〔変更概要〕
事業計画
(2023〜2027年度)
2023年9月29日
九州電力送配電株式会社 1はじめに
1 変更の概要
【参考:プレスリリース資料抜粋】変更内容の内訳
2 変更点一覧
3 主な変更内容
(1)本書 2章(4)調整力量の見通し
(2)本書 3章(1)収入の見通し(概要)
(3)本書 3章【参考】収入の見通し
(4)本書 3章(2)収入の見通し
(内訳[直近承認値からの変更概要])
(5)本書 3章(2)収入の見通し(内訳)年度別内訳
(6)本書 4章(5)制御不能費用
(7)本書 4章(6)事後検証費用
2024年4月の発電側課金制度導入に向けて、今後、発電側課金に係る料金の設定
及び需要側託送料金の見直しを予定しています。今回、これにあわせ、昨年12月に承認
を受けたレベニューキャップ制度における「収入の見通し」 について、国の審議会での整理
等を踏まえ、申請・承認時点では織り込むことができなかった費用や事業者の裁量によらない
外生的な費用の変動など、確定した実績等を反映し、事業計画を見直しました。
目 次 21 変更の概要
今回申請した収入の見通しについては、2022年12月申請・承認(以下、直近承認)時点では織り込む
ことができなかった費用や事業者の裁量によらない外生的な費用の変動など、確定した実績等の反映により、
5か年合計で+209億円となり、直近承認値4,975億円と比べ、+42億円(5か年平均)の5,017億円
となります。
なお、変動額については、2024〜27年度の4か年の収入の見通しに反映し、料金設定することとなり
4か年平均では、+52億円の5,027億円となります。[次スライド(プレスリリース資料)参照]
直近承認値1申請値2変動額
2ー1
主な変更内容
〔変動額(注記)
5か年計 平均(注記) 5か年計 平均(注記) 5か年計 平均(注記)
OPEX関連費用 5,823 1,165 5,823 1,165 - - ー
CAPEX関連費用 3,197 639 3,197 639 - - ー
その他費用 4,675 935 4,675 935 - - ー
離島供給費用 1,943 389 1,943 389 - - ー
離島供給収益 さんかく 719 さんかく 144 さんかく 719 さんかく 144 - - ー
次世代投資 711 142 711 142 - - ー
制御不能費用 8,315 1,663 8,508
1,702
(1,711)+192+38
(+48)
・直近承認時点での未織込み費用
〔+41(+51)〕
・外生的な費用の変動〔さんかく2(さんかく3)〕
事後検証費用 1,617 323 1,634327(328)+17+3(+4)・情勢変化に伴う費用変動〔+3(+4)〕
控除収益 さんかく 862 さんかく 172 さんかく 862 さんかく 172 - - ー
小 計 23,477 4,695 23,686
4,737
(4,748)+209+42
(+52)ー事業報酬 1,398 280 1,398 280 - - ー
合 計 24,874 4,975 25,084
5,017
(5,027)+209+42
(+52)ー[億円]
(注記)...5か年平均、( )内は2024~27年度の4か年平均 3【参考:プレスリリース資料抜粋】変更内容の内訳
費用区分
変動額
変動理由
総額
(5か年計)
4か年平均
直近承認時点での未織込み費用等 ー +221 +55 ー
追加供給力公募費用
制御不能費用+100+51
+25 2022年度夏季・冬季の追加供給力公募費用実績を反映
インバランス収支過不足 +80 +20 2022年度インバランス収支実績を反映
最終保障供給に係る損益 さんかく13 さんかく3 2022年度下期最終保障供給の収支実績を反映
容量拠出金[制度変更] +37 +9 2025〜2027年度容量市場における供給力調達見直しを反映
電源I・I ́公募費用 事後検証費用 +17 +4 2023年度向け電源I・Iʼ公募費用実績を反映
外生的な費用の変動 ー さんかく11 さんかく3 ー
