2022年 11月10日
九州電力送配電株式会社
大分県日田エリアの電源接続案件一括検討プロセスの対象エリア分割について
当社は、2022年11月10日、大分県日田エリアにおいて電源接続案件一括検討プロセ
ス(以下、一括検討)の再接続検討の結果を回答しました。
再接続検討において、系統連系希望者の辞退等の理由により、一括検討における増強工事の
規模を見直ししています。
これにより、全ての系統連系希望者が共用する設備の増強工事はなくなりましたが、電力広
域的運営推進機関の「業務規程第80条の規定に基づく電源接続案件一括検討プロセスの実施
に関する手続等について」(以下、一括検討の手続等)の「10.5募集対象エリアを見直す場
合」に記載のとおり、対象エリアを分割したうえで、一括検討を継続します。
再接続検討の回答を受領された事業者さまにつきましては、回答内容を踏まえ、引き続き募
集対象となる送電系統への連系等を希望される場合には、再接続検討の回答日から起算して、
20日営業日以内に、当社へ契約申込みが必要となります。
(広域機関HP)以下URL→「業務規程第80条の規定に基づく電源接続案件一括検討プロセスの実施に関する手続等について」
https://www.occto.or.jp/access/oshirase/2020/200917_dengen_jisshi.html
なお、本プロセスに応募せず、新規に事前相談・接続検討・接続契約の各申込みを行う事業
者さま(特別高圧・高圧の送電系統に連系等を希望する事業者さま)については、一括検討の
手続等の「10.3(1)一括検討期間中の系統アクセス関係の申込み」に記載のとおり、原則とし
て一括検討が完了し、系統状況が確定した後に検討を行います。
項 目 応募受付時 対象エリア分割後 備 考
対象エリア、増強内容等 (別紙1-1)
対象エリア
大分県日田
エリア
大分県日田
1エリア
大分県日田
2エリア(注2)
再接続検討回答の結
果、2エリアに分割
増強対象設備(注1)
女子畑ss
66kV母線
66kV日田城町線
野上ss
66kV配電用変圧器
なし
運用容量(増強前)
(日田女子畑間)
192MW
9MW ー
連系可能量(増強前) 0MW 1MW ー
増強内容
66kV母線分割
66kV送電線増強
66kV配電用変圧器
増強
なし
工事費
(上記工事費)
約3億円 約2億円 ー
運用容量(増強後)
(日田女子畑間)
308MW
19MW ー
連系可能量(増強後)
(日田女子畑線)56MW(日田城町線)36MW10MW ー
大分県日田エリアにおける応募受付時点からの変更情報
(注1)当該設備以外にも、連系する系統に応じて、対策工事が発生しますので、ご留意ください。
(注2)他の系統連系希望者と共用する設備の工事がない事業者さまのエリアとなります。
66kV
日田変電所
女子畑変電所
下筌変電所
杖立変電所
小国変電所
三芳変電所
溝部変電所
玉川変電所
城町変電所
他社発電所 滝上開閉所
野上変電所
湯山変電所
他社発電所
森変電所
大岳変電所
日田女子畑線
日田城町線
女子畑城町線66kV日田変電所
女子畑変電所
下筌変電所
杖立変電所
小国変電所
三芳変電所
溝部変電所
玉川変電所
城町変電所
他社発電所 滝上開閉所
野上変電所
湯山変電所
他社発電所
森変電所
大岳変電所
日田女子畑線
日田城町線
女子畑城町線
(別紙1-1)増強内容等
「切」→「入」
へ見直し
(注1)×ばつ2
配電用変圧器
増強工事
増強対象設備
大分県日田1エリア
応募受付時点 対象エリア分割後(注1)
大分県日田2エリア
大分県日田エリア
年月日 項 目
2022年11月10日 ・再接続検討結果の回答
2022年12月8日
・契約申込みの受付締切
・工事費負担金補償契約の締結
2023年6月上旬頃 ・技術検討結果の回答
2023年7月上旬頃
・工事費負担金契約の締結
(連系承諾)
2023年8月上旬頃 ・工事費負担金の入金
2023年8月上旬頃 ・本プロセスの完了
・本プロセスの結果公表
スケジュールは契約申込みの状況等により変更となる場合があります。
