平成29年4月1日から平成 29年9月30日まで
第94 期中間報告書
平成29年度
九年庵
(佐賀県神埼市)
目 次 C O N T E N T S
ごあいさつ
トピックス
事業の状況
インフォメーション1256
代表取締役社長
株主の皆さまには、平素より格別のご高配を賜
り、厚く御礼申しあげます。
第94期中間報告書をお手元にお届けするにあたり
まして、ごあいさつを申しあげます。
当上半期の業績につきましては、経常利益及び親
会社株主に帰属する四半期純利益は減益となったも
のの、黒字を確保することができました。
当期の中間配当につきましては、当年度の業績や
中長期的な収支・財務状況などを総合的に勘案し、
普通株式 株につき10円とさせていただきました。
配当水準につきましては、安定配当を基本方針に、
できるだけ早く震災前の水準に回復できるよう、最
大限の努力を傾注してまいります。
当社は、電力小売市場での競争の進展や本年 月
からのガス小売の全面自由化の開始などエネルギー
分野における激しい競争に直面するとともに、電気
事業において大幅な制度改革への対応が求められる
など、かつてない大きな変革期を迎えており、これ
らに的確に対応していくためには、経営革新への取
組みを一段と加速する必要があると考えております。
こうしたなか、当社は、グループの経営姿勢を更
に明確にする観点から、本年 月、今後 か年の達
成すべき財務面の目標として、
「2021年度末の自己
資本比率20%程度」、「2017年度から2021年度平均の
経常利益1,100億円以上」、「2017年度から2021年度
累計の成長投資4,200億円」の 点を設定し、公表
いたしました。
今後、この財務目標の達成に向けて、多様な電気
料金メニューの提供やお客さまサポートの充実、販
売体制の強化など、電力小売事業における競争力の
強化はもとより、インドネシアでの大規模地熱開発
など海外電気事業や、
「九電みらいエナジー」によ
る再生可能エネルギー事業の推進など、成長分野へ
の積極的な投資を行ってまいります。
また、財務目標の達成にあたりとりわけ重要な原
子力発電につきましては、国の審査が最終段階にあ
る玄海 、 号機の使用前検査等に適切に対応し、
日も早い再稼働を目指すとともに、発電所の安
全・安定運転を継続していくために、最新の技術的
知見やデータを積極的に取り入れて、自主的・継続
的に安全性向上対策を実施してまいります。
今後も、
「ずっと先まで、明るくしたい。
」をブ
ランドメッセージとする「九州電力の思い」及び中
期経営方針に掲げた「
『日本一のエネルギーサービ
ス』を提供する企業グループ」の実現を目標とし
て、グループ一体となった取組みを進めることによ
り、持続的な成長を目指すとともに、更なる企業価
値向上に努めてまいります。
株主の皆さまにおかれましては、なお一層のご理
解とご協力を賜りますようお願い申しあげます。
2017年11月
ご あ い さ つ1 国内外の電気事業で培った技術力とノウハウを活かし、
海外
コンサルに取り組んでいます。
グループ会社である西日本技
術開発(株)をはじめとした、
専門性の高いパートナーと協力し、
幅広い電力・エネルギー分野を対象に、
19か国・地域におい
て、
68件実施しています。
今後も海外コンサルを推進し、
各国
の電力安定供給、
環境・省エネに貢献してまいります。
海外エネルギー事業の強化に向けた取組みについて
[噴気試験の様子]
[ケニア地熱発電運営調査]・当社とグループの西日本技術開発(株)ほかで共同実施
(提供:国際協力機構)
[キューバ再エネ基礎調査]
[2号機]
2017年度実施中の海外コンサル案件
イン
ドネシア スマトラ島サルーラ地区で地熱発電所を開発しています。
本年3月に初号機
(11万kW)、
10月に2号機
(11万kW)が営業運転を開始しました。
引き続き、
3号機の営業運転開始
(2018年予定)
に向け建設を推進中ですが、
完成後には世界最大級の地熱発電所
(総出力32万kW)
となります。
「地
熱の九電」
を旗印に海外でも再エネ事業を展開してまいります。
海外発電事業
(IPP事業)
と海外コンサル事
業を両輪に、
2030年目標の海外発電事業持
分出力500万kWの実現を目指します。
500万kW
[155万kW
(2017年11月時点)、240万kW
(2021年時点)]2030年の海外発電事業持分出力目標トピックス事業の状況インフォメーション世界最大級の地熱発電所が運転開始
九電グループの総合力で国際ソリューションを !
