新規制基準への適合性審査状況 新規制基準への適合性審査の状況や原子力防災訓練への取り組みを
ご紹介します。(「新規制基準への適合性審査とその後の検査の流れ」
参照)
○しろまる 原子力規制委員会
(平成24年9月発足)
は、
福島第一事故の教訓や、
海外の規制の動向を踏まえ、従来の安全基準の強化と、重大事故(シビ
アアクシデント)への安全対策を「新規制基準」として策定し、
平成25年7月8日に施行しました。
○しろまる 当社は、7月8日に川内1,2号機、7月12日に玄海3,4号機に
ついて、
規制基準への適合性の審査を受けるため、
原子力規制委員会へ、
原子炉設置変更許可、工事計画認可、保安規定変更認可を一括して申請
しました。
○しろまる 現在、原子力規制委員会の審査会合やヒアリングに、適切かつ迅速に
対応できるよう、専門の社員約90名が東京に常駐し、全社一丸となっ
て対応しているところです。より良い発電所となるよう、審査でのコメ
ントや議論を踏まえた改善に継続して取り組んでおります。
○しろまる 一方、川内及び玄海原子力発電所では、福島第一事故の影響により、
定期検査開始以降、停止期間が長期化していることを踏まえ、今後の
安定運転に万全を期するため、
機器の監視強化や入念な点検など総点検
を実施しております。
○しろまる また、地域の皆さまの安全、安心の確保の観点から、国や自治体と
連携のもと、原子力防災体制の整備・充実を図るべく、全社を挙げた、 原子力防災訓練を積み重ね、防災対策に万全を期しております。
資料3−1 平成25年6月 7月 8月 9月 10月 11月〜 国原子力規制
委 員 会
当 社
理解活動
3県合同原子力防災訓練(佐賀県・長崎県・福岡県:玄海)
▽11/30
新規制基準への適合性審査とその後の検査の流れ(イメージ)
新規制基準施行
▼7/8
(使用前検査・定期検査・立入検査【必要に応じ】)○しろまる審査においては、安全対策の内容及び有効性の確認を実施
「ヒアリング(委員不参加)
」にて事実関係の確認を行い、
「審査会合(委員参加)」にて審査を実施
【チーム構成】 島崎委員長代理【地震・津波チーム】約20名 ×ばつ3チーム
川内 玄海
9/20▼ ▼9/27
◎にじゅうまる安全対策の更なる向上
・ハード面:関連設備の整備(工事の実施)
・ソフト面:発電所運営の見直し(基準・要領の見直し)
新規制基準への適合性申請
▼7/8(川内1,2号)
▼7/12(玄海3,4号)
検 査 対 応
指摘された事項等につい
ては、審査対応と並行し
て対策を行う必要がある
対応策の検討・反映
発電所総点検
原子力防災・安全協定関係
新規制基準への対応 説明 指摘
議会・行政でのご審議
【鹿児島県】
▼7/8 適合性審査の申請(事前協議:安全協定)
【佐賀県】
▼7/12 適合性審査の申請(報告)
審査結果の説明(随時)
地元の方々
安全対策などの取組み状況について自治体へ説明するとともに、発電所見学会、訪問活動などを実施
審査状況の説明(随時)
原子力防災訓練(事業者・自治体・国)への対応/30km圏内の自治体との協定等の締結
審査対応(総勢約90名:東京を拠点に対応を実施)
原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合
平成25年11月5日
定 期 検 査 ・ 総 点 検
一体審査終了▽検査(起動前)
起動 ▽検査(起動後)
検査の終了▽通常運転復帰起動準備
定期検査・総点検
週1,2回の審査会合や、ほぼ毎日のヒアリングを実施
[10月31日現在]
審査会合 ヒアリング
川内1,2号 22回 87回
玄海3,4号 21回 64回
現地調査
[別紙−1参照]
国主催原子力総合防災訓練(川内)
[別紙−3参照]
▼10/11,12
▼10/16
審査資料時期回答[別紙−2参照] 資料提出状況(○しろまる:提出済 △しろさんかく:一部提出 ×ばつ:未提出)
主要なプラント関係審査項目
川内 1,2 号機 玄海 3,4 号機
備 考
(10 月末現在の状況)
確率論的リスク評価 ×ばつ 11 月中旬 ×ばつ 11 月下旬
