(注記) これは速報であり、数値等は今後変わることもあります。
1.気象状況
2.本省及び地方支分部局の体制について
しろまる非常体制:本省、中部地整、国総研、国土地理院、気象庁
しろまる警戒体制:中部運輸
しろまる注意体制:関東地整、関東運輸、北陸地整、北陸信越運輸、中国地整、中国運輸
3.被害情報等
(1)砂防
しろまる土砂災害(7/6 21:00時点)
・84件 (神奈川県56、千葉県16、静岡県6、愛知県2、長野県1、滋賀県1、和歌山県1、鹿児島県1)
人的被害 負傷者 (神奈川県1)
人家被害 全壊(神奈川県1)
人家被害 一部損壊(千葉県2、神奈川県1、滋賀県1)
(注記)「人的被害」「人家被害」には、静岡県熱海市伊豆山逢初川の土石流による被害は現在確認中のため含んでいない。
しろまる土砂災害警戒情報(7/7 5:00時点)
13都府県 110市町村に発表
(茨城県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、静岡県、
愛知県、滋賀県、京都府、奈良県、和歌山県、島根県、鹿児島県)
(注記)2県 4市で継続中 (静岡県、島根県)
しろまる熱海市土石流災害
被災概要等
・発生日時:7月3日(月)10:30頃
・発生場所:静岡県熱海市伊豆山・逢初川(あいぞめがわ)
・災害形態:土石流
・発生要因:降雨
・法指定等:土砂災害特別警戒区域・土砂災害警戒区域
・警報等 :大雨警報(土砂) 7/2 6:29
高齢者等避難(レベル3)7/2 10:00
土砂災害警戒情報 7/2 12:30
緊急安全確保(レベル5)7/3 11:05
・既往施設:砂防堰堤1基
・被害状況:人家流出
・人的被害:有(人数等確認中)
・国道135号が土砂流入による通行止め(7/3 12:00〜)
・静岡県建設業協会との災害協定に基づく土砂撤去支援要請に備え、体制構築済み。
しろまる 梅雨前線は来週にかけて日本付近に停滞し、7日は西日本から東日本の日本海側を中心に非常に激しい雨が降り
大雨となるところがある。その後も大雨となりやすい状態が続く。これまでの大雨により、東海地方や北陸地方では土砂
災害の危険度が高まっているところがある。
しろまる 6日18時から7日18時までの24時間に予想される雨量は、中国地方で200ミリ、北陸、九州北部地方で150ミリ、東海
地方で120ミリ、東北、近畿地方で80ミリ。7日18時から8日18時までの24時間に予想される雨量は、中国、九州北部地
方で100〜150ミリ、近畿地方で50〜100ミリ。
しろまる 静岡県伊豆は、7日は曇りで朝晩は雨が降り、所により夕方まで雷を伴う。また気温が高くなる見込み。8日は曇り
で時々雨が降る見込み。静岡県伊豆では、6日18時から7日18時までに予想される24時間降水量は40ミリ、その後7日
18時から8日18時までに予想される24時間降水量はおよそ50ミリ。また、向こう一週間は、前線や湿った空気の影響で
曇りや雨の日が多い見込み。被災地では、わずかな雨量でも災害が発生するおそれがあり、厳重に警戒が必要。
災 害 情 報
令和3年7月7日7:00現在
国土交通省
令和3年7月1日からの大雨による被害状況等について(第5報)
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(2)河川(7/7 5:00時点)
狩野川水系黄瀬川では県道橋の沈下や河岸侵食による家屋流失が発生(氾濫は無し)。
このほか、国・県あわせて5水系7河川で氾濫による浸水を確認。(浸水は既に解消)
【参考】
しろまる国管理河川 2水系2河川
・狩野川水系黄瀬川(県道橋の沈下)
・豊川水系豊川(田畑等の浸水)
しろまる都道府県管理河川
・神奈川県、静岡県の4水系7河川で氾濫等の被害
神奈川県2水系2河川(金目川水系1河川、相模川水系1河川)
静岡県 2水系5河川(狩野川水系2河川、富士川水系3河川)
(3)ダム(7/7 4:00時点)
洪水調節を実施したダム 23ダム
うち事前放流を実施したダム 6ダム
うち事前放流を実施していないダム 17ダム
(4)道路(7/7 5:00時点)
しろまる高速道路 2路線2区間
被災による通行止め:
E16横浜横須賀道路 逗子IC
(逗子ICランプ部で土砂崩落)
E1 東名高速道路 裾野IC〜沼津IC(上り線)
(土砂崩落)
雨量基準超過による通行止め:なし
しろまる有料道路
被災による通行止め:なし
雨量基準超過による通行止め:なし
しろまる直轄国道 1路線1区間
国道19号(長野県長野市):
トンネル坑口隣接地の地滑りにより、危険回避のため通行止め
しろまる補助国道 2路線2区間
国道135号(静岡県):土砂流入による通行止め
国道473号(愛知県):路肩崩落による通行止め
しろまる都道府県道等:被害9県 14区間
神奈川県1区間(法面崩落1)
静岡県5区間(土砂崩れ3、橋梁被災1、橋梁流失1)
山梨県1区間(落石1)
長野県1区間(路肩崩落1)
愛知県2区間(路肩崩落1、土砂崩れ1)
三重県1区間(土砂崩れ1)
福井県1区間(土砂流出1)
和歌山県1区間(土砂流出1)
島根県1区間(落石1)
(5)鉄道(7/7 5:00時点)
しろまる施設被害
