九電グループの更なる企業価値向上に向けた
ROIC目標
2023年4月
しかく ROIC目標
ROIC目標については、WACC(注記)1のクリアに加え、株主価値向上(ROE(注記)2維持向上)
と財務基盤強化(自己資本比率改善)の視点を踏まえ、中長期的にグループ大で達成すべき
水準として、2025年度「連結2.5%以上」、2030年度「連結3.0%以上」を目標としました。
(注記)1 WACC(加重平均資本コスト):投下資本に対する企業の資金調達コスト(または投資家の期待リターン)
(注記)2 ROE(株主資本利益率) :当期純利益(税引後)÷株主資本
ROE8%程度 ROE8〜10%程度
自己資本比率20%程度 更なる財務改善
連結ROIC
2.5%以上
(2025年度)
連結ROIC
3.0%以上
(2030年度)
連結ROIC1.3%(2019〜21平均)
持続的な
企業価値の創出WACC<
&l×ばつ ×ばつ
株主価値
財務基盤
目標設定の視点
九電グループは、資本効率性を意識した経営を通じて、2030年度の経営目標「連結経常利益
1,500億円」の達成に向けた成長事業等の拡大と、財務基盤強化との両立を図り、中長期的な
グループの企業価値を高めるべく、新たな経営指標としてROIC(投下資本利益率)を導入し、
具体的なターゲットとする2025年度及び2030年度の目標を策定しました。
目標の達成に向け、九電グループ一体となってROIC経営を深化させ、資本効率性を高めて
いくことで、持続的な成長と中長期的な企業価値向上の実現に努めてまいります。
しかく ROIC向上に向けた各事業の取組み
各事業部門においては、事業特性に応じた重点施策・KPIを設定し、PDCAを通じて
ブラッシュアップを図りながら、ROIC向上・WACC低減に取り組んでまいります。
しかく ROICを活用したマネジメント
連結目標達成に向けて、「事業部門による主体的・自立的なROIC改善」と「事業ポート
フォリオ管理の強化」を柱としたグループ大のマネジメントサイクル(PDCA)を推進して
まいります。
(1)事業部門による主体的・自立的なROIC改善
o 各事業の特性やライフサイクル、同業他社のベンチマーク等を踏まえた事業セグメント別
のROIC目標を設定し、各事業部門が主体的・自立的にROIC改善を推進。
(2)事業ポートフォリオ管理の強化
o 取締役会/コーポレートは、各事業セグメントの目標達成に向けた進捗をモニタリングし、
全社のROIC目標や各事業の進捗・環境変化等を踏まえた資源配分を行うことにより、
事業ポートフォリオを最適化。
[国内電気事業]
・効率性と電力の安定供給とのバランスを図り、
安定的にWACC以上のROICを確保
[成長事業(再エネ・海外・ICT・都市開発等)]
・事業/投資の選択と集中により、中長期的に
WACCを大きく上回るROICを目指す
マネジメント
サイクル
[取締役会/コーポレート]
・事業ポートフォリオの基本方針決定
・ROIC目標(連結・事業別)を設定、進捗をモニタリング
・適宜経営資源配分を見直し、事業ポートフォリオを最適化
連結ROIC>WACCの確保・改善

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