中間季(春、秋)
や冬季においても冷
房が必要とされる室
内において外気の温
度が室内温度よりも
低い場合は外気を多
く取り入れて冷房に
利用することで、空
調機の動力を削減し
ます。
『運用変更、設備改修』
中間季・冬季の
冷房に外気を利
用 し て い ま すか?外気冷房の導入
対 策 例
空調・熱搬送設備
効 果 例
[試算条件]
・建物種別:事務所
・空調熱源機:空冷ヒートポンプ
・空調期間及び時間:4月〜3月(休日:2日/週)、8時〜22時(冷房)
・電力契約種別:業務用電力A(6kV)
・原油換算係数:0.223kL/MWh
・CO2排出原単位:0.475t-CO2/MWh(2022年度実績値(調整後排出係数))
・再エネ賦課金単価:3.49円/kWh(2024年度:税込み)
・削減金額(税込み)は、燃料費等調整額を含みません。
(中間季・冬季)
外気温度が室内設定
温度よりも低い場合
に、外気を多く取入
れて冷房に利用
外気温度が室内設定温
度よりも低いにも関わ
らず、常に外気を一定
小量取り入れ
27°C
27°C
20°C
20°C
導 入 前
導 入 後
ファン
還気
排気
外気
仕事・大空調機仕事・小
還気
排気
外気
ファン空調機021-O
空調機ファン風量
8,000m3/h削減電力量 22.7MWh/年
原油換算削減量 5.1kL/年
CO2排出削減量 10.8t-CO2/年
削減金額 約420千円/年
システム導入のポイント
参考資料
空調・熱搬送設備
❶ 外気温度の低い中間季・冬季においても冷房が必要とされる室内におい
て有効です。
❷ 外気冷房中は外気の湿度が高い場合は、室内の湿度は上がります。
❸ 全熱交換器が導入されている場合は、排気と外気が熱交換されることに
より、室内取込の外気の温度を上げてしまいますので、バイパスダクト
で流入する等の対策が必要となります。
❹ 排気量と外気取り入れ量を多くする必要がある為、排気と外気のダクト
サイズやガラリを大きくする必要がある場合もあります。
外気冷房導入システムダクト系統例
外気冷房を行わない場合、室内から排出される空気の一部は、還気ダクト
から空調機を通って室内へ吹出されます。一方、外気冷房を行う場合外気
は空調機を介して室内へ吹出されており、室内空気は、還気ダクトから排
気ダクトを通って全て外気へ吹出されます。
『運用変更、設備改修』
外気冷房の導入
代表的なダクト系統図
室内
ファン 還気 全熱交換器 外部
排気
外気
バイパス
給気
空調機
:給気
:還気
:外気
:排気
:モーターダンパ
外気冷房時
021-U

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /