2023年度決算について
(投資家向け説明資料)
2024年4月30日
本資料には、将来の業績に関する記述が含まれております。こうした
記述は将来の業績を保証するものではなく、リスクと不確実性を内包
するものです。将来の業績は、経営環境に関する前提条件の変化など
に伴い変化することにご留意ください。
別添資料
(2024年5月10日経営概況説明会)
目 次
当年度の業績につきましては、燃料価格の下落により燃料費調整の期ずれ影響が前年度の差損
から差益に転じたことに加え、原子力発電所の稼働増などにより燃料費が減少したことや、卸電
力市場価格の下落により購入電力料が減少したことなどから、経常損益、親会社株主に帰属する
当期純損益ともに大幅に改善し、黒字となりました。11 2023年度業績〔連結〕
2023年度 2022年度 増 減 増 減 率
経 常 収 益 21,699 22,461 ▲さんかく762 ▲さんかく3.4
( 売 上 高 再 掲 ) (21,394) (22,213) (▲さんかく818) (▲さんかく3.7)
経 常 費 用 19,317 23,327 ▲さんかく4,010 ▲さんかく17.2
( 営 業 損 益 ) (2,549) (▲さんかく729) (3,279) (-)
経 常 損 益 2,381 ▲さんかく866 3,247 -
特 別 利 益 - 112 ▲さんかく112 -
特 別 損 失 134 27 107 388.3
親 会 社 株 主 に 帰 属 す る
当 期 純 損 益 1,664 ▲さんかく564 2,228 -
(注) 連結子会社1社減(50社←51社)、持分法適用会社3社増(50社←47社)
※(注記)1 有価証券売却益 ※(注記)2 海外事業に係る評価損 ※(注記)3 独禁法関連損失引当金繰入額
(億円、%)
※(注記)1
※(注記)3
※(注記)2
売上高 4期ぶりの減収、 経常損益 2期ぶりの黒字、 当期純損益 2期ぶりの黒字
連結売上高 : 2兆1,394億円 ( 前年度比 3.7%減 )
連結経常損益 : 2,381億円
連結当期純損益 : 1,664億円
2023年度 2022年度 増 減 増減率
小 売 販 売 電 力 量 735 765 ▲さんかく30 ▲さんかく4.0
電 灯 243 242 1 0.6
電 力 492 524 ▲さんかく32 ▲さんかく6.1
卸 売 販 売 電 力 量 167 194 ▲さんかく27 ▲さんかく13.9
総 販 売 電 力 量 902 960 ▲さんかく58 ▲さんかく6.0
1(1) 収支諸元1販売電力量〔連結〕
小売販売電力量につきましては、域外の契約電力が減少したことなどにより、前年度に比べ4.0
%減の735億kWhとなりました。
また、卸売販売電力量につきましては、13.9%減の167億kWhとなりました。
この結果、総販売電力量は6.0%減の902億kWhとなりました。
【当社グループ合計】 (億kWh、%)
(注1) 四捨五入のため、内訳と合計の数値が一致しない場合がある
(注2) 当社及び連結子会社(九州電力送配電(株)、九電みらいエナジー(株))の合計値(内部取引消去後)22023年度 2022年度 増 減 増減率発電
水 力 44 44 - 0.5
( 出 水 率 ) (94.2) (88.2) (6.0)
火 力 256 355 ▲さんかく99 ▲さんかく27.8
原 子 力 317 201 116 57.8
( 設 備 利 用 率 ) (90.8) (57.7) (33.1)
新 エ ネ ル ギ ー 等 14 13 1 5.3
計 632 613 19 3.0
融 通 ・ 他 社 受 電 339 418 ▲さんかく79 ▲さんかく18.7
(水 力 再 掲) (16) (15) (1) (6.5)
(新エネルギー等再掲) (193) (195) (▲さんかく2) (▲さんかく1.1)
揚 水 用 等 ▲さんかく21 ▲さんかく23 2 ▲さんかく8.7
合 計 950 1,008 ▲さんかく58 ▲さんかく5.7
(注1) 四捨五入のため、内訳と合計の数値が一致しない場合がある (注2) 発受電電力量合計と総販売電力量の差は損失電力量等
