空調の室内設定条
件を見直し、温度・
湿度を季節によって
調整することにより、
空調機の省エネを図
ります。又、営業・
操業の状態により、
昼休みの空調機停止
等効率的な運用を行
うことで省エネを図
ります。
近年は国が中心と
な り 、 ノ ー ネ ク タ
イ・ノー上着等で快
適に過ごすビジネス
スタイル、クールビ
ズ・ウォームビズが
推奨されています。
『運用変更』
室内の温湿度の
適正管理がなさ
れていますか?
室内設定温湿度及び運転時間変更
019-O
対 策 例
空調・熱搬送設備
効 果 例
[試算条件]
・夏季の冷房温度を26°Cから28°Cへ変更した場合
・冬季の暖房温度を22°Cから20°Cへ変更した場合
・建物種別:事務所
・空調熱源機:空冷ヒートポンプ
・空調期間及び時間:6月〜9月(休日:2日/週)、9時〜19時(冷房)
12月〜3月、9時〜19時(暖房)
・電力契約種別:業務用電力A(6kV)
・原油換算係数:0.233kL/MWh
・CO2排出原単位:0.475t-CO2/MWh(2022年度実績値(調整後排出係数))
・再エネ賦課金単価:3.49円/kWh(2024年度:税込み)
・削減金額(税込み)は、燃料費等調整額を含みません。
延床面積 20,000m2 10,000m2 5,000m2
空調機容量 ×ばつ16台 ×ばつ8台 ×ばつ4台
73.3MWh/年 34.7MWh/年 17.4MWh/年
16.3kL/年 7.7kL/年 3.9kL/年
34.8t-CO2/年 16.5t-CO2/年 8.3t-CO2/年
約1,390千円/年 約660千円/年 約320千円/年
原油換算削減量
CO2排出削減量
削減金額
規模
削減電力量
(変更前)
従来の室内温湿度条件 省エネルギー室内温湿度条件
設定温度26°C 設定温度28°C
温度 26°C
湿度 50%
温度 22°C
湿度 50%
冷房時
暖房時
(変更後)
温度 28°C
湿度 50%
温度 20°C
湿度 50%
冷房時
暖房時
<なぜ冷房:28°C、暖房:20°Cなのでしょうか?>
冷房28°Cという温度は快適な温度かというと必ずしもそうとは言えません
が、未来の人類に対して化石燃料資源を出来るだけ残し、よい地球環境を
維持するために、我々のライフスタイルを変更することで協力していこう
というものです。28°Cは軽装するなどで何とか継続できる温度ではないで
しょうか。
暖房20°Cは第一次石油ショック時に政府の省エネルギー対策でうたって以
来引き続き推奨している値です。
システム導入のポイント
設定温度と月間負荷の関係(事務所ビルの例)
参考資料
『運用変更』
室内設定温湿度及び運転時間変更
019-U
空調・熱搬送設備
建築物衛生法(注記)の室内環境基準
(注記)正式には「建築物における衛生的環境の確保に関する法律」(通称:ビル管理法)のことです。
温 度 18〜28°C
相対湿度 40〜70%
気 流 速 0.5m/s以下
CO含有率 6ppm以下
CO2含有率 1,000ppm以下
浮遊粉じん量 0.15mg/m3
以下
ホルムアルデヒド量 0.10mg/m3
以下
項 目 基 準
出典:「省エネルギー手帳」省エネルギーセンター
設定温度1°C
変更につき
約10%省エネ
85.3 76.5 67.78.817.6020406080100
26°C 27°C 28°C
月間冷房負荷〔MJ/(m2・月)〕
10.3% 20.7%
月間冷房負荷(8月)の変化4533.222.911.822.10102030405022°C 20°C 18°C
月間暖房負荷〔MJ/(m2・月)〕
26.2% 49.1%
月間暖房負荷(2月)の変化

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /