ご説明資料
2024年度第1四半期
決算について
2024年7月31日
本資料には、将来の業績に関する記述が含まれております。こうした
記述は将来の業績を保証するものではなく、リスクと不確実性を内包
するものです。将来の業績は、経営環境に関する前提条件の変化など
に伴い変化することにご留意ください。
(余 白)
当第1四半期の業績につきましては、燃料費調整の期ずれ影響による差益の減少や、卸電力取
引価格の変動や原子力発電所稼働減の影響などにより、前年同四半期に比べ減益となりました。11 2024年度第1四半期業績〔連結〕
売上高 4期連続の増収、 経常利益 2期ぶりの減益、 四半期純利益 2期ぶりの減益
連結売上高 : 5,011億円 ( 前年同四半期比 0.9%増 )
連結経常利益 : 511億円 ( 前年同四半期比 49.2%減 )
連結四半期純利益: 366億円 ( 前年同四半期比 48.7%減 )
2024年度
第1四半期
2023年度
第1四半期
増 減 増 減 率
経 常 収 益 5,117 5,050 66 1.3
( 売 上 高 再 掲 ) (5,011) (4,965) (46) (0.9)
経 常 費 用 4,606 4,043 562 13.9
( 営 業 利 益 ) (498) (1,002) (▲さんかく503) (▲さんかく50.3)
経 常 利 益 511 1,006 ▲さんかく495 ▲さんかく49.2
親 会 社 株 主 に 帰 属 す る
四 半 期 純 利 益 366 714 ▲さんかく348 ▲さんかく48.7
(億円、%)
(余 白)
1(1) 収支諸元1販売電力量ほか〔連結〕
小売販売電力量につきましては、域内の契約電力が減少したものの、域外の契約電力が増加した
ことなどにより、前年同四半期並みの166億kWhとなりました。
また、卸売販売電力量につきましては、取引所取引の増加などにより57.4%増の55億kWhとな
りました。この結果、総販売電力量は10.8%増の221億kWhとなりました。
【当社グループ合計】 (億kWh、%)
その他諸元
(注1) 四捨五入のため、内訳と合計の数値が一致しない場合がある
(注2) 当社及び連結子会社(九州電力送配電(株)、九電みらいエナジー(株))の合計値(内部取引消去後)22024年度
第1四半期
2023年度
第1四半期
増 減
原 油 C I F 価 格 ( $ / b ) 87 84 3
為 替 レ ー ト ( 円 / $ ) 156 137 19
2024年度
第1四半期
2023年度
第1四半期
増 減 増減率
小 売 販 売 電 力 量 166 164 2 0.8
電 灯 50 49 1 1.7
電 力 115 115 - 0.4
卸 売 販 売 電 力 量 55 35 20 57.4
総 販 売 電 力 量 221 199 22 10.8
2024年度
第1四半期
2023年度
第1四半期
増 減 増減率発電
水 力 15 14 1 11.2
( 出 水 率 ) (118.7) (106.2) (12.5)
火 力 46 46 - 0.2
原 子 力
( 設 備 利 用 率 )
69 74 ▲さんかく5 ▲さんかく7.6
(79.2) (85.6) (▲さんかく6.4)
新 エ ネ ル ギ ー 等 3 3 - 1.9
計 133 137 ▲さんかく4 ▲さんかく2.9
融 通 ・ 他 社 受 電 103 79 24 29.6
(水 力 再 掲) (6) (6) (-) (▲さんかく1.4)
(新エネルギー等再掲) (50) (47) (3) (6.7)
揚 水 用 等 ▲さんかく6 ▲さんかく6 - ▲さんかく2.2
合 計 230 210 20 9.3
(注1) 四捨五入のため、内訳と合計の数値が一致しない場合がある (注2) 発受電電力量合計と総販売電力量の差は損失電力量等
(注3) 当社及び連結子会社(九州電力送配電(株)、九電みらいエナジー(株))の合計値(内部取引消去後)
※(注記)1 発電電力量は送電端 ※(注記)2 当期の電力量は期末時点で把握している値
1(1) 収支諸元2発受電電力量〔連結〕
(億kWh、%)3【 当社グループ合計 】
※(注記)1
※(注記)2
( 参 考 )発受電電力量に占める割合
2024年度
第1四半期
2023年度
第1四半期
増 減
原 子 力 29.9 35.3 ▲さんかく5.4
再 エ ネ 30.4 31.2 ▲さんかく0.8(%)(注) 非化石証書を使用していない部分は、再生可能エネルギーとしての価値やCO2ゼロエミッション電源としての
価値は有さず、火力発電などを含めた全国平均の電気のCO2排出量を持った電気として扱われる
※(注記) 再エネは、太陽光、風力、