(注3) 当社及び連結子会社(九州電力送配電(株)、九電みらいエナジー(株))の合計値(内部取引消去後)
※(注記)1 発電電力量は送電端 ※(注記)2 当期の電力量は期末時点で把握している値
1(1) 収支諸元2発受電電力量〔連結〕
(億kWh、%)3【 当社グループ合計 】
※(注記)1
※(注記)2
( 参 考 )発受電電力量に占める割合
2023年度 2022年度 増 減
原 子 力 33.4 19.9 13.5
再 エ ネ 26.7 25.1 1.6(%)(注) 非化石証書を使用していない部分は、再生可能エネルギーとしての価値やCO2ゼロエミッション電源としての
価値は有さず、火力発電などを含めた全国平均の電気のCO2排出量を持った電気として扱われる
※(注記) 再エネは、太陽光、風力、
バイオマス、廃棄物、地熱、
及び水力(揚水除き)などの
自社・他社合計
※(注記)
小売・卸売に対する供給面につきましては、原子力をはじめ、火力・揚水等発電設備の総合的
な運用等により、また、エリア需給につきましては、調整力電源の運用及び国のルールに基づく
再エネ出力制御の実施等により、安定して電力をお届けすることができました。
1(1) 収支諸元3その他の収支諸元〔連結〕 4
原油CIF価格及び為替レート
2023年度 2022年度 増 減
原 油 C I F 価 格 ( $ / b ) 86 103 ▲さんかく17
為 替 レ ー ト (円/$) 145 135 1051(2) 経常収益〔連結〕
(億円、%)
収入面では、国内電気事業において、総販売電力量の減少などにより小売販売収入及び卸売販売収入
が減少したことなどから、売上高は前年度に比べ3.7%減の2兆1,394億円、経常収益は3.4%減の2兆
1,699億円となりました。
小 売 販 売 収 入 13,862 15,198 ▲さんかく1,336
小売販売電力量減 ▲さんかく500 単価差 ▲さんかく835※(注記)
( 激 変 緩 和 割 引 前 ) (15,801) (15,658) (143)
卸 売 販 売 収 入 2,022 2,730 ▲さんかく707 他社販売電力料 ▲さんかく680
そ の 他 3,316 2,247 1,068 電気事業雑収益 967 (激変緩和補助金1,478)
( 売 上 高 ) (19,119) (20,086) (▲さんかく966)
経 常 収 益 19,200 20,176 ▲さんかく975
2023年度 2022年度 増 減 増 減 率 主な増減説明
売上高(営業収益) 21,394 22,213 ▲さんかく818 ▲さんかく3.7 国内電気事業 ▲さんかく966
営 業 外 収 益 304 248 56 22.6
(持分法投資利益再掲) (117) (90) (26) (29.0)
経 常 収 益 21,699 22,461 ▲さんかく762 ▲さんかく3.4 国内電気事業 ▲さんかく975
(注) 国内電気事業の数値は、当社及び連結子会社(九州電力送配電(株)、九電みらいエナジー(株))の合計値(内部取引消去後)
※(注記) 燃料費調整制度の上限超過影響差140億円(▲さんかく220←▲さんかく360)、
及び電気ガス価格激変緩和対策事業による割引▲さんかく1,478億円(▲さんかく1,939←▲さんかく460)を控除後
〔国内電気事業再掲〕6支出面では、国内電気事業において、原子力発電所の稼働増や燃料価格の下落などにより燃料費
が減少したことに加え、卸電力市場価格の下落などにより購入電力料が減少したことなどから、経常
費用は17.2%減の1兆9,317億円となりました。
1(3) 経常費用〔連結〕
(億円、%)
人 件 費 1,096 1,091 5
燃 料 費 3,964 6,522 ▲さんかく2,557 CIF・レート差 ▲さんかく1,490 原子力稼働影響差 ▲さんかく1,500※(注記)
購 入 電 力 料 3,215 6,184 ▲さんかく2,968 他社購入電力料 ▲さんかく2,927
修 繕 費 1,836 1,633 202 汽力 112 配電 84
減 価 償 却 費 1,824 1,657 166 原子力 85 送電24
