今回の実証での各社の役割
会社名 今回の実証での役割など
(株)ウェザーニューズ  ウェザーニューズは、現在、海運業界向けに運航支援サ
ービスを提供し、全世界の外航船舶約 1 万隻の安全運航
を支援しており、運航のリスクとなる、風や波などの気
象・海象情報や、中〜高緯度で発生する海氷の情報を分
析し、陸上のオペレーターや船長に伝えることで、航路
選定やコスト削減などをサポートしています。
 今回の実証で同社は、海氷情報の精度や運航支援サービ
スにおける有用性等を検証します。
(株)QPS 研究所  QPS 研究所は、世界トップレベルの技術力で日本最高(注記)1
分解能・最高画質で観測できる自社の小型衛星(注記)2
によ
り、夜間や悪天候時でも任意の対象を観測できる画像を
提供しています。2025 年以降に 36 機の衛星コンステレ
ーション(注記)3
を構築し、
世界中のほぼ全ての場所で平均 10
分間隔で観測できる準リアルタイムデータの提供を目
指しています。
 今回の実証で同社は、自社の高分解能な衛星データ活用
による海氷情報の精度向上を検証します。
(注記)1:日本の民間の合成開口レーダー衛星としてになり
ます。
(注記)2:同社は、従来比で重量 1/20、価格 1/100 の小型
で低価格の合成開口レーダー衛星"QPS-SAR"を
開発・製造・運用しています。
(注記)3:複数の人工衛星によって、高度な価値を提供する
システムのことです。
九電ビジネスソリュ
ーションズ(株)
 九州電力のグループ会社の九電ビジネスソリューショ
ンズは、ドローン画像を識別して森林資源を見える化す
るサービスや、河川に設置したカメラの画像を識別して
水位計測を行っており、AIによる画像識別の経験や知
見を有しています。
 今回の実証で同社は、衛星の観測データをAIで分析
し、海氷情報をマッピングします。
九州電力(株)  九州電力は、インフラの保守管理の高度化・効率化や、
地域・社会の課題解決に繋がる新たな事業を創出してい
ます。
 同社は、QPS 研究所と覚書を締結し、共同で衛星データ
を活用した新たな事業を検討しており、今回の実証で
は、最適な衛星データの選定やAI解析技術、マッピン
グ機能等を組み合わせた、より利便性の高い海氷情報の
提供や有用性を検証します。
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