1令和 5 年台風第 6 号に関する被害状況等について(第 7 報)
(注記) これは速報であり、数値等は今後変わることもあります。
1 気象状況 気象庁発表(8/7 06:00)
しろまる台風第 6 号は、2 日に沖縄本島地方に接近し、沖縄本島地方では 50 メート
ルを超える最大瞬間風速を観測した。また、過去最高潮位を上回った地点
があった。
しろまる台風は、奄美地方付近を東にゆっくりと進んでいる。これから進路を北に
変えて、勢力を維持して北上し、9 日以降に九州に接近するおそれがあ
る。
しろまる台風の影響で、9 日にかけては、沖縄地方、九州南部・奄美地方及び九州
北部地方では、非常に強い風が吹き、大しけとなる。四国地方では 9 日に
かけて大しけとなる見込み。これらの地域では、暴風や高波が 10 日にか
けて続くおそれがある。特に、九州南部・奄美地方では、8 日は猛烈な風
が吹いて猛烈なしけとなり、9 日には九州北部地方で猛烈な風が吹く見込
み。
しろまる奄美地方では 8 日にかけて潮位が高くなる所があり、西日本でも 8 日以降
は潮位が高くなる所がある見込み。
しろまる台風本体や台風周辺の発達した雨雲により、沖縄・奄美や西日本から東日
本にかけての太平洋側では 10 日にかけて、雷を伴った大雨となる。九州
南部・奄美地方では 8 日午前中にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害
の危険度が急激に高まる可能性がある。
しろまる九州南部・奄美地方では土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、
暴風や高波に厳重に警戒。九州北部地方では、暴風に厳重に警戒、沖縄地
方や西日本の太平洋側を中心とした地域では、大雨災害、暴風、高波に警
戒。高潮、落雷や竜巻などの激しい突風に注意。
2 体制等
しろまる警戒体制:沖縄総合事務局、気象庁
しろまる注意体制:本省、九州地整、国土地理院、国総研
3 一般被害情報(消防庁 HP 8/6 11:00 時点)
〇住家被害
・半壊 4 棟(沖縄 4)
・床上浸水 5 棟(沖縄 5)
・床下浸水 1 棟(沖縄 1)
災 害 情 報
令和 5 年 8 月 7 日 08:30 現在
国 土 交 通 省 24 被害情報等
(1)河川(8/7 06:00 時点)
しろまる国管理河川
・被害情報なし
しろまる都道府県管理河川(2 水系 2 河川)
・沖縄県管理の満名川水系満名川、轟川水系轟川にて浸水被害を確認(詳
細確認中)。・その他の河川の被害については内水被害を含めて調査中。
(2)ダム(8/7 06:30 時点)
しろまる洪水調節(事前放流を含む)を実施 54 ダム
54 ダムのうち、事前放流の基準に達したダム 53 ダム
・事前放流を実施 33 ダム(うち、利水ダム 23)
・すでに事前放流の容量を確保 20 ダム(うち、利水ダム 8)
(注記)基準降雨量との関係やダムの運用について評価中であり、数値が変更となる場合があります。
(3)砂防
しろまる土砂災害(8/7 7:30 時点)
・2 件 (宮崎県 1、沖縄県 1)
人的・人家被害なし
しろまる土砂災害警戒情報(8/7 06:30 時点)
1 県 26 市町村に発表(沖縄県)
(注記)全て解除済み
(4)道路(8/7 06:30 時点)
しろまる高速道路
被災による通行止め:なし
雨量基準超過等による通行止め:2 路線 11 区間
E58 沖縄自動車道(那覇 IC〜許田 IC)【10 区間】:雨量基準超過
E58 那覇空港自動車道(南風原北 IC〜西原 JCT)【1 区間】強風
しろまる有料道路
被災による通行止め:なし
雨量基準超過等による通行止め:なし
しろまる直轄国道
被災による通行止め:なし
雨量基準超過等による通行止め:なし
しろまる補助国道
被災等による通行止め:2 路線 2 区間 3国道 449 号(沖縄県名護市):路面冠水
国道 505 号(沖縄県名護市):土砂崩れ
しろまる都道府県道等
被災等による通行止め:2 県 5 区間
宮崎県 1 区間(路肩崩壊 1)
沖縄県 4 区間(倒木 1、土砂崩れ 2、路面冠水 1)
(5)鉄道(8/7 06:30 時点)
<新幹線>
【運転を見合せている路線】
:なし
【今後、運転を見合せる予定の路線】
:なし
<在来線>
【運転を見合せている路線】
:1 事業者 2 路線
JR九州:日豊線、日南線
【今後、運転を見合せる予定の路線】
:なし
(6)航空(8/7 06:00 時点)
しろまる運航に支障となる空港施設等の被害情報なし
しろまる運航への影響
1 日 欠航便 476 便(JAL95 便、ANA124 便、その他 257 便)
