2 0 2 4 年 3 月 2 7日
九州電力株式会社
玄海原子力発電所4号機の出力降下中における
一時的な運転上の制限逸脱についてお知らせします
玄海原子力発電所4号機(加圧水型軽水炉、定格電気出力118万キロワット)は、
第16回定期検査のため、2024年3月26日18時26分から出力降下中のところ、20時32分
に原子炉内の出力が不均一になったことを示す警報(1/4炉心出力偏差の警報)
が発信し、保安規定に定める「運転上の制限」の逸脱と判断しました。
その後、20時40分同警報が復帰したことから運転上の制限の逸脱から復帰して
います。
原子炉では、炉心を上から円状に見て、
上下それぞれ4つの領域に分け、
領域間での
原子炉出力の偏差を管理しています。保安規定では、原子炉出力が50%を超える場合に、
出力の偏差を一定の範囲内(1.02以下)
にすることを運転上の制限としており、
今回は
出力降下中に一時的にこれを超える差が出たため、警報が発信したものです。
なお、本事象による環境への放射能の影響はありません。
(参考)保安規定に定める 1/4 炉心出力偏差に係る運転上の制限
項 目 運転上の制限(注記)
1/4 炉心出力偏差 1.02 以下であること
(注記)運転上の制限(LCO:Limiting Condition for Operation)
保安規定において、運転の際に実施すべき事項などを定めているもの。一時的にこれ
を満足しない状態が発生すると、運転上の制限の逸脱を宣言し、速やかに必要な措置を
行う。
以 上
お知らせ

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