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齋藤経済産業大臣の閣議後記者会見の概要

2024年2月6日(火曜日)
8時33分〜8時38分
於:本館2階閣議室

冒頭発言

5G促進法計画認定

おはようございます。初めに、私から1点申し上げます。
キオクシアとウエスタンデジタルの合弁会社による三重県四日市市と岩手県北上市における先端NANDメモリ半導体の生産拡大と、10年間の継続生産に対する支援を決定しました。
今回の大型投資を起点に、地域への投資や賃上げなど、三重県、岩手県、さらにはその周辺地域に対し、幅広い経済波及効果を期待しています。既に半導体関連の大型投資が進む熊本では、製造業の設備投資が昨年度より2倍以上増加し、賃金も熊本のTSMCの工場では、全国平均より5万円以上高い水準の初任給が実現しています。こうした熊本の動きは、熊本地震からの復興、更には九州経済全体にも大きな波及効果を及ぼしていると認識しています。今回の案件も地域経済活性化の起爆剤となってほしいと思っています。
また、生成AIを始め、メモリ市場は今後大きな成長が見込まれます。キオクシアとウエスタンデジタルの共同投資は、日米が連携して、世界が必要とするメモリの供給責任を果たすものであると考えています。経済安全保障の観点からも、高い意義を有するプロジェクトです。詳細については事務局側からブリーフィングをさせていただきます。
私からは以上です。

質疑応答

再生エネルギー出力制御

Q:電力の出力制御について、最近回数が増えていて常態化しつつあるという指摘もあります。再エネ普及と拡大に水を差しかねない事態だと思いますが、大臣の受け止めと対応策について教えてください。

A:まず、再エネの出力制御は電力の安定供給を維持しながら再エネの最大限の導入を進めるために、むしろ必要な措置ではないかと考えています。これによって、再エネに歯止めがかかってはいけないと思います。こうした中、再エネの更なる導入拡大に向けて、出力制御量を最大限抑制するために、経済産業省では昨年末に取りまとめた「出力制御対策パッケージ」に基づいて包括的な対策を今講じています。
具体的には蓄電池の導入支援やディマンド・リスポンス推進のための電気料金メニューを多様化していくといった需要面の対策に加え、火力発電の最低出力の引き下げや地域間連系線の整備などを通じて抑制に取り組んでいきたいと考えています。

TSMC第二工場建設報道

Q:TSMCの件についてお伺いします。今日にも熊本の方に第二工場というのを発表されるというような話もあります。改めましてこちらの事実確認と、それから、第二工場が熊本ということになった場合の日本経済への波及効果、それから期待されることがあれば教えてください。

A:報道が出ているわけですが、個別企業の投資計画について、企業が何ら発表していない段階で私どもがコメントすることは難しいと思っています。いずれにしてもその波及効果については、先ほども少しキオクシアの件で申し上げましたとおり、既に熊本では大いなる経済波及効果が出ているわけですが、これがもし実現すれば、更なる経済波及効果を期待しているということだろうと思います。

以上

最終更新日:2024年2月6日

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