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第7回「原子力の業務運営に係る点検・助言委員会」議事概要
1 日 時 平成26年7月30日(水) 13:15〜16:40
2 場 所 九州電力(株) 本店
3 出 席 者 野口委員長、石窪委員、出光委員、大野委員、松田委員
(社内委員)吉迫委員、渡辺委員 (幹事)経営管理部長
(当社)瓜生社長
4 議事概要
(1) 最近の原子力に係る主な動向(資料1)
o 最近の原子力に係る動向について説明した。
(2) 原子力の業務運営に係る当社の取組みについて(資料2) (『中間報告書』等を踏まえた取組み)
o 瓜生社長から当社の取組みに向けた思いや決意を説明後、原子力
の業務運営に係る具体的取組みについて報告した。
o 野口委員長から、「中間報告書に対しては、真摯に対応されてい
ると認識している。原子力の安全等について、計画を立て進展して
いるが、今後は、より良い成果を目指しPDCAを回していくこと
が重要である。
」と総括があった。
〔主な意見等〕
【全体】
o 原子力の安全は、新規制基準への適合だけではなく、
「安全への
継続的な取組み」が重要である。あとは、社員のベクトルが揃うよ
うに経営層が指導力を発揮してほしい。
【原子力の安全性】
o 着実に安全性を高めていくにあたり、九電は、目的を持ったとき
の進行力・実行力はあるが、目的と手段が混同され、違った方向に
向かう可能性もある。一人ひとりが考えチェックしていくような組
織風土となるよう、経営層のリーダーシップを期待する。
o 安全対策はハード面もソフト面も進化していく。両者が一体とし
て機能するよう全力を挙げて取り組み、応用力を付けてほしい。
【コンプライアンス】
o コンプライアンスは、
「懲罰を受けるからいけない」ということ
であると、違反を隠そうという意識が働くが、それは本来の姿では
ない。そういうことを踏まえて取り組んでいくこと。 2o コンプライアンス違反については、発生の予兆をいかに捉えるか
が大事である。
o 違反者はよく意識が低いと言われるが、会社のためになると考え
てやることもある。社員が板挟みにならないようなマネジメントを
することが必要である。
【コミュニケーション】
o コミュニケーションは、一朝一夕には成果が出ないので、継続的
に改善することが必要である。市民がなぜそう思うのか、なぜ不安
なのかというところまで把握してほしい。
(3) 原子力の安全性、原子力部門のコンプライアンスの取組み状況
(資料3)
o 新規制基準への適合性審査の状況、及び発電本部のコンプライア
ンスに関する取組み状況等について説明した。
〔主な意見等〕
o テロは起こるまでは何でもないが、起きた瞬間に本格的な議論が
行われることになるので、起こった際のことを念頭においておくこ
と。
o 原子力に限らず、トラブル情報については、今後とも積極的に情
報を出したほうが良い。市民の安心に繋がる。
(4) 原子力安全性向上分科会(仮称)の設置について(案) (資料4)
o 「原子力の自主的・継続的な安全性向上の取組み」の一環として、
今後、本委員会において、客観的かつ第三者的な観点から原子力の
安全性向上の取組み状況をモニタリングしていく予定。
o モニタリングにあたり、より専門的・技術的観点から議論を深め
るため、本委員会下に、
「原子力安全性向上分科会(仮称)
」を設置
したい旨を説明した。
〔主な意見等〕
(分科会設置については、特に委員からの意見はなし。) o リスク評価結果の活用については、全国大でもまだ議論が定まっ
ていない状態である。九電として何を目的とし、どういう成果を出
していくか、具体的検討が必要である。 3 (5) 次回委員会の議題案について (資料5)
o 第8回委員会は、平成 26 年度下期の開催予定とし、議題につい
ては、委員会提言を踏まえた取組み状況、原子力の業務運営に係る
取組み実績などを予定している。 以 上 〔委員会の様子〕

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