添付資料-3
2 劣化状況評価結果
1.概要
安全機能を有する機器・構造物等を対象とし、特別点検の結果とこれまでの運転経験
や最新知見等を踏まえ、腐食、疲労損傷、絶縁低下等の経年劣化事象が発生していないか、
今後の運転で経年劣化事象が発生しないかを検討しました。
さらに、経年劣化事象が発生する可能性のある機器・構造物等について、運転開始後
60 年時点の劣化状況を想定し、
現状の保全活動で健全性が確保されるかを評価しました。
2.劣化状況評価の結果
劣化状況評価の結果、
安全機能を有する機器・構造物等は、
現在行っている保全活動の
継続及び一部の機器に追加保全を講じることで、運転開始後 60 年時点においても
プラントの健全性が確保されることを確認しました。
評価対象機器の抽出
着目すべき劣化事象の抽出
60 年の運転を想定した
劣化評価/健全性評価
劣化状況評価の結果
(注記)安全機能を有する機器・構造物等
制御棒
燃料 原子炉容器
加圧器
蒸気
発生器
原子炉格納容器
原子炉建屋
一次冷却材配管
コンクリートの強度や遮蔽能力の低下
電気・計装品の絶縁低下
一次冷却材ポンプ
の低サイクル疲労
原子炉容器の中性子照射脆化
炉内構造物の
照射誘起型応力腐食割れ
一次冷却材配管
の熱時効
特別点検の結果
【劣化状況評価の手順】
【主な劣化事象】
(注記)運転経験・最新の知見等を考慮

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