苓北発電所
REIHOKU
T h e r m a l p o w e r s t a t i o n
火 力 発 電
苓北発電所へのご案内
しかく所 在 地/〒863‐2504
熊本県天草郡苓北町大字年柄字苓陽1091番6
しかく交 通/本渡バスセンターから「富岡」行きバスに乗り、 「志岐」バス停下車後、タクシーを利用
(本渡より約1時間)
しかくお問合せ/0969‐35‐2131
にじゅうまるご見学は、事前にご連絡ください。
しかくU R L https://www.kyuden.co.jp/
2024.09
電気の流れ
しかく苓北発電所概要
しかく主要経緯ボイラー
項目 ユニットタービン発電機
2号機
2003年6月24日
700,000kW
三菱重工業
2,120t/h
593°C/593°C
1号機
1995年12月14日
700,000kW
石川島播磨重工業
2,260t/h
566°C/566°C
乾式アンモニア接触還元法
湿式石灰石一石膏法
2缶集合200m
(日立造船)
東 芝
24.1MPa
(246kg/cm2)3,600回転/分
東 芝25KV60Hz
メ ー カ ー
蒸 発 量
排 煙 脱 硝 装 置
排 煙 脱 硫 装 置
煙 突
メ ー カ ー
蒸 気 圧 力
蒸 気 温 度
回 転 数
メ ー カ ー
電 圧
周 波 数
運 転 開 始
出 力
大きな工場
11万ボルト・6.6万ボルト
中工場
6.6千ボルト
50万ボルト
22万ボルト
11万ボルト
鉄道22万ボルト
ビル
6.6千ボルト
住宅
100ボルト・200ボルト
店舗
100ボルト・200ボルト
環 境 保 全 対 策
発電所の運転に際し
ては、
昭和57年8月に熊本県・苓北町と、
環境保全協定を結び、
周辺地域の
自然環境を守っていく
ために万全の対策を講じています。
発電所の半径20〜30kmの位置に
大気観測局を点在させ、
常時環境データを測定し
ています。
騒音・振動対策
環境データ監視画面 環境監視計器
排煙監視テレビ 排煙監視計器
低騒音機器の導入、
消音器・防音カバーの取付および防音壁の採用な
どによって、
できるだけ騒音が発生しないようにしています。
温排水対策
復水器の冷却に使用した温排水
(海水)
は、
取水
(海水)
との温度差を7°C以
内にしています。
なお、
この温排水をすばやく周囲の海水の水温と同じに
するため、
深層取水、
水中放流を行っています。
排煙対策
排煙に含まれる物質については、
電気集じん器、
脱硫・脱硝装置などに
よって、
可能な限り除去し、
周辺環境への影響を減らすようにしています。
火力発電所
水力発電所
原子力発電所
地熱発電所
一次変電所 二次変電所 配電用
変電所
22万ボルト
11万ボルト
6.6万ボルト
6.6万ボルト
2.2万ボルト
6.6千ボルト
柱上変圧器
風力発電所
太陽光
発電所
1980年
1984年
1992年
1995年
2003年
12 月
4 月
2 月
12 月
6 月
苓北発電所建設申し入れ
護岸工事着工
1 号本館着工
営業運転開始
(1 号機)
営業運転開始
(2 号機)
さんかく
さんかく
さんかく
さんかく
さんかく
新小倉
1,200,000
至中国電力
しかく
山川30,000
岩屋戸
52,000
大平500,000
小丸川1,200,000
上椎葉
93,200
塚原67,050
諸塚50,000
川内原子力
1,780,000
大霧30,000
大淀川第二
71,300
苓北
1,400,000
甑島第一
13,250 大淀川第一
55,500
一ツ瀬
180,000
玄海原子力
2,360,000
天山600,000
松浦
1,700,000
新大分
2,875,000
大岳
14,500
豊前500,000
松原
50,600
柳又
63,800
八丁原110,000
八丁原バイナリ
ー2,000
滝上27,500
苅田360,000
甑島250
(2024年4月現在)
水力発電所
(5万kW 以上)
揚水発電所
火力発電所
原子力発電所
地熱発電所
しかく