支 払 利 息 228 226 2
原子力バックエンド費用 783 520 262 原子力稼働影響差 270※(注記)
そ の 他 4,361 3,639 722 諸経費 688
経 常 費 用 17,311 21,475 ▲さんかく4,163
2023年度 2022年度 増 減 増 減 率 主な増減説明
営 業 費 用 18,845 22,942 ▲さんかく4,097 ▲さんかく17.9 国内電気事業 ▲さんかく4,254
営 業 外 費 用 472 384 87 22.7
経 常 費 用 19,317 23,327 ▲さんかく4,010 ▲さんかく17.2 国内電気事業 ▲さんかく4,163
〔国内電気事業再掲〕
(注) 国内電気事業の数値は、当社及び連結子会社(九州電力送配電(株)、九電みらいエナジー(株))の合計値(内部取引消去後)
※(注記) 原子力稼働影響差(燃料費+原子力BE費用) ▲さんかく1,230
1(4) 経常損益、親会社株主に帰属する当期純損益〔連結〕 7
(億円、%)
2023年度 2022年度 増 減 増 減 率
経 常 損 益 2,381 ▲さんかく866 3,247 -
渇 水 準 備 金 ▲さんかく2 ▲さんかく50 48 ▲さんかく94.4
特 別 利 益 - 112 ▲さんかく112 -
特 別 損 失 134 27 107 388.3
税 金 等 調 整 前
当 期 純 損 益 2,249 ▲さんかく730 2,979 -
法 人 税 等 566 ▲さんかく185 752 -
非 支 配 株 主 に 帰 属 す る
当 期 純 利 益 18 19 ▲さんかく1 ▲さんかく5.4
親 会 社 株 主 に 帰 属 す る
当 期 純 損 益 1,664 ▲さんかく564 2,228 -
以上により、経常損益は2,381億円の利益、親会社株主に帰属する当期純損益は海外事業に係
る評価損を特別損失に計上したことなどから1,664億円の利益となりました。
※(注記) インドネシアにおける地熱IPPプロジェクトにおいて、想定以上の発電出力減少により開発時の計画出力との間に大きな
乖離が生じているため、今回、将来の出力想定の見直しに伴い、同プロジェクトに係る評価損を特別損失に計上
※(注記)
(億円)
(参考)連結経常損益の変動要因(対前年度) 8
連結経常損益
(2022年度)
連結経常損益
(2023年度)
▲さんかく866
2,381
(+3,247)
燃料費調整
期ずれ影響差
(▲さんかく640→620)+820+1,230
国内電気事業(3,187)
原子力
稼働影響差
期ずれ影響除き
連結経常損益
▲さんかく226程度
期ずれ影響除き
連結経常損益
1,761程度
卸電力取引
価格下落影響
その他+60その他
+1,260
▲さんかく1239(参考)燃料費調整の期ずれ影響試算〔当社個別〕
・基準燃料価格と前年度後半の燃料価格との差の一部は、
当年度の小売販売収入の増加に反映 [1,060億円程度]
・基準燃料価格と当年度後半の燃料価格との差の一部は、
当年度の小売販売収入の増加には反映されず、翌年度以降に繰越し [440億円程度]
この燃料費調整の期ずれ影響により、当年度の利益は増加 [620億円程度]
(対前年度:1,260億円程度)
2021.10 2022.1 2022.4 2022.7 2022.10 2023.1 2023.4 2023.7 2023.10 2024.1 2024.4
2022年度 2023年度
燃料価格(全日本通関CIF)※(注記)
基準燃料価格
420億円程度
※(注記)支出時点の燃料市況(石油・LNG・石炭)の平均値
期ずれ影響:620億円程度
1,060億円程度
440億円程度
期ずれ影響:▲さんかく640億円程度
対前年度:1,260億円程度
連結経常利益
(2023年度)
(億円)
連結経常利益
(1月公表値)
2,381
(+381)
期ずれ影響除き
連結経常利益
1,761程度
期ずれ影響除き
連結経常利益
1,380程度+110その他
2,000+120卸電力取引
価格下落影響10(参考)連結経常損益の変動要因(対1月公表)
諸経費の減+151+381
1(5) セグメント情報〔連結〕
