停電を少なくするためにどのようなことに取り組んでいるの?
停電回数を減らす対策に加え、
停電時間を短縮する取組みが重要です
九州電力送配電(株)は、
お客さまへ電気を安定的にお届けするために、
電力設備の定期的な巡視・点検や使用状況等を踏まえたメンテナンスを
行うことで設備の健全性を維持し、
停電発生の予防に取り組んでいます。
また、
自然災害等によって停電が発生した場合に、
可能な限り早期に電気をお届けできるよう、
電気を送る経路を複数確保したり、
迅速な停電復
旧に向けた訓練を定期的に実施しています。Q送電鉄塔の設備点検 台風前の停電復旧訓練
電気を安定してお届けし、
皆さまの生活や企業活動を支え続けます
九州電力送配電(株)は、
長期的な観点から効率的な設備形成を
図るとともに、
定期的な巡視・点検等を行うことで設備の健全性
を維持しています。
また、
台風等の自然災害による停電が発生し
た場合には、
少しでも早くお客さまへ電気をお届けできるよう、
迅速な巡視・復旧作業に取り組んでいます。
こうした取組みにより、
九州エリアの停電回数の少なさは、海外の主要国と比べてもトップレベルとなっています。(*)2018〜2020年度の直近3か年実績で算定
出典 : 電力広域的運営推進機関
「電気の質に関する報告
(2018、
2019年度)」をもとに作成0.980.600.080.571.230.16 0.140.000.501.00単位回/年・口数1.50アメリカ(CA州)イギリスフランスドイツスウェーデン日本九州電力 送配電(*)しかく停電回数の国際比較
(2014〜2016年度の3か年平均)
九州のお客さま1戸あたりの
年間停電回数は約0.1回です
長崎市の夜景
電力の安定供給、
安全で強靭なまちづくり
CSR重要課題
経済基盤を支える取組み
エネルギー・インフラで、
皆さまの暮らし・経済を支えます
倒木による支持物折損
電力の安定供給に向けた取組み
安定供給に向けた電力ネッ
トワークの構築
九州電力送配電(株)は、
電力需要の動向や、
設備の安全面、
コストなどを総合的に勘案し、
長期的な観点から効率的な電
力設備の形成を図っています。
現在、
大分県と宮崎県との間をつなぐ、
50万V日向幹線の
建設を進めています。
この完成により、
九州南北を結ぶ送電
ルートを複数確保することで、
停電防止や災害に強い電力
ネッ
トワーク設備の構築につながります。
災害時の九電グループ一体となった復旧対応
台風や集中豪雨等による大規模災害時には、
九電グループ一体となって停電の早期解消と迅速な情報発信に努めています。
2020年9月、
台風10号の影響により、
長崎県、
鹿児島県を中心に最大約48万戸が停電しましたが、
九州各県から協力会社を含
め最大約7,300名を動員し、
自治体や自衛隊等の協力も得ながら、
早期復旧に取り組みました。
無電柱化の推進による災害に強い
まちづくりへの貢献
近年、
大規模な自然災害が頻繁に発生する
中、
九州電力送配電(株)では、
災害が発生した
場合でも、
電柱が倒壊して道路が寸断される
ことを防止するため、
国が定めた緊急輸送道
路等の
「無電柱化」
を進めています。
電柱を活用した防災情報伝達事業
九州電力送配電(株)は、
「現在の防災無線では放送内容を隅々まで届けにくい」
という課題の解決を目指し、
電柱に取り付けたス
ピーカを通じて、
住民に防災情報をクリアな音声でお届けする
「防災情報伝達事業」
に取り組んでいます。
2020年1月から現地実証を行った福岡県朝倉郡東峰村では、
お住まいの
方から
「よく聞こえるようになった」
「安心につながった」
との評価をいただき
ました。
他の自治体からも関心が寄せられており、
今後、
実証を重ねながら、
事業
化を目指していきます。
復旧作業の様子 高圧発電機車による応急送電
[無電柱化後]
[無電柱化前]
亘長
鉄塔
約124km
291基
工事概要
50万V日向幹線

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