2 日 欠航便 475 便(JAL97 便、ANA124 便、その他 254 便)
3 日 欠航便 304 便(JAL76 便、ANA75 便、その他 153 便)
4 日 欠航便 206 便(JAL14 便、ANA42 便、その他 150 便)
5 日 欠航便 423 便(JAL95 便、ANA102 便、その他 226 便)
6 日 欠航便 443 便(JAL119 便、ANA102 便、その他 222 便)
7 日 欠航便 137 便(JAL86 便、ANA30 便、その他 21 便)
(7)海事(8/7 06:00 時点)
しろまる被害状況等
・なし
〇運休状況等
・38 事業者 40 航路運休
(8)港湾(8/7 06:00 時点)
しろまる港湾施設(海岸保全施設を含む)の被害状況
・中城湾港(沖縄県)にて、一部護岸の損傷あり。港湾利用に支障なし。
しろまる利用規制
・泊大橋、なうら橋、カーミージ橋(那覇港の臨港道路):8/1 通行止め、8/3 解除、8/5 通行止め、8/6 解除 4・サザンゲートブリッジ(石垣港の臨港道路):8/2 通行止め、8/3 解除
(9)自動車(8/7 6:30 時点)
しろまる運休状況等
・高速バス:運休、一部運休なし
・路線バス:5 事業者 11 路線運休、3 事業者 3 路線一部運休
・宅配事業者:大手 5 事業者において一部地域で集配遅延等
(10)海岸(8/7 07:00 時点)
・名護市汀間海岸(沖縄県管理)
:道路維持工事で設置した仮設道路護岸が
崩壊。
(家屋等への影響なし)
(11) 物流施設(8/7 06:00 時点)
・沖縄県の営業倉庫 3 棟において壁、扉の一部損壊等(営業に影響なし。)(12)その他(下水、公園・都市、観光)関係の状況
・被害情報なし
5 国土交通省の対応
(1)災害対策本部会議等
しろまる国土交通省災害対策連絡調整会議(7/31、8/3)
(2)記者会見等
しろまる共同取材(気象庁、水管理・国土保全局 8/4 14:00)
(3)ホットライン構築状況
沖縄の 41 市町村とホットラインを構築(沖縄 41)
(4)TEC-FORCE 等
しろまるJETT:2 県へ 4 名を派遣(岐阜県庁 2、高知県庁 2)
6 気象庁の対応
しろまる気象庁災害対策連絡会議を開催(8/4)。
しろまる気象庁では気象情報等を適時に発表し、報道機関を通じて警戒の呼びかけ
を実施。
しろまる8/4 には水管理・国土保全局と合同で報道機関に対し解説を実施。
しろまる各地の気象台は、警報等を適時に発表するとともに、JETT
(気象庁防災対応
支援チーム)の派遣(のべ 39 人・日)やホットライン等により、警戒を要
する自治体等に今後の見通しについて解説を実施。 57 海上保安庁の対応(8/7 06:00 現在)
(1)体制
しろまる第十管区海上保安本部
非常配備発令
しろまる第十一管区海上保安本部
警戒配備発令
(2)リエゾン派遣
8/4 沖縄県 (2 名)
8/5 沖縄県 (2 名)
8/6 沖縄県 (2 名)
(3)対応状況
航空機による石垣島及び宮古島沿岸部の被害状況調査実施、被害を認め
ず。(8/6)
(4)被害状況
〇沖縄県石垣市沖で乗揚げていたパナマ籍貨物船の船尾部が破断(8/4)
「XIN HAI ZHOU 2」の船尾部が破断し、転倒している状況を確認。現在ま
で油の流出認めず。
(5)自治体等からの要請
〇沖縄県(沖縄電力)
・停電復旧作業のため、渡嘉敷島、伊是名島、大神島への資機材及び人員
の搬送要請
・沖縄本島への沖縄電力宮古島支所職員の搬送要請
→対応可否検討中
〇沖縄県(NTT 西日本)
通信設備復旧のため、伊平屋島への資機材及び人員の搬送要請
→対応可否検討中
(6)航行警報等の発出状況
1航行警報 8 件
2海の安全情報 13 件
(7)港湾における避難勧告等の発出状況
1第一体制(警戒勧告) 32 港
2第二体制(避難勧告) 5 港
3臨海部の施設周辺海域での錨泊制限の状況
7/30 那覇空港(8/7 02:00 解除)
7/30 吉の浦火力発電所
7/30 沖縄石油基地
7/30 沖縄ターミナル
7/31 志布志国家石油備蓄基地 6(8)当庁施設等の被害状況
・喜屋武埼灯台(消灯)
・那覇港第四号灯浮標(消灯)
・伊平屋島灯台(消灯)
・金武中城港石川第二号灯浮標(漂着)
・西表白浜港第一号灯標(消灯)
・長山港第六号立標(消灯)
・伊計島灯台(消灯)
問合先:水管理・国土保全局防災課災害対策室 小林
代 表:03-5253-8111 内線35-822
直 通:03-5253-8461

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