工場特有設備
空気圧縮機の吐出
圧力と動力の関係は
圧縮空気量、吸込み
条件および圧縮方法
が同じ場合は空気圧
縮機の吐出圧力が高
くなるほど動力は大
きくなります。その
ため、各設備の必要
圧力に合わせて、吐
出圧力設定値を下げ
ることで省エネを図
ります。
『運用変更』
需要に見合った供
給圧力に調整して
いますか?
コンプレッサー供給圧力変更
対 策 例
効 果 例
[試算条件]
・コンプレッサー供給圧力を0.1MPa(0.69MPa→0.59MPa)下げた場合
・建物種別:工場
・運転期間及び時間4月〜3月(休日:1日/週)、0時〜24時
・吐出空気量:222.0m3/h(0.69MPa時)225.0m3/h(0.59MPa時)
・削減動力比:8%
・電力契約種別:産業用電力A(6kV)
・原油換算係数:0.223kL/MWh
・CO2排出原単位:0.475t-CO2/MWh(2022年度実績値(調整後排出係数))
・再エネ賦課金単価:3.49円/kWh(2024年度:税込み)
・削減金額(税込み)は、燃料費等調整額を含みません。
コンプレッサー容量
24.4k×ばつ3台
削減電力量 46.6MWh/年
エネルギー消費削減量 10.4kL/年
CO2排出削減量 22.1t-CO2/年
削減金額 約960千円/年
変更後
例 必要圧力0.7MPa
変更前
吐出圧力が高い場合、動力は
大きくなるため消費電力大
吐出圧力を下げることにより
動力を削減して省エネ
コンプレッサー
コンプレッサー
圧縮空気
圧縮空気
吐出圧力高
(1MPa)
吐出圧力低
(0.9MPa)
048-O
工場特有設備 『運用変更』
コンプレッサー供給圧力変更
❶ 利用場所での最低必要圧力をチェックする必要があります。
❷ コンプレッサーの種類によって、設定圧力の下限値があるため、必ず
メーカーへ確認する必要があります。
❸ 一般的に吐出圧力を0.1MPa下げると削減効果は、約7〜9%程度
です。
システム導入のポイント
だいやまーくコンプレッサーの吐出圧力と消費動力の関係
参考資料
だいやまーくコンプレッサー運用におけるその他の省エネ
・コンプレッサーへの吸入空気温度を下げる
・コンプレッサーの吸入フィルターを清掃する
・管路抵抗を低減する
・ドレン排出時の放出を防ぐ
・供給圧力を下げる
・使用圧力を下げる
・エアー漏れを削減する
・不使用時は個別の使用側元弁を閉める
(1) 供 給 側
(2) 使 用 側
048-U
さんかく8%

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