2023年度 2022年度 増 減エネルギーサービス事業国内電気事業発 電 ・ 販 売 事 業
売 上 高 18,197 19,309 ▲さんかく1,111
経 常 損 益 1,475 ▲さんかく1,435 2,911
送 配 電 事 業
売 上 高 6,984 7,089 ▲さんかく105
経 常 利 益 413 141 272
消 去
売 上 高 ▲さんかく6,062 ▲さんかく6,312 250
経 常 損 益 - ▲さんかく4 4計売 上 高 19,119 20,086 ▲さんかく966
経 常 損 益 1,889 ▲さんかく1,298 3,187
海 外 事 業
売 上 高 57 62 ▲さんかく4
経 常 利 益 53 44 8
そ の 他 エ ネ ル ギ ー サ ー ビ ス 事 業
売 上 高 2,994 2,611 382
経 常 利 益 339 292 46
I C T サ ー ビ ス 事 業
売 上 高 1,314 1,193 120
経 常 利 益 78 65 12
都 市 開 発 事 業
売 上 高 289 249 40
経 常 利 益 38 32 6
そ の 他
売 上 高 91 87 4
経 常 利 益 4 4 -
消 去
売 上 高 ▲さんかく2,472 ▲さんかく2,078 ▲さんかく394
経 常 損 益 ▲さんかく21 ▲さんかく7 ▲さんかく14
合 計
売 上 高 21,394 22,213 ▲さんかく818
経 常 損 益 2,381 ▲さんかく866 3,247
(億円)11(20,013)(62)(1,086)
(873)
(注1) 上記の各報告セグメントの記載金額は、セグメント間の内部取引消去前の金額
(注2) 売上高の ( )内は外部売上高の再掲
(注3) 海外燃料プロジェクトは「その他エネルギーサービス事業」に含めている
(16,775)
(2,267)
(17,475)
(2,538)
(137)(39)(57)
(19,043)
(1,172)
(901)
(179)(39)(▲さんかく699)
(▲さんかく270)
(▲さんかく970)
(▲さんかく4)(85)(27)(42)(-)
2023年度 2022年度 増 減 増 減 率
経 常 収 益 18,363 19,473 ▲さんかく1,110 ▲さんかく5.7
( 売 上 高 ) (18,197) (19,309) (▲さんかく1,111) (▲さんかく5.8)
経 常 費 用 16,887 20,908 ▲さんかく4,021 ▲さんかく19.2
経 常 損 益 1,475 ▲さんかく1,435 2,911 -
1(5) 1発電・販売事業
(億円、%)12売上高は、総販売電力量の減少などにより小売販売収入及び卸売販売収入が減少したことなどか
ら、前年度に比べ5.8%減の1兆8,197億円となりました。
経常損益は、燃料価格の下落により燃料費調整の期ずれ影響が前年度の差損から差益に転じたこ
とに加え、原子力発電所の稼働増などにより燃料費が減少したことや、卸電力市場価格の下落によ
り購入電力料が減少したことなどから、2,911億円改善し1,475億円の利益となりました。
売 上 高: 1兆 8,197億円( 前年度比 5.8%減 )[減収]
経 常 損 益:
国内における発電・小売電気事業 など
[発電・販売事業]
1,475億円
1(5) 2送配電事業
(億円、%)13売上高は、卸電力市場価格の下落などにより再生可能エネルギー電源からの買取に伴う卸売販
売収入が減少したことなどから、前年度に比べ1.5%減の6,984億円となりました。
経常利益は、再生可能エネルギー電源からの買取関連費用や需給調整市場からの調達費用が減
少したことなどから、193.0%増の413億円となりました。
売 上 高: 6,984億円( 前年度比 1.5%減 )[減収]
経 常 利 益: 413億円( 前年度比 193.0%増 )[増益]
九州域内における一般送配電事業 など
[送配電事業]
2023年度 2022年度 増 減 増 減 率
経 常 収 益 7,002 7,109 ▲さんかく107 ▲さんかく1.5
( 売 上 高 ) (6,984) (7,089) (▲さんかく105) (▲さんかく1.5)
