需給バランス維持の必要性
o 電力の安定供給のためには、需要と供給をバランスさせ、周波数を常に一定に保つ
ことが必要です。
o 天候や時間によって大きく変動する太陽光や風力発電等の再生可能エネルギーに
より、仮に需要と供給のバランスが崩れると、周波数が変動(注1)し、最悪の場合、
運転している多数の発電機が設備損壊を回避するため自動的に停止し、その結果、
大規模な停電に至る恐れ(注2)があります。
このため、常に火力発電機等の発電量を調整し、需要と供給をバランスさせること
が必要です。
o 再生可能エネルギーの出力の
変動に対して、火力発電機など
の発電量を調整
o 供給(発電)と需要(消費)の
バランスが崩れると、周波数が
変動し、発電所が停止
o 複数の発電所が連鎖的に停止
し、大規模な停電となる恐れ。
需要と供給のバランスが崩れると
周波数(60Hz)が変動
(注1) お客さまが使用される電気製品に様々な影響(振動、工場製品の品質悪化)が生じる可能性がある。
(注2) 大規模停電が発生した場合、復旧に長時間を要する可能性がある(2003年8月北米大停電は停電解消まで数日間)
火力等60Hz火力等
60.5Hz
〔流入量(供給)= 流出量(需要)の場合〕
再エネ 再エネ
〔流入量(供給)> 流出量(需要)の場合〕
これ以上蛇口を
絞れない
蛇口の開閉により
流量を調整
需要
供給力
周波数 周波数
需要
供給力 流入量の増加
(再エネ出力急増)

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