着実な事業拡大を目指して2 競争環境に対応する新サービスの展開について
詳しくは 九電 あんしんサポート 検索
毎日の生活に"あんしん"をお届けします。
ご家庭の電気トラブルに
でんきサポート
頑張るママ
・パパを応援
子育てサポート
カギ・水まわり・ガラスのトラブルに
生活トラブルサポート
親御さまの様子を定期的に確認
親孝行サポート
電気の使用量で親御さまをみまもり
みまもりサポート
「空き家」
の状況を確認
空き家サポート
「お墓」
の状況を確認
お墓サポート
庭の草取りや家事代行
くらしサポート
暮らしのお困りごとに
8つのサポートで
お応えします!(注記)利用条件などサービスの詳細は、
当社ホームページ等でご確認ください。3 環境体験イベント「Pla
y Forest」
について
土壌透水実験
[法華嶽公園
(宮崎県)] 当社では、
「ずっと先まで、
明るくしたい。」という思いから、
九州の豊かな森を子どもたちの未来まで、
ずっと残していくため、
九州各県で環境体験イベント
「Play Forest」
を開催しています。 「学ぶ」
「守る」
「楽しむ」
の要素を織り込んだ様々なブースでの体験を通じて、
「森を大好きになって、
森を大切にして欲しい。」という願いを込めて本イベントを運営しています。
実験やゲームを通じて、
森が保有する様々な機能
(地球温暖
化抑制機能や水源涵養機能、
生物多様性保全機能など)を「学び」
ます。
詳しくは Play Forest 検索
挿し木苗づくり
[油山市民の森
(福岡県)]ツリークライミング
[四季の里旭志
(熊本県)]森を
「学ぶ」
挿し木苗づくりなどの森林保全体験を通じて、
森を
「守る」
こと
の大切さを学びます。
森を
「守る」
森を
「楽しむ」
ツリークライミング
(木登り)
や木工教室、
火起こしなど、
森を
五感で感じながら心いっぱい
「楽しむ」
ことで、
森を大切にす
る心を育みます。トピックス事業の状況インフォメーション4
事業の状況
しかく売上高
(営業収益)
の推移
(4〜9月累計) H25 26 27 28 (年度)( )は前年同期比
8,682
(113.8)
9,295
(107.1)299,282
(99.7)
9,892
(106.6)
9,313
(100.2)
(単位:億円)06,000
7,000
9,000
11,000
10,000
8,000( )は前年同期比
しかく四半期純損益
(注)
の推移
(4〜9月累計)
(注)
親会社株主に帰属する四半期純損益を指します。
H25 26 27 28 29 (年度)
(単位:億円)
しろさんかく357 しろさんかく359814(152.0) 706
(86.7)5350
しろさんかく600
しろさんかく400
しろさんかく2002006004001,000800(‐)
(‐)
(‐)
(平成2
9年4月1日から平成2
9年9月3
0日まで)
収支の概要
当上半期のわが国経済は、生産や輸出などの持
ち直しにより、緩やかな回復基調が続いています。
九州経済は、生産や輸出が高水準で推移している
ほか、設備投資の増加や個人消費の回復もあり、
緩やかに拡大しています。
当上半期の連結収支につきましては、収入面で
は、電気事業において、販売電力量の減少はあり
ましたが、燃料費調整の影響による料金単価の上
昇などにより電灯電力料が増加したことや、再エ
ネ特措法交付金が増加したことなどから、売上高
(営業収益)は前年同期に比べ6.6%増の9,892
億円、経常収益は6.4%増の9,974億円となりま
した。
一方、支出面では、グループ一体となって費用
削減に取り組んでいますが、電気事業において、
再生可能エネルギー電源からの他社購入電力料が
増加したことや、燃料価格の上昇などにより燃料
費が増加したことに加え、諸経費が増加したこと
などから、経常費用は9.8%増の9,186億円とな
りました。
以上により、経常利益は前年同期に比べ21.4%減の788億円、親会社株主に帰属する四半期純利
益は1
3.3%減の706億円となりました。
なお、玄海原子力発電所3、4号機は新規制基
準への適合性に係る使用前検査が続いており、当
社は引き続きグループ一体となって、安全確保・
法令遵守・安定供給を前提に、徹底した費用削減
に努めるとともに、玄海原子力発電所の早期再稼