経 常 費 用 6,588 6,968 ▲さんかく379 ▲さんかく5.5
経 常 利 益 413 141 272 193.0
1(5) 3海外事業
(億円、%)142023年度 2022年度 増 減 増 減 率
経 常 収 益 148 129 18 14.1
( 売 上 高 ) (57) (62) (▲さんかく4) (▲さんかく7.5)
経 常 費 用 94 85 9 11.0
経 常 利 益 53 44 8 19.9
持 分 法
投 資 利 益 46 46 0.2 0.6
売上高は、送電事業に係る開発報酬による収入の減少などにより、前年度に比べ7.5%減の57
億円、経常利益は、為替差益の増加などにより、前年度に比べ19.9%増の53億円となりました。
売 上 高: 57億円( 前年度比 7.5%減 )[減収]
経 常 利 益: 53億円( 前年度比 19.9%増 )[増益]
海外における発電・送配電事業 など
[海外事業]
1(5) 4その他エネルギーサービス事業
(億円、%)152023年度 2022年度 増 減 増 減 率
経 常 収 益 3,103 2,676 426 15.9
( 売 上 高 ) (2,994) (2,611) (382) (14.7)
経 常 費 用 2,764 2,384 380 15.9
経 常 利 益 339 292 46 16.0
持 分 法
投 資 利 益 74 47 27 57.0
売上高は、石炭販売の増加や発電所補修工事の増加などにより、前年度に比べ14.7%増の
2,994億円、経常利益は16.0%増の339億円となりました。
売 上 高: 2,994億円( 前年度比 14.7%増 )[増収]
経 常 利 益: 339億円( 前年度比 16.0%増 )[増益]
電気設備の建設・保守など電力の安定供給に資する事業、ガス・LNG販売事業、石炭販売
事業、再生可能エネルギー事業 など
[その他エネルギーサービス事業]
1(5) 5ICTサービス事業
(億円、%)16売上高は、情報システム開発受託の増加やデータ通信事業におけるソリューションサービス収
入の増加などにより、前年度に比べ10.1%増の1,314億円、経常利益は19.6%増の78億円とな
りました。
売 上 高: 1,314億円( 前年度比 10.1%増 )[増収]
経 常 利 益: 78億円( 前年度比 19.6%増 )[増益]
2023年度 2022年度 増 減 増 減 率
経 常 収 益 1,337 1,215 121 10.0
( 売 上 高 ) (1,314) (1,193) (120) (10.1)
経 常 費 用 1,258 1,150 108 9.4
経 常 利 益 78 65 12 19.6
持 分 法
投 資 利 益 - 0.9 ▲さんかく0.8 ▲さんかく91.8
データ通信事業、光ブロードバンド事業、電気通信工事・保守事業、情報システム開発事業、
データセンター事業 など
[ICTサービス事業]
1(5) 6都市開発事業
(億円、%)17売上高は、オール電化マンション販売の増加などにより、前年度に比べ16.2%増の289億円、
経常利益は、持分法による投資利益の増加などもあり、前年度に比べ18.9%増の38億円となりま
した。
売 上 高: 289億円( 前年度比 16.2%増 )[増収]
経 常 利 益: 38億円( 前年度比 18.9%増 )[増益]
2023年度 2022年度 増 減 増 減 率
経 常 収 益 307 259 47 18.3
( 売 上 高 ) (289) (249) (40) (16.2)
経 常 費 用 268 227 41 18.2
経 常 利 益 38 32 6 18.9
持 分 法
投 資 利 益 2.4 0.1 2.3 -
都市開発・不動産・社会インフラ事業 など
[都市開発事業]
2 2023年度財務状況〔連結〕
資産は、設備投資などによる固定資産の増加に加え、現金及び預金などの流動資産が増加したこと
から、前年度末に比べ1,235億円増の5兆7,272億円となりました。
負債は、有利子負債が減少したことなどから、前年度末に比べ1,802億円減の4兆8,061億円とな