有効性評価(炉心損傷防止) ○しろまる ○しろまる
有効性評価(格納容器破損防止) ○しろまる ○しろまる
有効性評価(使用済燃料プール、原子炉停止中) ○しろまる ○しろまる
解析コード ×ばつ 11 月中旬 ×ばつ 11 月中旬
緊急時対策所・制御室 ○しろまる △しろさんかく※(注記)1
10 月下旬 (※(注記)1 10/24 提出済)
手順書 ×ばつ 11 月下旬 ×ばつ 11 月下旬 重大事故対策
内部溢水 ×ばつ 11 月上旬 ×ばつ 11 月上旬
内部火災 ×ばつ 11 月下旬 ×ばつ 11 月中旬
外部火災 ×ばつ※(注記)2
10 月下旬 ○しろまる (※(注記)2 10/22 提出済)
竜巻(影響評価・対策) ×ばつ 10 月下旬 ×ばつ 11 月中旬
火山(対策) ×ばつ※(注記)3
10 月下旬 ×ばつ 11 月下旬 (※(注記)3 10/22 提出済)
緊急時対策所・制御室<再掲> ○しろまる △しろさんかく※(注記)4
10 月下旬 (※(注記)4 10/24 提出済) 設計基準事故対策
耐震評価・強度評価 ×ばつ 12 月中旬* ×ばつ 12 月中旬*
重大事故対策機器・設備の評価 ×ばつ 12 月中旬* ×ばつ 12 月中旬*工事計画
組織・体制 ×ばつ 12 月上旬* ×ばつ 12 月上旬*
教育・訓練 ×ばつ 12 月上旬* ×ばつ 12 月上旬*
LCO/AOT ×ばつ 12 月上旬* ×ばつ 12 月上旬*
重大事故対策の手順書<再掲> ×ばつ
11 月下旬
×ばつ 11 月下旬 保安規定
*:「重大事故対策」、
「設計基準事故対策」
が終了後に資料提出
とした。 資料提出状況(○しろまる:提出済 △しろさんかく:一部提出 ×ばつ:未提出)
主要な地震・津波・火山関係審査項目
川内 1,2 号機 玄海 3,4 号機
備 考
(10 月末現在の状況)
敷地内の破砕帯 ×ばつ 11 月上旬 ×ばつ 11 月上旬
敷地及び敷地周辺の地下構造 ○しろまる 10 月下旬※(注記)5
○しろまる 10 月下旬※(注記)5
(※(注記)5 10/23 宿題回答)
震源を特定して策定する地震動 ○しろまる 10 月下旬※(注記)6
○しろまる 10 月下旬※(注記)6
(※(注記)6 10/30 宿題回答)
震源を特定せず策定する地震動 ×ばつ 10 月下旬 ×ばつ 10 月下旬
基準地震動 ○しろまる 10 月下旬 ○しろまる 10 月下旬
耐震設計方針 ×ばつ 11 月上旬 ×ばつ 11 月下旬 地震動
基準津波 ○しろまる 11 月上旬 ○しろまる 11 月上旬
対津波設計方針 ×ばつ 11 月上旬 ×ばつ 11 月下旬 津波
地盤・斜面の安定性 ×ばつ 11 月中旬 ×ばつ 11 月中旬
火山影響評価 ○しろまる 適宜調整の上提出 ○しろまる 適宜調整の上提出火山 注)○しろまる,△しろさんかく×ばつは、平成 25 年 10 月 8 日に、原子力規制委員会より示された資料提出状況。 ○しろまる平成 25 年 10 月 16 日 第 33 回審査会合提出資料
審査会合への資料提出状況及び提出予定
別紙−2
代替緊急時対策所の運用開始について
重大事故等が発生した場合において、当該事故に対処するために必要な指示
を行う要員がとどまり、事故対応の指揮所となる代替緊急時対策所を設置しま
した。適合性審査の終了後、国による使用前検査を受検し、正式な運用を
開始する予定としております。
【代替緊急時対策所の機能及び主要設備】
(1)機 能
耐震性及び遮へい機能を有するコンクリート造の建屋
(無窓、気密化)
(2)主要設備
○しろまる放射線防護設備:よう素除去フィルタ付換気装置を設置
○しろまる専 用 電 源 設 備:専用の非常用発電機を設置
○しろまる通信・情報設備:衛星通信設備、テレビ会議システムによる
社内や外部との通信設備を設置、
プラントパラメータを表示できる端末を設置
(3)広さ 約180m2
代替緊急時対策所
代替緊急時対策所
代替緊急時対策所(川内) 代替緊急時対策所(玄海)
テレビ会議システム(川内)
参 考