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職場環境5

福島県 商工労働部次世代産業課 課長/鈴木 章文(2008年入省)

地域の潜在能力を発揮し、世界へと展開する。

2011年3月11日、東日本大震災と福島第一原子力発電所事故に見舞われた福島県。復興に向けて、国が全面に立ち、今もなお、1F廃炉、除染、住民帰還支援、産業再生はじめ、様々な支援策を講じています。私は、福島県職員として、次世代産業を担う県内企業の支援に取り組んでいます。公務員人生で2回目の県派遣となります。

私は川崎市で生まれ育ち、大学での専攻は薬学でしたが、地域経済に興味を持ったのは、入省以降です。地域の潜在能力を引き出し、地域経済の活性化を通じて、日本の産業競争力を高められるのではないかと考えました。初めての県派遣となる青森県で得た経験をもとに、地域課題を解決するアイデアをビジネスとして取り組み、解決へと導く地域の主体を支援し、地域の持続可能性を高める事業を立ち上げました。当時の上司から数多の助言をもらい、自分の見識の狭さを痛感させられる毎日でしたが、多くの成長を感じました。現在出向中の部署では、再エネや水素、ロボットやドローン・空飛ぶクルマ、航空宇宙、環境リサイクル分野の関連企業を支援し、浜通り地域の産業復興を後押しするだけでなく、その成果を、県全域から全国や海外へ展開させることも見据えています。これまでの行政官の経験だけでなく、理系の知識も生きる非常にやりがいのある現場です。

今、福島県で生まれた0歳の息子を抱きながら、この子が暮らす日本の将来を考えています。今の福島県の仕事の成果が、全国や世界で展開され、日本の明るい将来の一助になることを信じています。

最終更新日:2023年9月1日

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