バイオマス、廃棄物、地熱、
及び水力(揚水除き)などの
自社・他社合計
※(注記)
小売・卸売に対する供給面につきましては、原子力をはじめ、火力・揚水等発電設備の総合的
な運用等により、また、エリア需給につきましては、調整力電源の運用及び国のルールに基づく
再エネ出力制御の実施等により、安定して電力をお届けすることができました。 41(2) 経常収益、経常費用〔連結〕
(億円)
・収入面は、国内電気事業において、燃料費調整の影響などにより小売販売収入等が減少したものの、
卸売販売電力量の増加や容量確保契約金の計上により卸売販売収入が増加したことなどから前年同四
半期並み
・支出面は、国内電気事業において、卸電力市場価格の上昇に加え、他社受電の増加や容量拠出金の計
上などにより購入電力料が増加したことなどから増加
2024年度
第1四半期
2023年度
第1四半期 増 減 主な増減説明
経 常 収 益 5,117 5,050 66国内電気事業
小 売 販 売 収 入 3,109 3,258 ▲さんかく149 小売販売電力量増 25 単価差 ▲さんかく175※(注記)1
卸 売 販 売 収 入 811 358 453 他社販売電力料 457
そ の 他 579 852 ▲さんかく273 激変緩和補助金 ▲さんかく311
そ の 他 617 581 35
経 常 費 用 4,606 4,043 562国内電気事業
人 件 費 259 260 -
燃 料 費 697 794 ▲さんかく97
CIF差 ▲さんかく85 為替レート差 45
原子力稼働影響差 85※(注記)2
他社受電増 ▲さんかく50
購 入 電 力 料 1,241 583 657 他社購入電力料 654
修 繕 費 311 358 ▲さんかく46
減 価 償 却 費 447 449 ▲さんかく1
原 子 力 B E 費 用 152 183 ▲さんかく30 原子力稼働影響差 ▲さんかく15※(注記)2
そ の 他 982 929 52
そ の 他 514 484 29
経 常 利 益 511 1,006 ▲さんかく495
※(注記)1 燃料費調整制度の上限超過影響差90億円、及び電気ガス価格激変緩和対策事業による割引影響額差311億円を控除後
※(注記)2 原子力稼働影響差(燃料費+原子力BE費用) ▲さんかく70
(億円)5連結経常利益
(2023.1Q)
連結経常利益
(2024.1Q)
1,006511(▲さんかく495)
燃料費調整
期ずれ影響差
(260→▲さんかく10)
▲さんかく70
▲さんかく150
国内電気事業(▲さんかく501)
原子力
稼働影響差
期ずれ影響除き
連結経常利益
746程度
期ずれ影響除き
連結経常利益
521程度
卸電力取引
単価変動影響
その他
その他
▲さんかく270+6(参考)連結経常利益の変動要因(対前年同四半期)
▲さんかく11 6(参考)燃料費調整の期ずれ影響試算〔当社個別〕
・基準燃料価格と2023年度後半の燃料価格との差の一部は、
当第1四半期の小売販売収入の増加に反映 [320億円程度]
・基準燃料価格と当第1四半期の燃料価格との差は、
当第1四半期の小売販売収入の増加には反映されず、第2四半期以降に繰越し [330億円程度]
この燃料費調整の期ずれ影響により、当第1四半期の利益は減少 [▲さんかく10億円程度]
(対前年同四半期:▲さんかく270億円程度)
2022.10 2023.1 2023.4 2023.7 2023.10 2024.1 2024.4 2024.7
2023/1Q 2024/1Q
燃料価格(全日本通関CIF)※(注記)
基準燃料価格
※(注記)支出時点の燃料市況(石油・LNG・石炭)の平均値
330億円程度
期ずれ影響:260億円程度
対前年同四半期:▲さんかく270億円程度
期ずれ影響:▲さんかく10億円程度
320億円程度
820億円程度
560億円程度
1(3) セグメント情報〔連結〕
売 上 高 経 常 利 益
2024年度
第1四半期
2023年度
第1四半期
増 減
2024年度
第1四半期
2023年度
第1四半期
増 減エネルギーサービス事業国内電気事業発 電 ・ 販 売 事 業 4,319 4,281 37 348 781 ▲さんかく433
送 配 電 事 業 1,556 1,525 31 60 128 ▲さんかく68
消 去 ▲さんかく1,415 ▲さんかく1,362 ▲さんかく52 - - -
計 4,460 4,444 16 408 910 ▲さんかく501
海 外 事 業 8 10 ▲さんかく1 18 26 ▲さんかく7
その他エネルギーサービス事業 642 612 29 68 52 15
I C T サ ー ビ ス 事 業 282 280 2 7 4 2
