工場特有設備
空気圧縮機を低負
荷で運転すると効率
が非常に悪くなりま
す。これは、低負荷
になると消費電力は
減少しますが、単位
空気当たりの消費電
力(比動力費)が多
くなるためです。負
荷率の変動が大きい
工場では、圧縮機の
運 転 台 数 を 負 荷 に
よって制御すること
で高負荷率運転とな
り、省エネが図れま
す。
『設備改修』
負荷に応じた台数
運転をしていますか?コンプレッサーの台数制御
対 策 例
効 果 例
[試算条件]
・上記を試算した結果を表記しております。
・低負荷時に運転台数を1台停止した場合
・建物種別:工場
・運転期間及び時間:4月〜3月(休日:1日/週)、0時〜24時
・低負荷時:12時〜13時、22時〜8時
・電力契約種別:産業用電力A(6kV)
・原油換算係数:0.223kL/MWh
・CO2排出原単位:0.475t-CO2/MWh(2022年度実績値(調整後排出係数))
・再エネ賦課金単価:3.49円/kWh(2024年度:税込み)
・削減金額(税込み)は、燃料費等調整額を含みません。
コンプレッサー運転台数
24.4k×ばつ2台→24.4k×ばつ1台
削減電力量 50.5MWh/年
原油換算削減量 11.2kL/年
CO2排出削減量 24.0t-CO2/年
削減金額 約920千円/年
変更前
負荷率と比動力費の関係
出典(メーカーカタログより)
変更後
低負荷時において2台運転し
ている場合、単位空気当たり
の消費電力大
コンプレッサーを1台停止す
ることで、消費電力を削減で
き、運転中のコンプレッサー
も効率向上
〔比動力費
約11kW/m3/min〕
負荷率50% 負荷率50%
〔比動力費
約7kW/m3/min〕
負荷率100%空気槽空気槽
049-O
工場特有設備 『設備改修』
コンプレッサーの台数制御
コンプレッサーの台数が多く、負荷の変動が多い場合に有効です。
システム導入のポイント
台数制御による消費動力の削減メリット
参考資料
コンプレッサー運用におけるその他の省エネ
・コンプレッサーへの吸入空気温度を下げる
・コンプレッサーの吸入フィルターを清掃する
・管路抵抗を低減する
・ドレン排出時の放出を防ぐ
・供給圧力を下げる
・使用圧力を下げる
・エアー漏れを削減する
・不使用時は個別の使用側天弁を閉める
(1) 供 給 側
(2) 使 用 側
5台分を大型機1台で運転した場合
または、5台を同じ設定圧力で単独
に運転した場合
5 台 を 台 数
制 御 運 転 し
た場合
049-U

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