第1部 第4章4


4.2013 年度知的財産政策関連予算の概要 ······························································ 111 544.2013 年度知的財産政策関連予算の概要
�概要� (単位:億円)
区 分 2013 年度
予算額A
2012 年度
予 算 額 B
比較増減額
A-B(C)
増 減 率
(C/B)%
特許特別会計 1,1�� 1,133 15 1.3
(うち独法(注記)交付金) 93 95 さんかく 2 さんかく2.1
(注記)独立行政法人工業所有権情報・研修館
����目�
2013 年度 2012 年度
� 5�.3 億円 ( 29.0 億円)�
世界で通用する安定した権利(強い権利)の実現に向け、急増する中国等の外国文献対応を強化するとともに、新興国
を始めとする諸外国との国際知財ネットワークの構築等を推進する。
2013 年度 2012 年度
� �13.5 億円 (�05.5 億円)�
ハーグ協定への加盟、画像デザイン及び新しいタイプの商標の保護拡充に向けた取組を進めるとともに、2013 年に特
許審査順番待ち期間 11 ヶ月との目標を達成する。併せて、これら政策を支える新たな情報システムを構築する。
2013 年度 2012 年度
� 30.2 億円 ( 2�.1 億円)�
地域・中小企業のグローバル展開や模倣品対策等に効果的な知財の有効活用を支援する。
���目��
世界で通用する安定した権利の実現に向けたグローバル知財システムの構築
���目��
��、デザイン、��ン�の��的保護の強化
���目��
地域・中小企業のグローバル展開等を支える知財�ネ��ントの支援111 55
企業の事業展開や出願のグローバル化が加速化する中、世界で通用する安定した権利(強い権利)や円滑な権利取得の
実現に向け、
中国等の外国文献対応を強化するとともに、
知財制度の国際調和や新興国を始めとする諸外国との国際知財
ネットワークの構築を推進する。
�主��策�
(�)中国特許文献の和文作成及び技術分類付与 ���� �円 (新 �)
世界に占める割合が急増している中国特許文献の網羅的・効率的な調査・検索を可能にするため、中国特許文献の和文
作成及び我が国技術分類(FI・Fターム)付与を同時並行的に進める。併せて、我が国技術分類を核とした世界共通特
許分類の構築作業を加速化する。
(�)外国特許文献を対象とした先行技術調査の開始 ��� �円 (新 �)
中国・韓国等の外国特許文献が増加し、国際出願が拡大しつつある中、外国文献の調査・検索能力を向上させるべく、
外国特許文献を対象とした先行技術調査を新たに開始する。
(�)新興国を始めとする諸外国との国際知財ネットワークの構築等
我が国企業のグローバル展開や模倣品対策を支援すべく、
海外関係機関との審査官協議や調査研究を拡充するとともに、
アセアンを始めとする新興国等との間で、特許審査ハイウェイや我が国特許庁が国際調査を管轄する国の拡大等を進め、
連携を強化する。また、日米欧三極特許庁会合及び中韓を加えた五大特許庁会合や WIPO(世界知的所有権機関)の場に
おいて、我が国主導の議論・事業を展開する等により、知的財産制度の国際調和を加速する。
������
世界で通用する安定した権利の実現に向けたグローバル知財���ムの構築
���� �度 ���� �度
� ���� �円 ( ���� �円)�112 56
グローバルなビジネス展開や模倣品対策を支援すべく、
ハーグ協定への加盟、
画像デザイン及び新しいタイプの商標の
保護拡充に向けた検討を進める。特許審査については、2013 年に審査順番待ち期間 11 ヶ月との目標を達成する。あわせ
て、これら政策を実現する新たな情報システムを構築する。
【�要�策�
(�)ハーグ協定への加盟及び画像デザインの審査用資料の収集・整備 ��1 �� (新 �)
海外における低廉・簡便な意匠権取得を可能とするハーグ協定への加盟に向けた検討を進めるとともに、
デジタルデザ
インを活用した市場展開を支援するため、
意匠法改正による画像デザインの保護拡充に向けた審査用資料の収集・整備を
集中的に進める。
(�)新しいタイプの商標の商標審査実務と審査体制に関する調査 0�2 �� (新 �)
グローバル市場におけるブランドメッセージ発信手法の多様化に対応するため、
商標法改正による新しいタイプの商標
(色彩、音、動き等)の保護拡充に向けた商標審査実務と審査体制に関する調査を行う。
(�)先行技術調査の拡充 21��� �� (211�0 ��)
特許審査順番待ち期間 11 ヶ月との目標年の到来にあたり、当該目標を着実に達成するため、特許審査の効率化を加速
すべく、民間の技術調査能力を活用した先行技術調査を拡充する。
(�)喫緊の政策��の早期実現に向けた情報システムの構築・運営 2�2�2 �� (2�2�� ��)
グローバルな知財環境の変化に対応すべく業務・システム最適化計画を改定し、
新たな情報システムの構築及び安定的
な運営を行い、中国等の外国特許文献の機械翻訳・検索環境の提供、意匠法、商標法及び特許法の改正、並びに、出願受
付二重化を通じた災害対策等、喫緊の対応が必要な政策を早期に実現する。
重��目��
技術、デザイン、ブランドの��的保護の�化
2013 年� 2012 年�
� �13�� �� (�0��� ��)�113 57
地域・中小企業のグローバル展開や模倣品対策等に効果的な知財の有効活用を支援する。
����策�
���「知財総合支援窓口」に��る地域・中小企業の知財������の支援 ���� �� � ���� ���
地域・中小企業等による知財を活用した事業展開の支援を強化するため、支援ニーズの詳細な分析、より専門的・具体
的な課題解決策の提案、他機関との連携強化等を通じ、各都道府県に設置した「知財総合支援窓口」の機能を拡充する。
���外国出願の����を通じた国�的な事業展開の促進 ��� �� � ��� ���
模倣等のリスクを回避しつつ、
積極的な海外事業展開を進められるよう、
中小企業等の外国出願に係る費用を補助する。
特に、知的財産権の更なる有効活用や冒認商標問題等への適切な対応を促進すべく、支援の拡充を行う。
������
地域・中小企業のグローバル展開等を支�る知財������の支援
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