都 市 開 発 事 業 56 55 1 9 13 ▲さんかく4
そ の 他 23 22 1 1 1 -
消 去 ▲さんかく462 ▲さんかく460 ▲さんかく2 ▲さんかく2 ▲さんかく1 -
合 計 5,011 4,965 46 511 1,006 ▲さんかく495
(億円)7(4,425)(10)(285)
(202)
(注1) 上記の各報告セグメントの記載金額は、セグメント間の内部取引消去前の金額
(注2) 売上高の ( )内は外部売上高の再掲
(3,957)
(485)
(3,943)
(481)(31)(10)(8)(4,443)
(302)
(217)(29)(10)(13)(4)(17)(▲さんかく1)(17)(15)
(▲さんかく1)(-) 2 2024年度第1四半期財務状況〔連結〕
資産は、投資その他の資産などの固定資産の増加はありましたが、現金及び預金などの流動資産が
減少したことから、前年度末に比べ626億円減の5兆6,645億円となりました。
負債は、未払の工事代金などのその他の流動負債が減少したことなどから、前年度末に比べ971億
円減の4兆7,090億円となりました。
純資産は、配当金の支払による減少はありましたが、親会社株主に帰属する四半期純利益を計上し
たことなどから、前年度末に比べ345億円増の9,555億円となりました。
この結果、自己資本比率は、前年度末に比べ0.8ポイント向上し16.3%となりました。8(億円)
2024年度
第1四半期末 2023年度末 増 減
総 資 産 56,645 57,272 ▲さんかく626
負 債 47,090 48,061 ▲さんかく971
( 有 利 子 負 債 再 掲 ) (38,243) (37,654) (588)
純 資 産 9,555 9,210 345
自 己資本比率 (% ) 16.3 15.5 0.8
(余 白)
3 2024年度業績予想 9
前回公表(4月)から 売上高、 経常利益、当期純利益 ともに 変更なし
連結売上高 : 2兆2,000億円
連結経常利益 : 1,100億円
連結当期純利益: 800億円
〔主要諸元表〕
(注)販売電力量は当社及び連結子会社(九州電力送配電(株)、九電みらい
エナジ-(株))の合計値(内部取引消去後)
(億円)
(参考)2024年度業績予想
前回公表
(4月)
売 上 高 22,000
営 業 利 益 1,300
経 常 利 益 1,100
親 会 社 株 主 に 帰 属 す る
当 期 純 利 益 800
前回公表
(4月)
小 売 販 売 電 力 量( 億 k W h ) 734
卸 売 販 売 電 力 量( 億 k W h ) 238
総 販 売 電 力 量( 億 k W h ) 972
原 油 C I F 価 格( $ / b ) 85
為 替 レ ー ト( 円 / $ ) 145
原 子 力 〔 送 電 端 〕
( 設 備 利 用 率
( 億 k W h )
( % ) )307(88.1)
4 2024年度配当予想 10
2024年度の配当予想につきましては、前回公表値から変更はなく、当年度の業績や中長
期的な収支・財務状況などを総合的に勘案し、普通株式1株につき50円(中間、期末ともに
25円)の配当を実施する予定です。
また、B種優先株式につきましては、1株につき2,900,000円(中間、期末ともに
1,450,000円)の配当を実施する予定です。
参考 2024年度第1四半期セグメント別業績
2024年度
第1四半期
2023年度
第1四半期
増 減 増 減 率
経 常 収 益 4,381 4,327 53 1.2
( 売 上 高 ) (4,319) (4,281) (37) (0.9)
経 常 費 用 4,032 3,545 487 13.7
経 常 利 益 348 781 ▲さんかく433 ▲さんかく55.4
1発電・販売事業
(億円、%)11売上高は、燃料費調整の影響などにより小売販売収入等が減少したものの、卸売販売電力量の
増加や容量確保契約金の計上により卸売販売収入が増加したことなどから、前年同四半期並みの
4,319億円となりました。
経常利益は、燃料費調整の期ずれ影響による差益の減少や、卸電力取引価格の変動や原子力発
電所稼働減の影響などにより、55.4%減の348億円となりました。
売 上 高: 4,319億円( 前年同四半期比 0.9%増 )[増収]
経 常 利 益: 348億円( 前年同四半期比 55.4%減 )[減益]
国内における発電・小売電気事業 など
[発電・販売事業]
2送配電事業
(億円、%)12売上高は、エリア電力需要の増加により託送収益が増加したことや、卸電力市場価格の上昇
