原子力安全性向上分科会、
原子力コミュニケーション分科会 報告
平成28年10月7日
九州電力株式会社
資料2
第9回原子力の業務運営に
係る点検・助言委員会資料 1I 原子力安全性向上分科会
II 原子力コミュニケーション分科会
目 次 2I 原子力安全性向上分科会 (1/2)
(1) 安全性向上分科会の報告
しろまる 第1回安全性向上分科会でのモニタリング項目に関する議論を踏まえ、その後の第8回点検・助言委
員会において、以下のとおり、分科会での評価内容を決定しました。
〔安全性向上分科会における評価〕
しろまる 安全性向上評価では、確率論的リスク評価などから、安全性を向上させるための改善事項候補を抽出し、
今後の取組み計画を選定します。
しろまる 「原子力安全性向上分科会」では、この安全性向上評価に関し外部有識者による評価を行います。
しろまる 評価にあたっては、改善事項候補から、今後の取組み計画を選定するまでのプロセス及び選定結果について、
社会的受容性の観点から助言を頂くこととしています。
[安全性向上評価における取組み計画の選定プロセス]
調査(施設、運用等)
確率論的リスク評価
安全裕度評価
保安活動の実施状況評価
(最新知見反映含む)
改善事項
候 補
今後の
取組み計画
選定
効果、実現性等
選定するまでのプロセス 選定結果 3しろまる 第2回分科会(平成28年3月8日)では、分科会の進め方、安全性向上評価の概要、安全性向上評価に向けた
今後の予定について説明し、意見交換を行いました。
【主な審議内容】
・ 分科会の進め方、スケジュール
・ 安全性向上評価の概要
・ 安全性向上に向けた取り組み状況 など
しろまる 今後は、安全性向上に資する自主的な追加措置を抽出した時点で、本分科会において、「安全性向
上のための取組み計画の選定プロセス及び選定結果」について審議を実施していきます。
▼ 総合評定
▼ 追加措置とりまとめ、総合評定
▼ 評価進捗状況
▼ 安全性向上評価概要・計画
原子力安全性向上分科会
安全性向上評価届出書作成工程
2017年度
2016年度
2015年度
川内原子力プラント工程(予定)
項 目
運転期間 定検 運転期間 定検
届出
さんかく
再稼働
しろさんかく
届出書作成
反映▼▽▽▽
(第2回分科会)
(第3回分科会)
(第4回分科会)
(第5回分科会)
総合評定
・PRA、安全裕度評価
・保安活動調査 等
届出準備
(必要に応じ実施)
I 原子力安全性向上分科会 (2/2) 4(1) 第1回分科会(平成27年12月15日)の概要
o 第1回分科会では、当社に寄せられたお客さまの声を踏まえた今後のコミュニケーション・情報発
信のあり方や、現地組織の取組みの一例として佐賀支社における広報・コミュニケーション活動に
ついて説明し、ご助言を頂きました。
【主な審議項目】
・ お客さまの意識を踏まえた今後のコミュニケーションのあり方について
・ お客さまからの信頼向上のための取組みについて
・ リスクコミュニケーションの取組みについて
・ 第8回委員会でのご助言に対する取組み状況について
【主なご助言等】
・ 専門知識を共有して原子力のリスクの程度を理解してもらうことは困難。「九電が言っているから
安心」となることが重要で、そのためには、九電への信頼が必要。
・ 住民の方は地域安全を求める。九電は施設安全だけを頑張るのではなく、地域安全にも関与す
るなど、自治体との協働も検討してはどうか。
・ 原子力に対する不安の解消には、九電が九州域内で行うことと、(エネルギー政策や放射性廃棄
物の最終処分の課題など)業界として全国で行うことを分けるなど、いくつかの戦略が必要ではな
いか。 など
原子力コミュニケーション分科会では、自主的・継続的な安全性向上への取組みの実効性を更
に高めるため、原子力に関するコミュニケーションのあり方等について議論し、ご助言を頂いてき
ました。
II 原子力コミュニケーション分科会 (1/2) 5(2) 第2回分科会(H28. 6.15)の概要
o 第2回分科会では、第1回のご助言も踏まえ、お客さまの声に基づく原子力に関する広報・コミュ
ニケーションの方向性や、熊本地震に係る不安にお応えする取組み、信頼を底上げする情報発信
の取組み状況について説明し、方向性に対して概ね賛同いただくとともに、各施策に対するご助言
を頂きました。
【主な審議項目】
・ 原子力に関する広報・コミュニケーション活動の方向性
・ 原子力の不安や疑問にお応えするためのコミュニケーション
・ 信頼の維持・向上に向けた情報発信
【主なご助言等】
・ 熊本地震への対応など広報・コミュニケーションの取組みは、努力・工夫しており評価するが、お
客さま対応、メディア対応結果を評価し、次に活かしていくことが大事。
・ 不安に思っている人に話をする場合は、誰が伝えるかということも大切。九電が直接説明した方
が良い場合や、他の誰かが説明をした方が信頼性が高まる場合もある。
・ 原子力の情報や災害対応などホームページやYouTube等でネットに流すだけでは伝わらないの
で、ネットを見てもらう工夫が必要。 など
II 原子力コミュニケーション分科会 (2/2)

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