容量拠出金[約定実績]
制御不能費用
さんかく7 さんかく2 2026年度向け容量市場オークション約定実績を反映
ブラックスタート公募費用 さんかく5 さんかく1 2023,2026年度向けブラックスタート公募費用実績を反映
合 計 ー +209 +52
4,975
億円
5,027
億円
今回申請 収入見通し
(2024〜27平均)
(単位:億円)
直近承認 収入見通し
(2023〜27平均)+52外生的な費用の変動
(さんかく3)
直近承認時点での未織
込み費用等(+55) 42 変更点一覧
事業計画
ページ
章 節 変更項目 本資料
ページ
本書 表紙 表紙 ー 年月日の変更 ー
本書 14 2章 前提計画 (4)調整力量の見通し 電源I・Iʻ、容量市場拠出金負担分の変更 5
本書 15 3章 事業収入全体見通し
(1)収入の見通し
(概要)
収入の見通しの変更 6
本書 16 3章 事業収入全体見通し 【参考】収入の見通し 今回申請に伴う収入の見通し比較表を追記 7
本書 17 3章 事業収入全体見通し
(2)収入の見通し
(内訳)
制御不能費用、事後検証費用の変更 2
本書 18 3章 事業収入全体見通し
(2)収入の見通し
(内訳[直近承認値
からの変更概要])
直近承認値からの変更概要に変更 8
本書 19 3章 事業収入全体見通し
(2)収入の見通し
(内訳)年度別内訳
制御不能費用、事後検証費用の変更 9
本書 25 4章 費用計画 (5)制御不能費用 調整力費用、インバランス収支過不足の変更 10
本書 26 4章 費用計画 (6)事後検証費用 調整力費用の変更 11
別冊➁
費用の内訳
➁-15 4章 費用計画 (5)制御不能費用 調整力費用、インバランス収支過不足の変更 ー
別冊➁
費用の内訳
➁-16 4章 費用計画 (5)制御不能費用 調整力費用、インバランス収支過不足の算定根拠の変更 ー
別冊➁
費用の内訳
➁-17 4章 費用計画 (6)事後検証費用 調整力費用の固定費の変更 ー
別冊➁
費用の内訳
➁-18 4章 費用計画 (6)事後検証費用 調整力費用の算定根拠の変更 ー 53 主な変更内容(1) 本書2章(4)調整力量の見通し
調整力の必要量は、需要見通しや広域機関等がとりまとめた考え方等に基づき想定しています。
なお、 2023年度までは電源I等の一部の調整力を公募により調達し、2024年度以降は全ての調整力
を需給調整市場等から調達します。2023年度2024年度2025年度2026年度2027年度
5か年計 平均
電源I 万kW 104 ー ー ー ー 104 ー
電源I ́ 万kW 44 ー ー ー ー 44 ー
需給調整市場
(一次〜三次1)
百万ΔkW・h 2,281 10,600 10,600 10,600 10,600 44,681 8,936
ブラックスタート 箇所 ー 4発電所 4発電所
2系統各
1発電所
2系統各
1発電所
ー ー
容量市場拠出金負担分 万kW ー 91 121 121 120 ー ー
電源I及びIʻ:広域機関がとりまとめた「調整力の公募に係る必要量等の考え方」に基づき、H3需要(注記)1の7%
(Iʼは3%)相当で算定しています。(2022年12月及び2023年2月の公募実績を反映)
需給調整市場:広域機関がとりまとめた「複合約定ロジック(注記)2の考え方」に基づき算定しています。
ブラックスタート :広域機関の審議会での整理に基づき、必要となる箇所を算定しています。
容量市場拠出金負担分:国の審議会での整理に基づき、H3需要(注記)1の8%(注記)3で算定しています。
算定根拠
(注記)1...ある月における毎日の最大電力(1時間平均)の上位3日分の平均値
(注記)2...調達する調整力毎の最大値は同時に発生しないことを前提とした「不等時性」等の要素を最適に組み合わせて調達量を決定する考え方
(注記)3...2024年度は国の審議会での決定に基づき6%で算定
本書-P.14
...変更点 6第1規制期間においては、再エネ連系・高経年化設備対策の費用が増加しますが、これまでの経営効率化
