平成27年10月2日

九州電力株式会社
原子力安全性向上分科会の進め方
資料2−1
第8回原子力の業務運営に
係る点検・助言委員会資料 1自主的な安全性向上に向けた活動
当社は、自主的な安全性向上に向けた活動として、保安活動(運転管理等)、確率論的リス
ク評価(PRA)などを実施しています。この活動は、今後も継続していきます。
年 度
年 度
年 度
日常的な活動
項 目
自主的な安全性向上に向けた活動
(安全性向上対策の抽出、対策実施含む)
自主的な安全性向上に向けた活動
(安全性向上対策の抽出、対策実施含む)
−活動内容−
しろまる保安活動に基づく安全性向上
・マネジメントレビュー
・安全文化の醸成活動
しろまる定期安全レビュー(PSR)時の改善
しろまる高経年化技術評価(PLM)時の改善
しろまる確率論的リスク評価(PRA)
(例:停止時リスクモニタの導入、要員教育) 2安全性向上評価届出制度
しろまる 新規制基準(炉規法第43条の3の29)では、プラント再稼働後の定期検査終了後 6ヶ月以内
に安全性向上評価を行い、届出(公開)することが求められています。
安全性
向上評価
年 度
年 度
年 度
日常的な活動
項 目
自主的な安全性向上に向けた活動
自主的な安全性向上に向けた活動
運転期間 定検 定期検査終了後6ヶ月以内に届出
再稼働▼
安全性向上評価 ▼届出(公開)
しろまる評価は以下のものを対象
・保安活動(最新知見反映含む)
・確率論的リスク評価(PRA)
・安全裕度評価(ストレステスト)
しろまる今後の取組みの計画立案
しろまる外部(有識者等)の評価(任意)
しろまる 安全性向上評価は、プラント毎、定期検査毎の届出が必要であり、継続的な取組みとなります。
また、日常的な安全性向上に向けた活動も含めて評価を行い、今後の取組みの計画を立案し
ます。 3原子力安全性向上分科会における評価
[安全性向上評価における取組み計画の選定プロセス]
調査(施設、運用等)
確率論的リスク評価
安全裕度評価
保安活動の実施状況評価
改善事項
候 補
今後の
取組み計画
選定
効果、実現性等
選定するまでのプロセス 選定結果
しろまる安全性向上評価では、確率論的リスク評価などから、安全性を向上させるための
改善事項候補を抽出し、今後の取組み計画を選定します。
しろまる「原子力安全性向上分科会」では、この安全性向上評価に関し外部有識者による
評価を行って頂きたいと考えています。
しろまる評価にあたっては、改善事項候補から、今後の取組み計画を選定するまでのプロセス
及び選定結果について、社会的受容性の観点から助言を頂きたい。 4参考<改善候補のイメージ>
確率論的リスク評価を用いた評価と設備対策のイメージ
しろまる事故シナリオで、ポイント部くろまるの可能性
を低減できる対策を図ることで、炉心の
損傷頻度を低減できます。
しろまる新規制基準時の対策例
・大容量空冷式発電機の設置
・中容量発電機車の設置
炉心損傷なし
炉心損傷
炉心損傷
(損傷頻度低減)
事故シーケンス
補助給水
非常用所内電源
外部電源喪失
くろまる
成功
失敗
イベント・ツリー
成功
失敗
確率論的リスク評価では、事故シナリオから各事象の可能性を、技術的知見・調査などを
行い、炉心及び格納容器の損傷頻度を評価しています。
対策の実施
大容量空冷式発電機 中容量発電機車

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