令和 4 年6月27日
港湾局計画課企画室
"みなと"が呼び込む ヒト・モノ・仕事
〜「 令和4年版 港湾投資効果事例集 」 を作成〜
サプライチェーンのグローバル化の進展により、島国日本における港湾の役割はますま
す重要になる中、港湾への投資は、新たな産業誘致や地域産業の再生、雇用創出、更な
る民間投資の促進を誘発するなど、地域の発展や企業の国際競争力を高め、日本経済
の成長を牽引しています。
今般、こうした地域の産業、経済、安心を支えている港湾の一部を紹介する事例集を作
成しました。是非ご覧頂き、普段私達があまり意識することのない港湾が、暮らしや経済
にどのような影響を与えているのか、ご興味を持って頂ければ幸いです。
1.我が国港湾の特徴について
我が国の港湾は、貿易量の99.6%が経由しているほか、港湾・臨海部には物流・産業
機能が高密度に集積し、全国製造品出荷額の約46%にあたる約150兆円が出荷1
されて
いるなど、日本の礎としての役割を果たしています。
コロナ禍において、世界的にコンテナ物流の混乱が生じ、国内外の物流や産業に影響が
及ぶなど世界の社会経済情勢が大きく変化する昨今、海外との結節点である港湾は、安
全で豊かな暮らしを支えるサプライチェーンの拠点としてその重要性が益々高まっている
ところです。
2.投資効果事例集の掲載内容について
全国各地の39港湾において、港湾投資による効果を紹介した事例集を作成しましたの
で、別紙にその抜粋を紹介します。
本事例集の全内容は、国土交通省港湾局ウェブサイトをご参照下さい。
https://www.mlit.go.jp/kowan/kowan_tk3_000038.html
【掲載港湾】
釧路港、苫小牧港、八戸港、釜石港、仙台塩釜港、相馬港、青森港、秋田港、酒田港、小名浜港、茨城
港、横浜港、新潟港、伏木富山港、金沢港、清水港、名古屋港、四日市港、津松阪港、舞鶴港、新宮
港、神戸港、姫路港、水島港、浜田港、広島港、徳島小松島港、三島川之江港、高知港、東予港、須崎
港、松山港、博多港、三池港、八代港、細島港、志布志港、那覇港、平良港
1 港湾所在市区町村における製造品出荷額 出典:工業統計表(地域別統計表)2020 年
【問い合わせ先】
港湾局 計画課 企画室 友永
と も な が
、鎌谷
かまたに
、新垣
あ らかき
TEL: 03-5253-8111(内線:46343)/TEL 03-5253-8670(直通)
FAX: 03-5253-1650
別 紙
例1)地域の産業を支える茨城港
新たな国際物流ターミナルを整備することにより、完成自動車貨物の取扱量が約3倍に増
加。北関東地域の玄関口、経済活動を支える輸出拠点として機能。
例2)地域の経済を活性化する相馬港
港湾インフラ整備及び相馬・福島道路整備による物流機能の強化により、鋼材加工メー
カーやコメの低温倉庫が立地するなど、相馬港臨海部エリアでの約 2,140 億円の民間投資
や約 170 人以上の雇用創出の実現に貢献。
例3)地域の安心を守る須崎港
津波被害軽減のため防波堤を整備。これにより、市街地における津波による浸水面積が縮
減されるほか港内静穏度が向上し、立地企業の稼働率も向上。

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