・小湊鉄道 小湊鉄道線 馬立駅〜上総牛久駅間で路盤流出
上総大久保駅〜養老渓谷駅間で路盤流出
しろまる運転を見合せている路線 3事業者5路線
<JR西日本>
・山陰線 玉造温泉駅〜波根駅間(雨量規制のため)
・木次線 宍道駅〜出雲三成駅間(雨量規制のため)
<小湊鉄道>
・小湊鉄道線 光風台駅〜上総牛久駅間(路盤流出のため)
里見駅〜上総中野駅間(路盤流出のため)
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<一畑電車>
・北松江線 電鉄出雲市駅〜松江しんじ湖温泉駅間(雨量規制のため)
・大社線 川跡駅〜出雲大社前駅間(雨量規制のため)
(6)航空(7/6 23:30時点)
・空港施設等に被害なし。各空港通常通り運用中。
・運航への影響
7月1日〜4日 欠航91便(ANA12便、JAL7便、その他72便)
7月5日〜6日 欠航便なし
7月7日 現時点で欠航便なし
(7)自動車(7/6 23:00時点)
・高速バス
1社2路線において運休
・路線バス
3社8路線において運休
6社8路線において一部運休中
・自動車道
2事業者2路線で全線通行止め(土砂崩れ、崩落)
・宅配事業者
3社において一部地域で集配遅延等
(7/5中部運輸局プレス)
対象地域:静岡県熱海市伊豆山
伸長期間:自動車検査証の有効期間が7/3〜8/1の車両について、8/2まで伸長
(8)海事(7/7 5:30時点)
・3事業者3航路において運休または一部運休中
(9)海上保安庁(7/7 4:30時点)
・投入勢力等
巡視船艇 7隻(延べ34隻)
航空機 4機(延べ19機)
・人員
特殊救難隊 7名(延べ38名)
潜水士 13名(延べ41名)
・リエゾン 2名(延べ13名)
・対応状況等
熱海港(伊豆山地区)土砂石流箇所周辺捜索(3日〜)
小田原市森戸川河口周辺捜索(3日〜4日手掛かりなし)
・航行警報1件発出(継続1件)
・海の安全情報5件発出(継続4件、新規1件)
(10)港湾(7/7 5:30時点)
しろまる熱海港(地方港湾)
・被害情報:土砂流入
・離島航路(初島)は運行中(今後も通常運行)
・対応状況等
基幹的防災拠点の災害対策用資機材の搬送体制確保。
海洋環境整備船の出動体制確保。
(11)観光(7/7 5:00時点)
しろまる宿泊施設等の被害状況(確認できたもののみ)
・熱海伊豆山周辺の旅館・ホテル等のうち、建物全壊1軒(簡易宿所)を確認
しろまるホテル・旅館における被災者支援の状況
・7/5、熱海のニューフジヤホテル及びホテルニューアカオで避難者562人を受入れ
しろまる宿泊事業者への支援
・7/5、中部運輸局内に大雨による被災宿泊事業者向けの相談窓口を設置
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(12)下水道
土砂撤去後に管路調査予定(熱海市)
(13)海岸、物流、関係の状況
被害情報なし
4.国土交通省の対応状況
(1)国土交通省の対応
・国土交通省特定災害対策本部会議 7/3 18:00〜
・国土交通省特定災害対策本部会議 7/4 13:00〜
・国土交通省非常災害対策本部会議 7/5 12:30〜
(2)ホットライン構築状況
・関東:33自治体(神奈川県9、千葉県24)
・中部:27自治体(静岡県24、愛知県3)
(3)TEC-FORCE等(7/7)
本日、49人を派遣
しろまるリエゾン 13人
・熱海市 7人
・静岡県 6人
しろまるJETT 2人
しろまるドローン班、砂防班等 34人
(総括班4、ドローン班7、被災状況調査班(砂防8、道路6)応急対策班等9)
(注記)土石流のあった渓流(熱海市)の最上流部など3箇所に監視カメラ等を設置し、関係機関へライブ映像を配信
しろまる災害対策用機械等
12台を熱海市土石流現場へ派遣
(照明車7、排水ポンプ車3、衛星通信車1、待機支援車1)
(4)災害対策用ヘリコプター等による被災状況調査
・あおぞら号(関東)、ドローンによる熱海市土石流現場の調査
(ヘリ:天候による飛行判断)
(5)国土地理院(7/7 6:00時点)
・測量用航空機による垂直写真、正射画像、斜め写真の緊急撮影を実施し、関係機関に提供(熱海伊豆山地区)
・崩壊地等分布図及び土砂堆積範囲図を作成し、関係機関に提供
・GSI-LB(UAVによる調査チーム)による熱海市土石流現場の撮影を実施し、HPで動画を提供
・国土地理院災害対策本部会議 7/3 19:00〜
・国土地理院災害対策本部会議 7/4 14:00〜
・国土地理院災害対策本部会議 7/5 13:00〜
(6)気象庁
気象庁災害対策本部会議 7/4 8:00〜、7/5 14:30〜
(7)国土技術政策総合研究所
・専門家を現地に派遣(7/3 土砂災害分野2名)
・国土技術政策総合研究所災害対策本部会議 7/5 15:00〜
・専門家を現地に派遣(7/6 道路分野2名)
(8)土木研究所
・専門家を現地に派遣(7/6 橋梁分野2名)
問合先:水管理・国土保全局防災課災害対策室 小林
代 表:03-5253-8111 内線35-822
直 通:03-5253-8461
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