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工業統計調査

平成9年確報 品目編

概要

平成9年工業統計調査(従業者4人以上の事業所)によれば、事業所数は、35万8246事業所、前年比さんかく3.1%減、従業者数は、993万7330人、同さんかく1.6%減、製造品出荷額等は、323兆718億円、同3.2%増、付加価値額は、119兆8728億円、同0.5%の増加であった。


1.産出事業所数

品目別の産出事業所数をみると、食料品、出版・印刷、木材・木製品、一般機械関連品目を産出している事業所が多い。食料品関連の産出事業所は全国的に多く、印刷関連品目は東京、大阪、愛知、木材関連品目は北海道、静岡、新潟等で多い。品目別で最も多いのは、平版印 刷物(オフセット印刷物)となっている(第1表)。

第1表 産出事業所数上位品目の状況

2.品目別出荷額

品目別出荷額をみると、乗用車、情報化の進展に伴うコンピュータ関連品目、携帯電話やPHSなどの通信関連品目などの出荷額が上位を占めている(第2表)。また、これらの上位品目はほとんどが、前年と比べて増加となっている(第1図)。

第2表 出荷額上位品目の状況

第1図 出荷額が増加した上位15品目(対前年増減)
(従業者4人以上の事業所)

第1図 出荷額が増加した上位15品目(対前年増減)

3.産業中分類別の品目別出荷額

出荷額の大きい品目を産業別にみると、飲料・たばこ・飼料製造業では、発泡酒の増加からその他の蒸留酒・混成酒が増加、衣服・その他の繊維製品製造業では春先の消費税引き上げ、夏場の天候不順等により各品目軒並み減少、パルプ・紙・紙加工品製造業では、新聞巻取紙が広告出稿堅調により増加、化学工業は軒並み増加、なかでも合成ゴム(自動車タイヤ向け)が増加、石油製品・石炭製品製造業はガソリン車の保有台数の増加などから自動車ガソリンが増加、鉄鋼業では、輸出の大幅増から鋼帯が増加、一般機械器具製造業では、複写機、自動車・電気機械での需要増から金型(プレス用、プラスチック用)が増加、電気機械器具製造業では液晶素子、液晶パネル等のその他の電子部品、デジタル型電子計算機などのコンピュータ関連品目が増加、輸送用機械器具製造業は輸出向けの増加により乗用車が増加、精密機械器具製造業ではムーブメントの輸出増によりウオッチ、小型・軽量の新機種投入により35mmカメラが増加となっている(第3表)。→第3表ダウンロード(XLS/41KB)


4.都道府県別第1位出荷額

都道府県別に最も出荷額の大きい品目をみると、半導体集積回路が8県で第1位となっており、コンピュータ関連、自動車関連品目が各県の上位を占めている(第4表)。なお、前年と比較して1位品目が変わったのは、青森が印刷用紙から入出力装置、秋田がコンデンサからその他の電子部品、神奈川が半導体集積回路からトラック、福井が眼鏡枠からコンデンサ、京都が電子応用玩具から自動車用ガソリン機関、奈良がその他の電子部品から複写機、広島がその他の電子部品から軽・小型乗用車(気筒容量2000cc以下)、佐賀がその他の清涼飲料からシリコンウエハ(表面研磨したもの)、長崎がボイラの部分品・取付具・附属品から鋼製貨物船の新造(20総t以上の動力船)、鹿児島が部分肉、冷凍肉(ブロイラーを除く)から配合飼料、 沖縄が生コンクリートからC重油へ変わっている。

第4表 都道府県別の出荷額第1位
最終更新日:2007年10月1日
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