などにより再生可能エネルギー電源からの買取に伴う卸売販売収入が増加したことなどから、
前年同四半期に比べ2.1%増の1,556億円となりました。
経常利益は、再生可能エネルギー電源からの買取関連費用の増加や容量拠出金の計上などに
より購入電力料が増加したことなどから、53.2%減の60億円となりました。
売 上 高: 1,556億円( 前年同四半期比 2.1%増 )[増収]
経 常 利 益: 60億円( 前年同四半期比 53.2%減 )[減益]
九州域内における一般送配電事業 など
[送配電事業]
2024年度
第1四半期
2023年度
第1四半期
増 減 増 減 率
経 常 収 益 1,561 1,529 31 2.1
( 売 上 高 ) (1,556) (1,525) (31) (2.1)
経 常 費 用 1,501 1,401 99 7.1
経 常 利 益 60 128 ▲さんかく68 ▲さんかく53.2
3海外事業
(億円、%)132024年度
第1四半期
2023年度
第1四半期
増 減 増 減 率
経 常 収 益 41 47 ▲さんかく5 ▲さんかく11.4
( 売 上 高 ) (8) (10) (▲さんかく1) (▲さんかく18.2)
経 常 費 用 22 20 1 9.4
経 常 利 益 18 26 ▲さんかく7 ▲さんかく28.0
持 分 法
投 資 利 益 19 20 ▲さんかく0.3 ▲さんかく1.8
売上高は、地熱IPPプロジェクトに係る収入の減少などにより、前年同四半期に比べ18.2%減
の8億円、経常利益は、為替差益の減少などもあり、28.0%減の18億円となりました。
売 上 高: 8億円( 前年同四半期比 18.2%減 )[減収]
経 常 利 益: 18億円( 前年同四半期比 28.0%減 )[減益]
海外における発電・送配電事業 など
[海外事業]
4その他エネルギーサービス事業
(億円、%)142024年度
第1四半期
2023年度
第1四半期
増 減 増 減 率
経 常 収 益 679 635 44 6.9
( 売 上 高 ) (642) (612) (29) (4.8)
経 常 費 用 611 582 28 4.9
経 常 利 益 68 52 15 29.3
持 分 法
投 資 利 益 23 17 5 32.1
売上高は、LNG輸送サービス事業に係る取引量の増加やバイオマス発電所の稼働増などによ
り、前年同四半期に比べ4.8%増の642億円、経常利益は、持分法による投資利益の増加なども
あり、29.3%増の68億円となりました。
売 上 高: 642億円( 前年同四半期比 4.8%増 )[増収]
経 常 利 益: 68億円( 前年同四半期比 29.3%増 )[増益]
電気設備の建設・保守など電力の安定供給に資する事業、ガス・LNG販売事業、石炭販売
事業、再生可能エネルギー事業 など
[その他エネルギーサービス事業]
5ICTサービス事業
(億円、%)15売上高は、光ブロードバンドサービスの販売拡大や法人向けソリューションサービス収入の増
加などにより、前年同四半期に比べ0.8%増の282億円、経常利益は64.9%増の7億円となりま
した。
売 上 高: 282億円( 前年同四半期比 0.8%増 )[増収]
経 常 利 益: 7億円( 前年同四半期比 64.9%増 )[増益]
2024年度
第1四半期
2023年度
第1四半期
増 減 増 減 率
経 常 収 益 282 283 - ▲さんかく0.1
( 売 上 高 ) (282) (280) (2) (0.8)
経 常 費 用 275 278 ▲さんかく3 ▲さんかく1.2
経 常 利 益 7 4 2 64.9
持 分 法
投 資 損 失 ▲さんかく0.8 ▲さんかく0.7 ▲さんかく0.1 -
データ通信事業、光ブロードバンド事業、電気通信工事・保守事業、情報システム開発事業、
データセンター事業 など
[ICTサービス事業]
6都市開発事業
(億円、%)16売上高は、不動産賃貸収入の増加などにより、前年同四半期に比べ2.2%増の56億円、経常利益
は、売上原価の増加などにより、32.4%減の9億円となりました。
売 上 高: 56億円( 前年同四半期比 2.2%増 )[増収]
経 常 利 益: 9億円( 前年同四半期比 32.4%減 )[減益]
2024年度
第1四半期
2023年度
第1四半期
増 減 増 減 率
経 常 収 益 60 59 1 2.8
( 売 上 高 ) (56) (55) (1) (2.2)
経 常 費 用 51 46 5 13.0
経 常 利 益 9 13 ▲さんかく4 ▲さんかく32.4
持 分 法
投 資 利 益 0.9 0.5 0.4 79.5
不動産開発・運営事業、官民連携事業 など
[都市開発事業]