16 月 29 日からの大雨による被害状況等について(第1報)
(注記) これは速報であり、数値等は今後変わることもあります。
1 気象状況 気象庁発表(6/30 11:00 時点)
しろまる梅雨前線が日本海にあり、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込ん
で、前線の活動が活発になっている。西日本を中心に雷を伴った猛烈な雨
や非常に激しい雨が降り、大雨になっている所がある。
しろまる梅雨前線は、7 月 1 日にかけて本州の南岸付近まで南下する。九州を中心
に西日本から北日本の広い範囲で、雷を伴った猛烈な雨や非常に激しい雨
が降り、1 日にかけて大雨となる見込み。特に、九州北部地方や九州南部
では、30 日午後から 1 日午前中にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害
の危険度が急激に高まる可能性がある。
しろまる1 日 12 時までの 24 時間に予想される雨量は多い所で、九州北部地方、九
州南部では 300 ミリ、四国地方、近畿地方では 250 ミリ、東海地方、北陸
地方では 180 ミリ、中国地方、関東甲信地方では 150 ミリ、東北地方では
120 ミリ、北海道地方では 100 ミリ。2 日 12 時までの 24 時間に予想され
る雨量は多い所で、九州南部では 100〜150 ミリ、九州北部地方、近畿地
方、東海地方、北陸地方、関東甲信地方、東北地方では 50〜100 ミリ、四
国地方、中国地方ではおよそ 50 ミリ。3 日 12 時までの 24 時間に予想され
る雨量は多い所で、九州南部では 100〜150 ミリ、九州北部地方では 50〜
100 ミリ。
しろまるこれまでの大雨により、地盤が緩んでいる所や増水している河川がある。
土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒。落雷や竜巻
などの激しい突風、降ひょうに注意。
しろまる梅雨前線は、2 日以降も日本付近に停滞し、西日本を中心に大雨となるお
それがある。
2 体制等
しろまる警戒体制:本省、九州地整、気象庁、国総研
しろまる注意体制:中部地整、近畿地整、北陸信越運輸、九州運輸、地理院
3 被害情報等
(1)河川(6/30 12:00 時点)
・被害情報なし
(2)ダム(6/30 12:00 時点)
しろまる洪水調節(事前放流を含む)を実施 25 ダム
25 ダムのうち、事前放流の基準に達したダム 21 ダム
災 害 情 報
令和 5 年 6 月 30 日 14:00 現在
国 土 交 通 省 2・事前放流を実施 13 ダム(うち、利水ダム 5)
・すでに事前放流の容量を確保 8 ダム(うち、利水ダム 6)
(注記)基準降雨量との関係やダムの運用について評価中であり、数値が変更となる場合があります。
(3)砂防
しかく土砂災害(6/30 13:00 時点)
現時点で発生情報無し
しかく土砂災害警戒情報(6/30 12:00 時点)
3 県 10 市町村に発表(福岡県、佐賀県、大分県)
(4)道路(6/30 12:00 時点)
しろまる高速道路
被災による通行止め:1 路線 1 区間
E34 大分道(九重 IC〜湯布院 IC)
【1 区間】土砂流入
雨量基準超過等による通行止め:1 路線 1 区間
E34 大分道(玖珠 IC〜九重 IC)
【1 区間】雨量基準超過
しろまる有料道路
被災による通行止め:なし
雨量基準超過等による通行止め:なし
しろまる直轄国道
被災による通行止め:なし
雨量基準超過等による通行止め:なし
しろまる補助国道
被災による通行止め:なし
しろまる都道府県道等
被災による通行止め:2 県 2 区間
岡山県 1 区間(落石 1)
大分県 1 区間(路面冠水 1)(注記)本件については自転車道になります。
(5)鉄道(6/30 12:00 時点)
<新幹線>
【運転を見合せている路線】
:なし
【今後、運転を見合せる予定の路線】
:なし
<在来線>
【運転を見合せている路線】
:3事業者5路線
JR東海:中央線
JR九州:後藤寺線、筑豊線、久大線
西日本鉄道:太宰府線
【今後、運転を見合せる予定の路線】
:なし 3(6)航空(6/30 12:00 時点)
しろまる運航に支障となる空港施設等の被害情報なし
しろまる運航への影響
30 日 欠航便 6 便(JAL2 便、その他 4 便)
(7)海事(6/30 10:30 時点)
・11 事業者 11 航路において運休
・施設被害なし
(8)その他(海岸、下水、公園、都市、自動車、港湾、物流、観光、海保)関
係の状況
・被害情報なし
4 国土交通省の対応
(1)災害対策本部会議等
しろまる国土交通省災害対策連絡調整会議(6/29)
(2)記者会見等
しろまる合同記者会見(福岡管区気象台、九州地整 6/30 11:00)
〇共同取材(気象庁、水管理・国土保全局 6/30 14:00)
(3)TEC-FORCE 等【本日 24 名派遣】
しろまるJETT:12 県へ 24 名
5 気象庁の対応
〇JETT
(気象庁防災対応支援チーム)
(注記)TEC-FORCE の内数
(6/30 12:00 時点)
6/29:12 名(岐阜県庁 2、島根県庁 2、浜田市 3、江津市 3、香川県庁 2)を
派遣
6/30:24 名(富山県庁 2、和歌山県庁 1、鳥取県 2*
、愛媛県庁 2、山口県庁3*、福岡県庁 2*
、佐賀県庁 2、長崎県庁 2*
、大分県庁 2、熊本県庁 2*
、宮崎
県庁 2*
、鹿児島県庁 2*
)を派遣 *は予定
〇気象庁では気象情報等を適時に発表し、報道機関を通じて警戒を呼びかけ
ている。
〇気象庁本庁では、昨日、報道機関に対し気象解説を実施。また、本日 14 時
より、水管理・国土保全局と合同で報道機関に対し解説を実施する予定。
〇各地の気象台は、JETT(気象庁防災対応支援チーム)
の派遣やホットライン、
地方整備局等との合同での大雨に関する記者会見等により警戒を要する自
治体等に今後の見通しについて解説を行っている。
問合先:水管理・国土保全局防災課災害対策室 小林
代 表:03-5253-8111 内線35-822
直 通:03-5253-8461

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