さんかく
凡 例
九州電力送配電(株)
の設備
九電み
らいエナジー(株)
の設備
発電所の数値は出力(kW)を示す
内燃力発電所
風力発電所
主要変電所、
開閉所
50万V送電線
22万V送電線
他社設備
苓北発電所
至茂木港
天草灘
苓北町
天草市
天草下島
至牛深
至上島
くろまる
平山ダム
志岐ダム
苓北町郷土資料館くろまる324266389上津深江港
富岡港
さんかく奈久葉山
くろまる
苓北町
役場
くろまる
くろまる
くろまる
富岡城跡
貯炭場
発電所の燃料として使用する石炭は、
海外
から輸入し貯炭場に一時貯蔵します。
変電所
超高圧の送電線で電気を送る
とともに、
天草全島の電気を当
変電所より供給しています。
復水器
タービンで仕事をした蒸気は復水器の中で冷却水
(海水)
によって冷やされ、
水に戻ります。
この水は
ポンプでボイラーへ送られ循環します。
九州の主要な電源として順調に運転を続けています
火力発電
発電所全体を安全に運転するために、
ボイラーや発
電機をはじめすべての施設は、
中央制御室で24時間
監視しています。
重要なデータや制御装置がここに集
中し、
コンピュータを使いながら効率的で安全な運
転が行われています。
中央制御室
発電機
復水器
灰捨場へ
微粉炭機
石炭
バンカー
ボイラー
石炭灰
石灰石・水
石こう船
シップ
ローダー
蒸気タービン
蒸気
石炭
リクレーマー
スタッカー
アンローダー
石炭船
ボイラー
給水ポンプ
チップ
送電線
電気
工業用水
防風ネッ
ト 散水装置
木質バイオマス設備
貯 炭 場
開 閉 器
変 圧 器
建 屋
低NOx
バーナー
排煙脱硝装置
排ガス混合ファン
排煙監視用
テレビカメラ
純水装置
排煙脱硫装置などへ給水
貯蔵サイロ
受入ホッパ
コンベア
陸送
押込ファン
空気予熱器
コンベア
ボイラーで燃料(石炭)などを燃や
し、
発生させた蒸気でタービンを
回し、
電気を作ります。
発電所のしくみ
苓北発電所は、
コストの安い海外炭を燃料として使用し、1・
2号機を合わせると、
140万kWの出力となります。
また、
300kWの太陽光発電設備の設置や国内林地残材等を利用した木質バイオマスの
混焼など、
再生可能エネルギーの導入にも努めています。
原水
タンク温排水海
循環水
ポンプ冷却水BAC
排煙脱硫装置E電気集じん器D誘引ファン
ばい煙
測定装置
有効利用灰
高さ200m
煙 突
石炭灰
有効利用灰
木質バイオマス設備
木質チップを石炭重量に対し、
最大1%で混合します。
安全に発電所を
運転するために・・・
A ボイラー
ボイラーでは、
燃料
(微粉にした石炭や木材の
チップ)
をバーナーから炉内に吹き込んで燃や
し、
この熱を利用して、
高温高圧の蒸気をつくり、
タービンへ供給します。
B 蒸気タービン・発電機
ボイラーで発生した蒸気を
タービンの羽根車に吹きつけ、
1分間に3,600回という高速
回転のエネルギーを発電機に
伝えて、
電気を作ります。
D 電気集じん器
排煙の中に含まれるばいじんを取り除く装置で
す。
静電気を利用して金属の板に吸いつけて除去す
るもので、
環境を
守るための対策
の一つです。
E 排煙脱硫装置
排煙の中に含まれる亜硫酸ガス
(硫黄酸化物)を石灰石の水溶液で吸収し除去します。
除去された亜
硫酸ガスは石こ
うとして回収さ
れます。
C 排煙脱硝装置
排煙中に含まれる窒素酸化
物をアンモニアと反応させ除
去する装置です。
また、
低NOx
バーナー、
ボイラー二段燃焼
などでも窒素酸化物低減対策
に取り組んでいます。
排煙脱硝装置のしくみ
煙 突NH3(アンモニア)
排気
ガスN2(窒素)NOxH2O
(水蒸気)
窒素
酸化物( )脱硝装置石炭バンカー・微粉炭機
石炭及び木質チップはコンベアで石炭バンカーへ
運び、
微粉炭機で粉砕した後、
ボイラーで燃やします。
ボイラー二段燃焼
(NOx低減対策)
はい えん だっ しょ
う そう ち

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