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平成 29 年 12 月 20 日
各 位
会 社 名 九 州 電 力 株 式 会 社
代表者名 代表取締役社長 瓜生 道明
(コード:9508 東証第一部、福証)
問合せ先 原子力発電本部 原子力企画グループ長 本田 光生
TEL. (092)761-3031
玄海原子力発電所3,4号機
特定重大事故等対処施設設置工事に関するお知らせ
当社は、平成 29 年 12 月 20 日、玄海原子力発電所3,4号機の特定重大事故等対処
施設の設置に係る原子炉設置変更許可申請書を原子力規制委員会に提出し、同申請書に、
特定重大事故等対処施設設置工事(3号炉及び4号炉)に要する資金等について記載して
おりますので、下記の通りお知らせいたします。記1.特定重大事故等対処施設設置工事(3号炉及び4号炉)の理由
「核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律」第 43 条の 3 の 6 第 1 項
第 4 号の規定に基づき、
「実用発電用原子炉及びその附属施設の位置、構造及び設備の
基準に関する規則」第 42 条で設置を定められているため。
2.特定重大事故等対処施設設置工事(3号炉及び4号炉)の内容
(1) 所 在 地:佐賀県東松浦郡玄海町大字今村
(2) 資 金:約 2,400 億円
(3) 施 設 概 要:
(別紙参照)
1貯水槽及び注水ポンプ
2フィルタベント
3窒素ボンベ(原子炉減圧操作用)
4発電機
5緊急時制御室
(4) 工 期:平成 34 年に使用開始予定
3.今後の見通し
本件が当社の平成 30 年 3 月期の業績に与える影響は軽微であり、平成 29 年 10 月 31 日
に公表した業績見通しの変更はありません。
以 上
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(注記)フィルタベント
原子炉格納容器内の圧力が異常に上昇した場合、
原子炉格納容器の損傷を防止
するため、その内部の蒸気を放出(ベント)し、圧力を低減するとともに、大気
中に放出される放射性物質を低減させる装置
別 紙
特定重大事故等対処施設の概要図
原子炉格納容器
制御棒
逃がし弁
タンクへ蒸気発生器フィルタ
ベント(注記)
:特定重大事故等対処施設
窒素ボンベ
原子炉減圧
操作用
注水ポンプ
貯水槽
緊急時制御室
発電機

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