働に向けた取組みを進めてまいります。5 インフォメーショントピックス事業の状況
株主メモ
事 業 年 度
定時株主総会
基 準 日
単 元 株 式 数
証 券 コ ー ド
4 月1日から翌年 3 月31日まで
6 月
定時株主総会・期末配当 3 月31日
中間配当 9 月30日
(その他必要あるときはあらかじめ公告します。)普通株式 100株
A種優先株式 1株9508公 告 方 法 電子公告により、
当社のホームページに
掲載いたします。
ただし、
事故その他や
むを得ない事由によって電子公告による
公告をすることができない場合は、
福岡
市において発行する西日本新聞に掲載
して行います。
くろまるホームページ
http
://www.kyuden.co.jp
株主名簿管理人 東京都千代田区丸の内一丁目 4 番 1 号
三井住友信託銀行株式会社
会社概要
昭和 26 年5月1日
2,373 億486 万3,699 円
13,176 名
福岡市中央区渡辺通二丁目1 番82 号☎(092)
761‐3031
北九州・福岡・佐賀・長崎・大分・熊本・
宮崎・鹿児島・東京
設 立 年 月 日
資 本 の 額
従 業 員 数
主 要 事 業 所
本 店
支 社
(平成29年9月30日現在)
インフォメーション
しかく販売電力量の推移
(注)
四捨五入のため、
内訳と合計の数値が合わないことがあります。0200400600800100300500700900
29 (年度)
H25 26 27 28
年度計
844.5
282.6
282.6
140.3
140.3
上 期
422.8
電力 電灯
(単位:億kWh)
546.6
546.6
297.9
297.9
395.8
260.1
260.1
135.7
135.7
792.1
511.1
511.1
281.0
281.0
382.9
250.7
250.7
132.2
132.2
786.2
500.8
500.8
285.3
285.3
402.2
271.9
271.9
130.4
130.4
394.6
264.3
264.3
130.3
130.3
812.7
527.6
527.6
285.2
285.2
販売電力量等の概要
当上半期の販売電力量につきましては、契約電
力の減少などから383億kWhとなり、前年同期に
比べ3.3%の減少となりました。
一方、供給面につきましては、川内原子力発電
所1、2号機の安定稼働に加え、新エネルギー等
の増加に対して火力、揚水等の発電設備の総合的
な運用を行うことにより、安定した電力をお届け
することができました。6 にじゅうまる特別口座でご所有の株式について、
売買・譲渡するためには、
「証券会社の口座」
への
振替手続きが必要です
(単元未満株式の買取・買増手続きは、
特別口座でも請求可
能です)。にじゅうまる特に、
現在
「特別口座」と「証券会社の口座」
の両方にお預けの場合には、
「特別口座」
から
「証券会社の口座」
へのお振り替えにより、
「証券会社の口座」
で一括管理される
ことをお勧めします。
にじゅうまるお預け状況の確認や口座振替をご希望される株主さまは、
上記の三井住友信託銀行
までお問い合わせください。*「特別口座」
から
「証券会社の口座」
への振替には手数料はかかりません。
*証券会社によって、
口座開設手数料や管理料が発生する場合がございます。
詳細は、
各証券会社までお問い合わせください。
九州電力株式会社
〒810‐8720 福岡市中央区渡辺通二丁目1番82号 TEL 092‐761‐3031
(代表)
ホームページアドレス http://www.kyuden.co.jp
株式に関するお手続きのお問い合わせ
住所変更、単元未満株式
(100株未満)
の買取・買増請求、相続のお手続きなど
株式を証券会社へお預けでない株主さま
(特別口座に株式をお持ちの株主さま)
三井住友信託銀行株式会社 証券代行部
☎0120‐782‐031
(フリーダイヤル)
http://www.smtb.jp/personal/agency/
〒168‐0063 東京都杉並区和泉二丁目8番4号
株式を証券会社へお預けの株主さま お取引の各証券会社
「特別口座」
に株式をお持ちの株主さまへ

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