りました。
純資産は、 B種優先株式の発行及びA種優先株式の消却や、親会社株主に帰属する当期純利益の計
上などから、前年度末に比べ3,038億円増の9,210億円となりました。
この結果、自己資本比率は、前年度末に比べ5.1ポイント向上し15.5%となりました。18(億円)
2023年度末 2022年度末 増 減
総 資 産 57,272 56,036 1,235
負 債 48,061 49,864 ▲さんかく1,802
( 有 利 子 負 債 再 掲 ) (37,654) (39,915) (▲さんかく2,260)
純 資 産 9,210 6,172 3,038
自 己 資 本 比 率 ( % ) 15.5 10.4 5.1
3 2023年度期末配当 19
2023年度の期末配当につきましては、2023年度の業績や中長期的な収支・財務状況などを
総合的に勘案し、普通株式1株につき25円といたします。
また、B種優先株式につきましては、1株につき1,933,333円の期末配当を実施いたします。
(注) 2023年度の期末配当は、2024年6月26日に開催の第100回定時株主総会の決議をもって、正式に決定、
実施する予定です。
2024年度の業績予想につきましては、売上高は、燃料費調整制度の影響による料金単価の低
下はあるものの、総販売電力量の増加などにより、前年度を上回る2兆2,000億円程度となる
見通しです。
経常利益につきましては、売上高の増加はあるものの、燃料価格の下落による燃料費調整の期
ずれ差益縮小や、卸電力市場価格の上昇による購入電力料の増加などにより、前年度を下回る
1,100億円程度となる見通しです。
親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、前年度を下回る800億円程度となる見通
しです。
4 2024年度業績予想 20
売上高 2期ぶりの増収、 経常利益、当期純利益 2期連続の黒字となる見通し
連結売上高 : 2兆2,000億円 ( 前年度比 2.8%増 )
連結経常利益 : 1,100億円 ( 前年度比 53.8%減 )
連結当期純利益: 800億円 ( 前年度比 51.9%減 )
(億円、%)
2024年度 2023年度 増 減 増 減 率
売 上 高 22,000 21,394 606 2.8
営 業 利 益 1,300 2,549 ▲さんかく1,249 ▲さんかく49.0
経 常 利 益 1,100 2,381 ▲さんかく1,281 ▲さんかく53.8
親 会 社 株 主 に 帰 属 す る
当 期 純 利 益 800 1,664 ▲さんかく864 ▲さんかく51.9212024年度 2023年度 増 減
小 売 販 売 電 力 量(億kWh) 734 735 ▲さんかく1
卸 売 販 売 電 力 量(億kWh) 238 167 71
総 販 売 電 力 量(億kWh) 972 902 70
原 油 C I F 価 格( $ / b ) 85 86 ▲さんかく1
為 替 レ ー ト( 円 / $ ) 145 145 -
原 子 力 〔 送 電 端 〕
( 設 備 利 用 率
(億kWh)(%))307
(88.1)317(90.8)
▲さんかく10
(▲さんかく2.7)
〔参考〕主要諸元表
(注)販売電力量は当社及び連結子会社(九州電力送配電(株)、九電みらいエナジ-(株))の合計値(内部取引消去後)
4 2024年度業績予想(つづき)
(参考)連結経常利益の変動要因(対前年度) 22
(参考)連結経常利益の変動要因(対前年度)
連結経常利益
(2024年度見通し)
(億円)
連結経常利益
(2023年度実績)
2,381
燃料費調整
期ずれ影響差
(620→130)
期ずれ影響除き
連結経常利益
970程度
期ずれ影響除き
連結経常利益
1,761程度
原子力
稼働影響差
▲さんかく490
▲さんかく490
卸電力取引
単価影響
▲さんかく1,281
▲さんかく80
1,100
その他
▲さんかく221
5 2024年度配当予想 23
2024年度の配当予想につきましては、当年度の業績や中長期的な収支・財務状況などを総合
