10km31km30. 1km345約3万
姶良450k約1.3万年前
桜島薩摩:
約11km3
破局的噴火
100km3
1914年
桜島大正:
約2km3
2011年
霧島新燃岳:
0.1km3
未満
破局的噴火
1914年
桜島大正
約1.3万年前
桜島薩摩
巨大な噴煙
(火山灰)
2011年
霧島新燃岳
(VEI3)
大規模火砕流
450km3VEI6VEI5
VEI4 VEI7
VEI:火山爆発度指数
川内原子力発電所 平成28年度火山活動のモニタリング評価結果の概要
川内原子力発電所 原子炉施設保安規定に基づき、平成28年度の火山活動
のモニタリング評価結果について、原子力規制委員会に報告しました。
川内原子力発電所
川内原子力発電所 原子炉施設保安規定に基づき、平成
原子炉施設保安規定に基づき、平成28
28年度の火山活動
年度の火山活動
のモニタリング評価結果について、原子力規制委員会に報告しました。
のモニタリング評価結果について、原子力規制委員会に報告しました。
当社は、阿蘇カルデラ、加久藤・小林カルデラ、姶良カルデラ、阿多カルデラ、鬼界の5つのカルデラ火山を対象に、活動状況に変化がないことを
継続的に確認することを目的として火山活動のモニタリングを実施しています。
2.火山活動のモニタリング評価結果(平成
2.火山活動のモニタリング評価結果(平成28
28年度)
年度)
モニタリング対象のカルデラ火山
【評価方法】
1.公的機関(気象庁、国土地理院など)の評価 〔主に一般火山を対象〕
【破局的噴火について】
玄海原子力発電所
阿蘇カルデラ
阿蘇山
加久藤・小林カルデラ
桜島
川内原子力発電所
姶良カルデラ
阿多カルデラ
鬼界
160km
160km
霧島山
若尊
池田・山川
開聞岳
薩摩硫黄島
1.火山活動のモニタリング
1.火山活動のモニタリング
当社は、過去に「破局的噴火」と呼ばれる極めて大規模な噴火を発生させたカル
デラ火山を対象にモニタリングを実施しています。
当社は、過去に「破局的噴火」と呼ばれる極めて大規模な噴火を発生させたカル
当社は、過去に「破局的噴火」と呼ばれる極めて大規模な噴火を発生させたカル
デラ火山を対象にモニタリングを実施しています。
デラ火山を対象にモニタリングを実施しています。
【破局的噴火】
破局的噴火とは、約100km3以上(注記)2の噴出
物(火砕流、火山灰等)を伴う噴火です。
約3万年前に発生した姶良カルデラの破局
的噴火では、桜島大正噴火を遥かに凌ぐ大
量の噴出物により南九州が覆われ、川内原
子力発電所周辺にも影響が及びました。
カルデラ火山の噴火では、広い範囲で1
基線長の伸びが大きくなる、2地震の数が増
える・範囲が拡がる・規模が大きくなるなどの
顕著な変化が生じると考えています。
(注記)2 100km3:山手線の内側が東京スカイツリーの
2倍を超える高さまで覆われるボリュームに相当
モニタリングでは、カルデラの中にある一般火山(例:姶良カルデラの中の桜島)
だけでなく、カルデラ周辺の広い範囲における変化を確認しました。
姶良カルデラ及び桜島周辺の基線長イメージ
・ 一般火山(桜島)の場
合、桜島周辺の基線
長(基線A)が伸び、地
下で地震が起きるkm0510km0510
霧島連山
霧島市
姶良市
鹿児島市
基線B
基線A
深さ12km深さ6km鹿児島湾
・ カルデラ火山の場合、
カルデラ周辺の広い範
囲で、基線長(基線B)
の伸びや地震の数・範
囲が、大きく変化する
【一般的な火山の噴火】
桜島や阿蘇中岳などの火山では、地下深く
から火山のすぐ下にマグマが供給される(動
く)ことによって地震が発生し、周辺の地形も
常に少しずつ変化します。
その様子は、「基線長」と呼ばれる、火山を
跨いだ地点の間の距離の変化を計測したり、
火山の下で発生する地震の様子を観測する
ことによって、知ることができます。
このような一般火山の噴火では、原子力発
電所の安全性に影響はありません。
基線長
一般の
火山
GNSS観測点(注記)1
マグマ
地震
マグマが供給されると基線長が伸びる
マグマが動くと地震が起きる
(注記)1 全球測位衛星システム/Global Navigation
Satellite System(GPS等の測位衛星システムの
総称)による位置情報を利用した地殻変動の連
続観測点
1基線長が大きく伸びる
2地震が
増える
拡がる
大きくなる ・ 公的機関の評価に、カルデラ火山の活動状況の急激な変化を示すような情報がある
かどうかを確認
2.当社の評価 〔カルデラ火山を対象〕
1 地殻変動(基線長の変化)
・ 基線長(基線B)の伸びが、過去からの長期的な傾向と比較して、大きく変化し、それ
が継続していないかどうかを確認
2 地震活動(発生数、場所等の変化)
・ 地震の発生数や発生場所等が、過去からの長期的な傾向と比較して大きく変化(増え
る、拡がる、大きくなる)し、それが継続していないかどうかを確認
【評価結果】
平成28年度を通じて、
・公的機関の評価に、カルデラ火山の活動の急激な変化を示す情報が見られ
ないこと
・当社評価における地殻変動及び地震活動に、大きな変化が見られないこと
から、5つのカルデラ火山全て、『活動状況に変化はない』と評価しました。
火山の噴火規模
噴煙高さ
噴出物量
約3万年前の
姶良カルデラ噴火
添付 2-1

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