長崎市の夜景
お客さまの
豊かでサステナブルな未来に
貢献します
大きく変動するエネルギー情勢や社会情勢のなかでも、エネルギーの安定供給は、九電グループの変わらぬ使命です。
エネルギー資源の大半を輸入に頼る日本は、
国際情勢の影響を受けやすいことから、
九州電力は、
長期契約を基本に、
燃料供給源の分散化等を通じて、
燃料の長期・安定的な確保に取り組んでいます。
また、
自然災害等による停電発生時には、
少しでも早く電気をお届けできるよう、九州電力送配電が迅速な巡視・復旧作業を行っています。 こう
した取組みを通じて、
今後も安定供給を維持し、皆さまの生活や企業活動を支え続けます。
九州電力送配電は、
停電情報発信の充実を図るため、
スマホ用アプリ
「九州
停電情報提供アプリ」
を2024年4月にリリースしました。
このアプリは、
利用者があらかじめ情報を受け取る地域を設定することで、
「停電発生・復旧見込み・停電復旧」
の情報などを速やかにプッシュ通知でお知
らせします。
また、
九州エリアの停電状況を地図上に表示し、
地図を拡大するこ
とで詳細な停電エリアや復旧見込み等も確認することができます。
さらに、
停電に関するお問い合わせに便利なチャッ
トや気象情報・
ハザードマップ等の防災に関する情報へも簡単にアクセスす
ることができ、
利便性を高めています。
停電事故の未然防止
九州電力送配電は、
停電事故の未然防止のため、
送電線や配電線の設備巡
視による危険箇所の事前把握、
鳥獣の営巣防止等に取り組んでいます。
また、
電線への樹木接触による停電事故や設備破損防止のため、
電線との離隔調
査や樹 木 伐 採 等について、
関 係 者 の
方々のご理解・ご協力を得ながら継続的
に実施しています。
その他、
雷や台風等の自然災害によ
る停電事故の低減に向けた設備強化
や、
設備状態に応じたきめ細かいメンテ
ナンス等にも取り組んでいます。
((注記)1)
2019年度以前は九州電力の実績
((注記)2)
電力広域的運営推進機関
「電気の質に関する報告
(2022年度)」をもとに作成
しかく1軒あたりの年間停電回数
(九州電力送配電)
((注記)1)
地図を拡大すると詳細な停電エ
リアや復旧見込み状況が確認で
きます
九州エリアや登録エリアで停電
が発生している場合には、
表示
が変わり、
停電の有無を一目で
確認できます
こちらからダウンロードできます
さんかく20222018 2019 2020 2021
停電回数
(災害の影響含み)0.080.14
0.04 0.04 0.040.210.05
0.1 0.140.070.150.130.190.280.03
停電回数
(災害の影響除き)
全国平均
(災害の影響含み)
((注記)2)
主要課題
エネルギーの安定供給
「当たり前の存在」
であるために
Topics/停電情報をお知らせする停電アプリをリリース
エネルギーサービスの
高度化
送電鉄塔の設備点検
3‐A
電力復旧支援のほか、
九電グループから非常
用物資のお届けや、義援金・従業員募金の贈
呈等を行いました。今後も、
被災地の一日も
早い復旧・復興に向け、
全力をあげて協力して
まいります。
Topics/全国初のガス・電気・水道・通信事業者への
ワンストップ申請の実現
九州電力は、
調達先の多様化、
資源開発・生産プロジェク
トへの参画、
燃料トレーディング
(数量調整・価格管理)
の導入等、
さまざまな方面か
ら燃料調達力の強化を推進しています。
燃料輸送においては、
自社輸送船や自社専用の契約船等の運航を通
じ、
安定した燃料輸送の継続とコス
ト低減を図っています。
2023年には、
環境負荷の小さいLNGを燃料とする自社パナマックス型
((注記))
石炭専用船
「松陽
(しょ
うよう)」「苓明
(れいめい)」の運航を開始し、
海外からの安定し
た燃料輸送の継続と環境負荷の低減の両立に取り組んでいます。
((注記))
パナマックス型船=パナマ運河の航行が可能な船
燃料調達力の強化
台風や集中豪雨等の大規模災害時には、
九電グループ一体と
なって停電の早期解消と迅速な情報発信に努めています。
また、管轄エリア外の大規模災害時には、
応援派遣を行うこともあります。 「令和6年能登半島地震」
の際には、
北陸電力送配電(株)の要請を
受け、
九州電力送配電及び関連会社から高所作業車等18台、社員等延べ42名の応援派遣を行い、
北陸電力送配電(株)管内の被災
エリアにおける電力復旧支援を行いました。
大規模な自然災害時における復旧対応
西部ガス(株)、
西日本電信電話(株)は、
2022年4月から、
立会受付Webシステムを共同
利用して、
道路掘削工事を予定している工事会社等からの埋設物調査の共同受付を
行っています。
2023年4月、
この取組みに九州電力送配電が新たに加わり、
ガス、電気、
通信事業者による全国初の3社共同受付を開始しました。
これにより、
従来、
道路掘削工事会社が複数のライフライン事業者にそれぞれ電話・FAX・対面で行う必要があった申請を、
ワンストップで行うことができるようになりまし
た。
2023年10月からは、
北九州市上下水道局
(上水道)
も加わり、
福岡県の一部エリア((注記))
でガス、
電気、
水道、
通信4事業者での共同受付を開始しています。
((注記))
北九州・芦屋・水巻エリア
LNG燃料パナマックス型石炭専用船
「苓明」
(2023年11月竣工)
非常用物資の積込作業
「令和6年能登半島地震」
での復旧支援
今回の能登半島地震の復旧応援は、慣れない雪道、
地震によるひび割れた道路等
の影響で移動には大変苦労しましたが、復旧作業では委託工事会社の方々と協力し
て早期に設備改修ができました。
作業が終
わり、
電気を送り届けることができた時は
大きな達成感がありました。
これからも今回の経験を活かし、
電力の
安定供給に努めていきます。
九電送配サービス
甘木サービスセンター
技術サービスグループ
松本 修吉
V O I C E
3‐B

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