募集対象エリア分割後のスケジュール(大分県日田1、2エリア共通)
[ノンファーム型接続の適用に伴う留意事項]
・当該エリアでは、熊本日田線 220kV 送電線及び日田変電所 220/110/66kV 変圧器の
空容量が不足しておりますが、ノンファーム型接続の適用設備となり、平常時の空容
量を活用するため、当該送電線の設備増強は不要となります。
・これに伴い、平常時の空容量の使用状況によって出力制御に応じる等の「ノンファー
ム型接続への参加条件」(以下事項)が記載されている「同意書」を契約申込み時に
提出していただく必要があります。
<ノンファーム型接続への参加条件> (注記)同意書より抜粋
1国や電力広域的運営推進機関にて議論されている「ノンファーム型接続」や「送電線利用ルール
見直し」の詳細制度決定前に契約することにより、事後的に契約条件、約款や運用ルール等が変
更となり、不利益を生じる場合があるが、その際の不利益を受容し、九州電力送配電株式会社と
のいかなる契約変更等にも応じること
2本契約を締結することで、容量市場及び需給調整市場に参加できない場合は、これを容認すること
3系統混雑時の無補償での出力制御(オンライン制御)を前提に、系統連系開始までに出力制御に
必要な機器(注3)を導入すること
4出力制御機器の導入や出力制御は九州電力送配電株式会社の求めに応じること
5系統混雑時の発電出力制御によるインバランス等のリスクを負うよう制度変更される場合は、こ
れを容認すること
6流通設備を停止して、保守点検や設備改修等を実施する場合は、「ノンファーム型接続」により
接続された発電設備を優先的に抑制すること。
7多くの発電機が同時に接続することにより、事故電流が許容値を超える場合等、系統混雑時でな
くとも系統から解列すること
8上記1〜7により被る損害および事前周知した方法に基づく系統混雑時の出力制御に伴い、当社
に生じた損害について、九州電力送配電株式会社に対して一切の責任および損害賠償を求めない
こと
9本参加条件に反することにより、電力受給契約を解除されても九州電力送配電株式会社に対して
異議を申し立てないこと
(注3):九州電力送配電株式会社からの出力制御指示と連動する出力制御ユニットおよび出力制御対応パワーコンディショナー(PCS)等、必要な装置をいう
〔その他留意事項〕
• 発電設備等の連系等には系統連系希望者が共用する設備以外の対策工事も必要となります
ので、系統連系希望者が共用する設備以外の対策工事の工事費負担金や所要工期等にご留
意ください。
• 本プロセスの開始申込者及び応募者が、電力広域的運営推進機関の送配電等業務指針及び
「一括検討の手続等」に違反した場合その他本プロセスの公平性又は透明性を阻害する行
為等を行った場合は、当社は、当該系統連系希望者を本プロセスから辞退したものとして
取り扱います。なお、辞退したものとして取り扱われる場合、当該系統連系希望者が行っ
た全ての行為(接続検討申込み、応募等)は無効となります。ただし、締結した契約に関わ
る行為は除きます。
• 本プロセスの円滑な運営のため、「契約申込み」時に、契約に係る必要書類に加え、会
社・法人の登記簿謄本(注4) のご提出をいただきますので、予めご認識をお願い致します。
(注4) 提出日より3か月前から当該提出日までの間に発行された原本に限る
〔電源接続案件一括検討プロセスに関する契約申込書等の提出先・お問合せ先〕
九州電力送配電株式会社
電力契約本部 ネットワークサービスセンター 系統アクセスグループ
住 所 :〒810-0004 福岡県福岡市中央区渡辺通2-1-10
十八福岡ビル4階
電話番号(代表):092-981-9004
[営業時間 平日9時〜12時、13時〜17時]
メールアドレス :Network_Sc_D@kyuden.co.jp
(注意)お電話が繋がりにくくなることも想定されるため、お問合せの際は電子
メールもご活用ください。

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