の取組みに加え、デジタル技術等を活用した業務の効率化・高度化や資機材調達プロセスの改善等に
よる更なるコスト削減を織り込むことで、既存ネットワークコスト等の抑制を図っています。
また、カーボンニュートラルへの対応としての再エネ導入拡大の取組みやレジリエンス強化、お客さまサービス
向上等のネットワークの次世代投資に加え、安定供給の維持に必要な調整力の確保等により、社会的
便益の最大化に取り組んでいきます。
こうした送配電事業に必要な投資・費用と最大限の効率化を織り込み、2022年12月に収入の見通しの
承認を受けました。今回、直近承認時点では織り込むことができなかった費用や事業者の裁量によらない
外生的な費用の変動など、確定した実績等の反映により、5,017 (5,027) (注記)3億円となりました。
3 主な変更内容(2) 本書3章(1)収入の見通し(概要)
[億円]
[現行原価(注記)2]
(2013〜15平均)
[収入の見通し]
(2023~27平均)
4,542
再エネ連系対応
高経年化対策
調整力
関連
次世代化
効率化
その他
(制御不能費用 等)
現行
収入
(注記)1
需要減
4,455
(直近承認)
4,975
(国の検証結果)
(今回申請)
業務や資機材調達等における最大限の効率化(コスト削減)
高度経済成⻑期に建設した高経年化設備の更新投資の増加
再エネの更なる導入拡大、自然災害の激甚化を踏まえた
レジリエンス強化等、将来の社会的便益の最大化に向けた
送配電ネットワークの次世代化
安定供給維持に必要な調整力費用など外生的な費用の増加
今回
変更
発電
事業者
負担
小売
事業者
負担
【参考】
発電側課金
考慮後
...主な変更点 (5,027)(注記)3
5,017
(注記)1...レベニューキャップ導入前の料金単価が継続した場合の収入の見通し
(注記)2...レベニューキャップ導入前の原価
(注記)3...5か年平均、( )内は2024~27年度の4か年平均
本書-P.15 7(参考)平均単価(直近承認)
3 主な変更内容(3) 本書3章【参考】収入の見通し
収入の見通し(直近承認)
収入の見通し
(直近承認値)1
現行収入(注記)12差引1-24,975 4,455 +520
[億円/年]
(注記)1...レベニューキャップ導入前料金単価が継続した場合の収入の見通し
収入の見通し(今回申請) [億円/年]
収入の見通し(注記)3
(今回申請値)3
収入の見通し
(直近承認値)4
差引(注記)33-45,017
(5,027)
4,975+42(+52)
[円/kWh]
単価
(直近承認値)➄
現行収入単価(注記)26差引
➄-6
特別高圧 2.62 2.43 +0.19
高圧 4.60 3.99 +0.61
低圧 9.68 8.74 +0.94
(注記)2...レベニューキャップ導入前料金単価
...主な変更点
(注記)3...5か年平均、( )内は2024~27年度の4か年平均
本書-P.16 8本書3章(2)収入の見通し
(内訳[直近承認値からの変更概要])
[億円]
平均(注記)
主な変更内容
〔変動額(注記)
申請値1直近承認値➁変動額
1ー2
OPEX関連費用 1,165 1,165 - -
CAPEX関連費用 639 639 - -
その他費用 935 935 - -
次世代投資 142 142 - -
制御不能費用 1,702
(1,711)
1,663+38(+48)
・直近承認時点での未織込み費用〔+41(+51)〕
・外生的な費用の変動〔さんかく2(さんかく3)〕
事後検証費用 327
(328)323+3(+4)・情勢変化に伴う費用変動〔+3(+4)〕
控除収益 さんかく 172 さんかく 172 - -
事業報酬 280 280 - -
合 計 5,017
(5,027)
4,975+42(+52)-3 主な変更内容(4)
(注記)...5か年平均、( )内は2024~27年度の4か年平均
本書-P.18 92023
年度2024年度2025年度2026年度2027年度
5か年計 平均 備考
