お客さまの豊かでサステナブルな未来に貢献します
台風や集中豪雨等による大規模災害時には、
九電グループ一体となって停電の早期解消と迅速な情報発信に努めています。 大きく変動するエネルギー情勢や社会情勢のなかでも、エネルギーの安定供給は、九電グループの変わらぬ使命です。
エネルギー資源の大半を輸入に頼る日本は、
国際情勢の影響を受けやすいことから、
九州電力は、
長期契約を基本に、
燃料供給源の分散化等を通じて、
燃料の長期・安定的な確保に取り組んでいます。
また、
自然災害等による停電発生時には、
少しでも早く電気をお届けできるよう、九州電力送配電が迅速な巡視・復旧作業を行っています。
今後も安定供給を維持し、皆さまの生活や企業活動を支え続けます。
Q 災害時にはどのような対応をしているの?
エネルギーサービスの
高度化
復旧作業の様子
青森カダルコンタク
トセンター
支持物流出・電線断混線
九州電力送配電
日向配電事業所
配電グループ
鈴木 公大
すず き こう だい
主要課題
2022年に台風14号が襲来
した際には、
南部エリアを中心
に最大約35万戸が停電しまし
たが、
比較的被害の小さかった
北部エリアから南部へ応援派遣
等を行うなど、
最大約5,900名
を動員し、
自治体等と緊密に連
携しながら、
早期復旧に取り組
みました。
エネルギーの安定供給
「当たり前の存在」
であるために
九州電力送配電は、
2023年1月から、
北海道電力ネッ
トワーク(株)、
中部電力パワー
グリッ
ド(株)、
関西電力送配電(株)、
中国電力ネッ
トワーク(株)と共同で、
「青森カダル
((注記))
コン
タク
トセンター」
の運営を開始しました。
当センターでは、
豪雨・台風及び地震による大規模な停電が発生し、
各社のサービス
エリアで電話問い合わせが増加した場合に、
5社による相互支援を行うことで、
災害時も
「つながる」
安心をお届けできるよう取り組んでいます。
((注記))
「カダル」
=津軽弁で
「仲間になる」
を意味する
鹿児島市の夜景
「青森カダルコンタクトセンター」
の共同運営開始
4‐A
Topics
九州電力が保有するLNG輸送船
(パシフィ
ック・エンライトゥン)
停電事故の未然防止
安定供給に向けた電力ネットワークの構築
〜日向幹線運用開始〜
自衛隊等との訓練や協定を通じた災害対応力向上
燃料調達力の強化
送電鉄塔の設備点検
九電グループでは、
台風等の自然災害に備えて、
自衛隊等の関係機関と訓練を実施するととも
に、
停電の早期復旧に向けた連携強化を目的として、
協定の締結を行っています。
陸上・海上自衛隊に加え、
海上保安本部
(第七管区、
第十管区)
との協定を締結し、
九州全エリア
において、
海上輸送手段が途絶した際に、
復旧要員や資機材の搬送の協力を得ることが可能とな
りました。
また、
九州エリアの全自治体
(7県、
233市町村)
と災害時の連携協定を締結しました。
大矢野原演習場
(熊本県)
での自衛隊との
高圧発電機空輸訓練
亘長
鉄塔
約124km
291基
工事概要
50万V日向幹線
九州電力送配電は、
送電線や配電線の停電事故の未然防止のため、
設備
巡視による危険箇所の事前把握、
鳥獣の営巣防止等に取り組んでいます。
また、
電線への樹木接触による停電事故や設備破損防止のため、
電線との
離隔調査や樹木伐採等について、
関係者の方々
のご理解・ご協力を得ながら継続的に実施して
います。
その他、
雷や台風等の自然災害による停電事
故の低減に向けた設備強化や、
設備状態に応じ
たきめ細かいメンテナンス等にも取り組んでい
ます。
九州電力送配電は、電力需要の動向や、設備の安全面、コス
ト等を総合的に
勘案し、長期的な観点から効率的な電力設備の形成を図っています。
2014年から工事を進めてきた、大分県と宮崎県をつなぐ50万V日向幹線
の建設が完了し、2022年6月に運用を開始しました。これにより、九州南北を
結ぶ50万V送電ルートを複数確保し、停電防止や災害等に強い電力ネットワークを構築することができました。
九州電力は、
調達先の多様化、資源開発・生産プロジェク
トへの参画、燃料トレーディング
(数量調整・価格管理)
の導入等、様々な方面から燃料調達力の強化を推進しています。また、燃料輸送においては、
自社LNG
(液化天然ガス)
輸送船や自社専用の契約船等の運航を通じ、コス
ト低減を図っています。
さらに、
世界的な環境規制強化の流れを受け、
需要増加が見込まれる環境負荷の小さいLNGを
活用した、
船舶向けLNG燃料供給(LNGバンカリング)
事業化を通じて、
低炭素社会の実現に向けて取り
組んでいます。
九州電力送配電は、
コミュニケーションアプリ
「LINE」
のLINE通知メッセージ
((注記))
を活用して、
停電情報をお客
さまへプッシュ通知する
「停電情報通知サービス for LINE」
を2022年10月から開始しました。
本サービスは、
お客さまが電気ご使用申込時に登録された携帯電話番号と、
ご自身のLINEにご登録の電話
番号が一致する場合に、
当該住所の停電発生・復旧に
関する情報をLINEでお知らせするものです。
従来、
「携帯メールサービス」
により停電情報を提供
していましたが、
本サービスにより、
停電情報に関する
情報発信の更なる強化に繋げています。
詳細はこちら▼
電話番号が一致する場合に、
停電情報を連携
お客さまが電気ご使用申込時に
登録された携帯電話番号
(090、
080、070)090‐0123‐xxxx
ご自身のLINEにご登録の
携帯電話番号
「LINE通知メッセージ」
で停電情報をお知らせ
LINEのユーザー
090‐0123‐xxxx➡➡➡((注記)1)
2019年度以前は九州電力の実績
((注記)2)
電力広域的運営推進機関
「電気の質に関する報告
(2021年度)」 をもとに作成
しかく1軒あたりの年間停電回数
(九州電力送配電
((注記)1))((注記))
「LINE通知メッセージ」
はLINE株式会社が提供する、
企業からの
利便性の高い通知を企業のLINE公式アカウントから受け取るこ
とができる機能です。
本機能の利用に同意することで、
個別のア
カウントを友だち追加することなく、
簡単に通知メッセージを受け
取ることが可能になります。
対象はLINE株式会社がユーザーに
とって有用かつ適切であると判断したものに限定され、
広告目的
のものは配信されません。
関門連系線
関門連系線
北九州
北九州
豊前
豊前
中央
中央
熊本
熊本 東九州
東九州
中九州
中九州
南九州
南九州
ひむか
ひむか
宮崎
宮崎
脊振
脊振
西九州
西九州
2017 2018 2019 2020 2021
停電回数
(災害の影響含み)0.040.08 0.080.140.04 0.040.210.050.10.070.130.190.280.110.03停電回数
(災害の影響除き)
全国平均
(災害の影響含み)
((注記)2)
4‐B
停電発生
停電復旧
停電情報通知サービス for LINE
Topics

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