的に勘案し、普通株式1株につき50円(中間、期末ともに25円)の配当を実施する予定です。
また、B種優先株式につきましては、1株につき2,900,000円(中間、期末ともに
1,450,000円)の配当を実施する予定です。
補足説明資料
小売販売収入、卸売販売収入〔国内電気事業〕
2023年度 2022年度 増 減 前 年 同 期 比
13,862 15,198 ▲さんかく1,336 ▲さんかく8.8
(億円、%)
2023年度 2022年度 増 減 前 年 同 期 比
2,022 2,730 ▲さんかく707 ▲さんかく25.9
小売販売収入 卸売販売収入
(億円、%)24増 減
2小売販売電力量減 ▲さんかく500
1単価差(燃調差等) ▲さんかく835
増 減
1他社販売電力料 ▲さんかく680
その他の収益〔国内電気事業〕 25
その他の収益
2023年度 2022年度 増 減 前 年 同 期 比
3,316 2,247 1,068 47.5
(億円、%)
増 減
1電気事業雑収益 967
(激変緩和補助金※(注記) 1,478)
※(注記)電気ガス価格激変緩和対策事業による割引額(2022年10月政府決定)
(億kWh、%)
小売販売
2023年度 2022年度 増 減 前 年 同 期 比
735 765 ▲さんかく30 ▲さんかく4.0
卸売販売
2023年度 2022年度 増 減 前 年 同 期 比
167 194 ▲さんかく27 ▲さんかく13.9
【参考】販売電力量
(億kWh、%)
燃料費、購入電力料〔国内電気事業〕
2023年度 2022年度 増 減
石炭 ($/t) 199 358 ▲さんかく159
LNG ($/t) 650 931 ▲さんかく281
原油 ($/b) 86 103 ▲さんかく17
( 参考1 )全日本通関CIF価格
増 減
1他社購入電力料 ▲さんかく2,927
( 参考2 )燃料別消費量
2023年度 2022年度 増 減
石炭 (万t) 535 738 ▲さんかく203
LNG (万t) 158 213 ▲さんかく56
重油 (万kl) 1.4 0.7 0.7262023年度 2022年度 増 減 前 年 同 期 比
3,964 6,522 ▲さんかく2,557 ▲さんかく39.2
増 減
燃料費 購入電力料
2023年度 2022年度 増 減 前 年 同 期 比
3,215 6,184 ▲さんかく2,968 ▲さんかく48.0
(億円、%) (億円、%)
1CIF・レート差 ▲さんかく1,490
2原子力稼働影響差 ▲さんかく1,500
修繕費、減価償却費〔国内電気事業〕 27
2023年度 2022年度 増 減 前 年 同 期 比
1,836 1,633 202 12.4
2023年度 2022年度 増 減 前 年 同 期 比
1,824 1,657 166 10.1
修繕費 減価償却費
(億円、%) (億円、%)
増 減
1汽力 112 1原子力 85
増 減
2送電 24
2配電 84
人件費、その他の費用〔国内電気事業〕
(億円、%)
その他の費用
人件費28(億円、%)
2023年度 2022年度 増 減 前 年 同 期 比
1,096 1,091 5 0.5
2023年度 2022年度 増 減 前 年 同 期 比
5,373 4,386 987 22.5
増 減
1諸経費 688
2原子力バックエンド費用 262
フリーキャッシュフロー〔連結〕 29
2024年度業績予想 主要諸元の変動影響額 30
主要諸元
(2024年度)
変動影響額※(注記)
原 油 C I F 価 格 ( $ / b ) 85 (1$/b原油高) ▲さんかく1億円程度
為 替 レ ー ト ( 円 / $ ) 145 (1円/$円安) ▲さんかく5億円程度
原 子 力 〔 送 電 端 〕 ( 億 k W h )
( 設 備 利 用 率 ( % ) )307(88.1)
(+1%あたり) +30億円程度
※(注記) 2024年度の主要諸元が変動した場合の収支影響額
<お問い合わせ先>
九州電力株式会社 コーポレート戦略部門 IRグループ
電 話 (092)726-1575
U R L : https://www.kyuden.co.jp/ir_index