(別 紙)
玄海原子力発電所4号機第15回定期検査計画の概要
1.関係法令
原子炉等規制法 第43条の3の16 第1項(定期事業者検査)
2.定期事業者検査を実施する設備
(1)原子炉本体
(2)核燃料物質の取扱施設及び貯蔵施設
(3)原子炉冷却系統施設
(4)計測制御系統施設
(5)放射性廃棄物の廃棄施設
(6)放射線管理施設
(7)原子炉格納施設
(8)その他発電用原子炉の附属施設
1非常用電源設備
2常用電源設備
3火災防護設備
3.定期検査期間中に実施する主な工事
(1) 燃料の取替え
燃料集合体193体の一部を新燃料に取り替える。
(2) 特定重大事故等対処施設設置工事(概要1)
原子炉補助建屋等への故意による大型航空機の衝突その他のテロリズムに
より、原子炉を冷却する機能が喪失し炉心が著しく損傷した場合に備えて、
原子炉格納容器の破損を防止するための機能を有する施設を設置する。
(3) 常設直流電源設備(3系統目)設置工事(概要2)
全ての交流電源が喪失した際に、重大事故等の対応に必要な設備に直流
電力を供給する設備であり、既に設置済である2系統の直流電源設備に
加え、もう1系統の常設直流電源設備(3系統目)を設置する。
(4) 原子炉安全保護計装盤等更新工事(概要3)
原子炉圧力等のパラメータの異常を検知し、原子炉停止や原子炉を冷却
するためのポンプ等を作動させるための信号を発信する原子炉安全保護計装
盤等について、保守性向上の観点から、デジタル制御装置を適用した制御
盤に取り替える。
(5) 海水ポンプ取替工事(概要4)
安全上重要な機器の冷却に用いるための海水を取水する海水ポンプにつ
いて、起動時の信頼性向上のため、起動時に軸受部への潤滑水供給が不要な
無給水軸受を用いたポンプへ取り替える。
以 上
主な工事の概要(1/3)
全ての交流電源が喪失した際に、重大事故等の対応に必要な設備に直流電力を
供給する設備であり、既に設置済である2系統の直流電源設備に加え、もう1系
統の常設直流電源設備(3系統目)を設置する。
2 常設直流電源設備(3系統目)設置工事
(注記):直流コントロールセンタは、各号機毎にA系とB系があり、
蓄電池(3系統目)は、いずれに対しても給電可能。
〔3系統目〕 〔2系統目〕
〔1系統目〕
:直流電源設備(3系統目)
重大事故等対処用
直流コントロールセンタ
充電器盤
6.6kV 母線
440V母線
コントロールセンタ(440V 母線)DG直流コントロールセンタ(注記)
負荷(監視計器等)
蓄電池
(安全防護系用)
容量:1,600Ah
充電器盤
蓄電池
(重大事故等対処用)×ばつ2 組
充電器盤
蓄電池
(3系統目)
容量:3,000AhDGGe 直流電源用発電機【可搬型】
可搬型直流変換器
:直流電源設備(2系統目)
:直流電源設備(1系統目)
原子炉補助建屋等への故意による大型航空機の衝突その他のテロリズムにより、
原子炉を冷却する機能が喪失し炉心が著しく損傷した場合に備えて、原子炉格納容
器の破損を防止するための機能を有する施設を設置する。
1 特定重大事故等対処施設設置工事
原子炉格納容器
制御棒
原子炉減圧操作設備
タンクへ蒸気発生器フィルタ
ベント
原子炉減圧
操作設備
(窒素ボンベ等)
貯水槽
緊急時制御室
発電機
原子炉容器
注水ポンプ
:特定重大事故等対処施設
新たに設置する建屋
原子炉圧力等のパラメータの異常を検知し、原子炉停止や原子炉を冷却するため
のポンプ等を作動させるための信号を発信する原子炉安全保護計装盤等について、
保守性向上の観点から、デジタル制御装置を適用した制御盤に取り替える。
3原子炉安全保護計装盤等更新工事
検出器 検出器
指示計 記録計
原子炉安全保護ロジック盤
【アナログ制御】
しろまる原子炉停止
しろまる安全上重要な機器作動
検出器 検出器
指示計 記録計
機能を統合
パラメータ
(各圧力・水位信号等) タービンへ
給水
制御棒加圧器蒸気
発生器
1次冷却材ポンプ
原子炉容器
原子炉停止 安全上重要な
機器作動
原子炉安全
保護計装盤
原子炉安全保護
ロジック盤
取替前 取替後
原子炉安全保護計装盤
【デジタル制御】
(機能統合)
原子炉安全保護計装盤
【アナログ制御】
しろまる原子炉停止
しろまる安全上重要な機器作動
信号発信 信号発信
主な工事の概要(2/3)
安全上重要な機器の冷却に用いるための海水を取水する海水ポンプについて、
起動時の信頼性向上のため、起動時に軸受部への潤滑水供給が不要な無給水軸
受を用いたポンプへ取り替える。
4海水ポンプ取替工事
海水系統
潤滑水系統
軸受潤滑水配管
軸受
主軸
軸受
主軸
無給水軸受
ポンプ取替
吐出 吐出
無給水軸受
取水 取水
モータ モータ
主な工事の概要(3/3)

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