2 0 2 2 年 4 月 1 4 日
九州電力株式会社
玄海原子力発電所3号機 第 16 回定期検査の状況をお知らせします
― 漏えい燃料集合体の詳細調査結果 ―
玄海原子力発電所3号機は、通常運転中の 2021 年 11 月 30 日に1次冷却材中の
放射性よう素濃度に若干の上昇が認められたことから、2022 年1月 21 日から実施中
の第 16 回定期検査において、燃料集合体 193 体(ウラン燃料 173 体、MOX燃料 20 体)
を1体ずつ確認する調査を行いました。
調査の結果、燃料集合体1体(ウラン燃料)に漏えいが認められたことから、当該
燃料集合体について、詳細調査を行うこととしました。
(2022 年3月7日お知らせ済み)
当該燃料集合体1体について、超音波による調査を実施したところ、264 本の燃料
棒のうち1本に漏えいが認められました。
このため、当該燃料棒についてファイバースコープによる外観調査等を行ったところ、
損傷や著しい腐食、異物の混入などの異常は認められませんでした。
このことから、今回の1次冷却材中の放射性よう素濃度上昇の原因は、燃料棒に
偶発的に発生したピンホールからの微少な漏えいであると推定しました。
当該燃料集合体は、使用済燃料プールに保管し、今後は再使用しないこととします。
なお、本事象による環境への放射能の影響はありませんでした。
当社は、引き続き、安全確保を最優先に、定期検査や各種工事を丁寧に進め、今後
の安全・安定運転に万全を期してまいります。
以 上

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