データ回収便の
貨物輸送量
・航送台数(t1)
調査日における
航路別便数(A)月間航路別
便数(B)調査データ回収便の全体貨物輸送量・台数
〔回収率による推計〕
(T1)
t2 = ×ばつ t1
拡大係数
(B/A)
内航自動車航送船利用動向調査 内航自動車航送船利用動向調査 航路毎の就航状況
<回答率表> <調査票> <時刻表、各社HPなど>
- 37 -
(3)外航RORO船・自動車航送船貨物流動調査
本調査では、指定した期間(令和 4 年 11 月 1 ヶ月間)に運航した船舶の任意の4航海
(4往復)の貨物輸送実績を把握しているが、航海頻度が航路によって異なるため、以下
の方法により各航路とも調査で得られた輸送量、輸送したコンテナ個数および車両台数等
を月間値に拡大推計し、調査結果の集計・分析はこの月間推計値により行った。
付図-3 外航RORO船・自動車航送船輸送貨物量の月間拡大推計フロー
拡大係数
(B/A)
月間貨物輸送量・
月間コンテナ個数・車両台数 (T)T =×ばつ tA外航RORO船・自動車航送船貨物流動調査 航路毎の就航状況
<調査票> <時刻表、各社HPなど>
貨物輸送量(フレートトン)
コンテナ個数・車両台数(t)調査データが
回収された
航海数(A)月間航路別
航海数(B) - 38 -
(参考3)品類・品目分類表

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