車座ふるさとトーク(愛知県名古屋市)(平成26年2月15日)
平成26年2月15日
文部科学省は、平成26年2月15日(土曜日)に愛知県名古屋市(名古屋市立辻小学校)で「車座ふるさとトーク」を開催しました。
「車座ふるさとトーク」は、安倍内閣として、大臣・副大臣・政務官が地域に赴き、現場の方々と少人数で車座の対話を行い、生の声を聴いて政策に生かそうという取組です。
下村文部科学大臣が出席し、「土曜日等の教育活動の推進」をテーマに、名古屋市立辻小学校の地域ボランティアや保護者など11名と車座で対話しました。
参加者からは、
- 名古屋市では、子供たちが放課後や土曜日等に遊びや学び、体験、交流などの活動を行う放課後子供教室として「トワイライトスクール」を市内の全小学校に設置し、子供の自主性・社会性・創造性を育むことを目的に実施している。
- 地域の方々の協力により、様々な取組が広がってきている。
- 毎日、学習習慣の定着を図るため学習タイムを設定し、授業の復習や教科書の音読を中心とした学習を行っている。
- 読み聞かせの活動は、子供たちに読書の習慣を付けるとともに、知的好奇心を高めるなどの成果を上げている。
- 地元のサッカークラブである愛知FCのコーチを招き、サッカーの練習をしており、高学年の児童にも人気がある。様々な子供が一緒に練習しており、指導者として難しさを感じるときもあるが、子供たちの成長を実感している。
- 野菜を育てるなどの体験活動も実施しており、子供が自分たちで育てた野菜をカレーにして食べる企画は子供たちに好評である。
- 地域スポーツで関わっている子供たちの指導者であるボランティアに保険代を出してもらえると有り難い。
- 土曜日の子供たちの活動を更に活発化したいが、土曜日に「トワイライトスクール」に来る子供は平日より少ないという実態がある。
- 学校では学力向上の課題もあるが、親としてはトワイライトスクールで異学年や地域の年配の方と交流することが、心の成長につながっていると思う。
- 子供たちの土曜日の過ごし方は様々だが、トワイライトスクールがあることで良い土曜日の使い方を子供たちに提供できる環境になっていると思う。
- 運営指導者としては、大学生のボランティア等に今まで以上に積極的に協力してもらい、子供たちに魅力ある講座を提供したい。
- 今後は、土曜日に、音楽や美術など教育課程の中で減少しているものについても企画して、子供たちの土曜日をより豊かなものにしていきたい。
- 教員を目指す学生ボランティアとしては、「トワイライトスクール」は、大学の授業にはほとんどない子供との交流などの実践の場であり、大変勉強になっている。
など、名古屋市の取組を踏まえた多くの意見を頂きました。
また、下村大臣から、土曜日等の教育活動の推進への取組状況などについて説明しました。
文部科学省としては、今回伺った現場の生の声を政策に生かしていきたいと考えています。
車座ふるさとトークで参加者と対話する下村文部科学大臣の写真
車座ふるさとトーク参加者と下村文部科学大臣の写真
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