OPEX関連費用 1,221 1,182 1,159 1,135 1,126 5,823 1,165 p20参照
CAPEX関連費用 571 598 629 666 733 3,197 639 p22参照
その他費用 945 930 953 926 922 4,675 935
P23参照
離島供給費用 389 383 392 383 397 1,943 389
離島供給収益 さんかく146 さんかく144 さんかく144 さんかく143 さんかく142 さんかく719 さんかく144
次世代投資 53 89 124 217 228 711 142 p24参照
制御不能費用 1,679 1,782 1,740 1,692 1,615 8,508 1,702 p25参照
事後検証費用 315 316 360 322 322 1,634 327
p26参照
事業報酬 271 276 280 284 287 1,398 280
控除収益 さんかく173 さんかく171 さんかく175 さんかく171 さんかく172 さんかく862 さんかく172 p27参照
合 計 4,881 5,001 5,070 5,071 5,061 25,084 5,017 ー
3 主な変更内容(5) 本書3章(2)収入の見通し(内訳)
年度別内訳 [億円]
...変更点
本書-P.19 10その他 その他
減価償却費
(既存分)
減価償却費
(既存分)
調整力費用 調整力費用
1,663 1,702
直近承認値 申請値
3 主な変更内容(6) 本書4章(5)制御不能費用
制御不能費用は、直近承認時点での未織込み費用及び外生的な費用の変動により、5か年平均で
38億円増の1,702億円となります。
(注記)1...固定資産税(新規投資分)は除く
(注記)2...占用関係借地料等
(注記)3...受益者負担金、広域機関会費、災害復旧拠出金
(注記)4...容量拠出金、ブラックスタート電源確保費用、最終保障供給損益等
(注記)5...5か年平均、( )内は2024~27年度の4か年平均
[億円] [億円]
直近承認 申請値 変動額
平均(注記)51平均(注記)52平均(注記)52-1公租公課(注記)1
637 637 -
退職給与金(数理差異償却) さんかく6 さんかく6 -
PCB処理費用 7 7 -
賃借料(注記)2 107 107 -
諸費(注記)3 14 14 -
調整力費用(注記)4107109
(110)+2(+3)
貸倒損 0.4 0.4 -
振替損失調整額 さんかく1 さんかく1 -
減価償却費(既存分) 668 668 -
再給電費用 0 0 -
今後発生する政策関連費目 0 0 -
賠償負担金相当金 61 61 -
廃炉円滑化負担金相当金 61 61 -
インバランス収支過不足 844(53)36(+45)
制御不能費用 計 1,663
1,702
(1,711)+38(+48)
本書-P.25 11その他 その他
調整力費用 調整力費用
323 327050100150200250300350400直近承認値 申請値
3 主な変更内容(7) 本書4章(6)事後検証費用
[億円] [億円]
直近承認 申請値 変動額
平均(注記)41平均(注記)42平均(注記)42-1託送料(注記)1
7 7 -
事業者間精算費 2 2 -
補償費 8 8 -
災害復旧費用(注記)2
10 10 -
N-1電制に要する費用 0.4 0.4 -
調整力費用(注記)3295299
(300)+3(+4)
事後検証費用 計 323327(328)+3(+4)
事後検証費用は、情勢変化に伴う費用変動により、5か年平均で3億円増の327億円となります。
(注記)1...地域間連系設備の増強等に係る費用(9社負担分)に限る
(注記)2...災害等扶助交付金を含む
(注記)3...制御不能費用に整理されるものを除く
(注記)4...5か年平均、( )内は2024~27年度の4か年平均
本書-P.26

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