工場特有設備 『運用変更』
汚れた排水が流入
していない場合は、
ブロアを停止しま
しょう。
対 策 例
排水処理ブロアの間欠運転
076-O
汚れた排水が流入し
ていない場合は、曝気
槽のブロアを停止する
ことで、省エネを図り
ます。
現状
改善後
ばっきブロア運転
0:00 12:00 24:00
6:00 18:00
24時間運転
ばっきブロア運転
0:00 6:00 12:00 18:00 24:00
5時間運転
3時間停止
<浄化槽>
過曝気状態
<浄化槽>
適正状態
ばっきブロアー
ばっきブロアー
酸素の必要量に関係なく24時間
運転しており、過剰な酸素量を供
給し、過曝気状態*となっている。
浄化槽内の酸素量を適正な状態
に維持するため、タイマーによる
ばっきブロアの間欠運転を行い
省エネを図る。
省エネ対策のポイント
*過曝気状態とは・・・浄化槽内に大量の酸素が供給されている状態のことで、浄化槽内のpH値が低下し、
微生物が増殖するには厳しい環境となるため、浄化能力が低下し、浄化槽の状態が悪化する。
・浄化槽内のDO(溶存酸素)計による溶存酸素濃度の計測や浄化槽出口付近の
pH値を確認し、浄化槽内の状態を把握することが大切です。
・一般的には、溶存酸素濃度であれば、2〜3mg/L程度、pH値であれば7.0前後
が最適です。過曝気であれば、DO値は高く、pH値は低くなります。
工場特有設備 『運用変更』
排水処理ブロアの間欠運転
076-U
排水処理におけるその他の省エネ手法
参考資料
3水中撹拌機の間欠運転
汚泥貯留槽の固形物濃度4%程度の濃縮余剰汚泥は、粘度が高く、
短時間で汚泥と水分が分離することは考えにくいため、間欠運転が
可能な撹拌機を導入している場合には、間欠運転により省エネが図
れます。
また、その他の撹拌機においても、運転状況により停止できる場合は
間欠運転により省エネが図れます。
撹拌機
停止 停止
運転
運転
間欠運転により、消費電力削減
1高効率散気装置の導入
ばっき槽などに、散気効率に優れた低圧損型メンブレン方式散気装置
やマイクロナノバブル発生装置などを導入することで、必要な空気量を
大幅に低減でき、ばっきブロワーの省エネが図れます。
ばっきブロワー
2ポンプ・ファンの運用変更
大容量ポンプの吐出弁開度による流量制御からインバータ制御への
変更や、小容量ポンプの台数制御運転への変更など、最適な運転方
法に変更することによって省エネが図れます。
現状 改善後
超微細な気泡により
必要空気量を大幅に
低減。

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