令和6年度経済産業統計政策調査等事業(発展的政策プロセスの実践に関する人材育成)に係る委託先の公募について

2024年6月10日
大臣官房調査統計グループ
データマネジメント推進室

経済産業省では、令和6年度経済産業統計政策調査等事業(発展的政策プロセスの実践に関する人材育成)を実施する委託先を、以下の要領で広く募集します。

1.事業の目的(概要)

経済産業省(以下「当省」という。)では、2021年度から検討を開始した「経済産業政策の新機軸」の論点の一つとして「EBPM・データ駆動型行政」を掲げており、今後の取組課題として、当省職員(以下「職員」という。)のリテラシー向上を位置づけている。このため、同年度には「発展的政策プロセス実践研修」を新たに立ち上げ、省内で一定の人材を育成していくことを目指している。本年度で同研修は4年目となる。

本事業は、同研修において、職員が外部有識者のアドバイスを得ながら、ロジックモデル・リサーチデザインの基本的な考え方と作成方法を身に付け、ファクト分析や政策効果分析に応用可能な統計的分析手法を習得することを目指す。さらに、当該知見・スキルを用いて実際の政策テーマや実務を題材として行う調査分析とその取りまとめ、更にこうしたアウトプットに基づくコミュニケーションを内容とする実践等を通じて、職員の能力向上を図ることを目的とする。

2.事業内容

発展的政策プロセス実践研修は、(i)及び(ii)の講義型研修と(iii)分析プロジェクト、の三本柱で構成される。受託者においては、(i)(ii)の講義型研修の講師を務める外部有識者への謝金の支払い手続きと、(iii)の分析プロジェクトの後半部分の企画・運営を実施する。

詳しくは、募集要項を参照のこと。

(i)分析手法に関する講義型研修

• 計量経済学の基礎的な知識、ファクト分析や政策効果分析に応用可能な統計的分析手法を学ぶ。
• 例えば、(1)計量経済学(マクロ・ミクロ)の代表的なモデル、(2)回帰分析、(3)因果推論手法(ランダム化比較実験、回帰不連続デザイン、差の差分析等)について、演習を取り入れながら学ぶことを想定。

(ii)リサーチデザインに関する講義型研修

• ロジックモデルやリサーチデザインの作成の基本について学ぶ。

(iii)分析プロジェクト

• EBPMの手法やデータを有効に活用して、効果的な政策立案や政策形成につなげることができるよう、データに基づく資料作成や分析手法等を、実政策の分析演習を通して、実践的に学べるようにする。
• 分析プロジェクトは、(1)【ファクト分析】政策立案の必要性を示すファクトやデータの収集・分析(トレンド把握、相関分析・属性分析による課題抽出等)を行うグループ、(2)【政策効果分析】予算事業等のEBPM手法を先行事例の再現・実践を通じて習得するグループ、(3)【統計調査実務グループ】統計調査の品質向上を目指したロジックモデルの作成や統計的手法を用いた検証等を行うグループの3つに分かれて実施する。
• (1)と(3)のグループは研修生が取り上げたいと思うテーマについて、リサーチデザインや成果報告書の作成を進める。(2)のグループは当省研修事務局がテーマを指定する。これを当省研修事務局・委託先事業者・外部有識者が伴走支援して、効率的な分析にかかる基礎知識・スキルの習得やアウトプットの取りまとめ、外部とのコミュニケーションスキルの習得などを内容として、円滑な分析プロジェクトの遂行をサポートする。

3.公募期間

令和6年6月10日(月曜日)〜令和6年7月5日(金曜日)正午必着

4.提出・問合せ先

〒100-8901 東京都千代田区霞が関1-3-1
経済産業省 大臣官房調査統計グループ データマネジメント推進室
担当:関澤、安西
E-MAIL:bzl-policy_process_ope_2021@meti.go.jpメールリンク

お問合せは電子メールでお願いします。電話でのお問合せは受付できません。
なお、お問合せの際は、件名(題名)を必ず「令和6年度経済産業統計政策調査等事業(発展的政策プロセスの実践に関する人材育成)」としてください。他の件名(題名)ではお問合せに回答できない場合があります。

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