電源の
競争力強化に
向けた取組み
Special Feature 2
2010 年度(震災前)
バランスのとれた電源構成と低廉な電気料金
くろまる バランスのとれた電源構成を維持しつつ、
経営効率化にも努めてきたことにより、
当社の料金は、
大手電力会社の中でもトップクラスの低廉な水準
くろまる 今後も、
急速に普及する再生可能エネルギーを最大限受け入れていくとともに、
原子力発電所の再
稼働、
火力発電所の高効率化を推進することで電源の競争力を強化
設備量(kW)構成比
(他社受電を含む)
2016年3月末
合計
2,803万kW
2010年度
(震災前)
原子力39%原子力17%石炭27%石炭 15%LNG19%
LNG・
その他ガス17%%
石油等13%水力
(揚水)8%一般水力6%ギー 2%
地熱 1%
新エネルギー23%再生可能
エネルギー30%(注記)
(注記)太陽光、風力、バイオマス
2015年、
川内原子力発電所1、2号が通常運転に復帰
現在、
玄海原子力発電所3、
4号の
再稼働に向け、
全社一丸となった
取組みを推進中☞原子力の安全性向上の取組みはES
G Section
(46〜47ページ)
参照
設備量(kW)構成比に占める再生可能
エネルギーの割合は、
約30%
☞再生可能エネルギー導入の取組みはES
G Section
(48〜49ページ)
参照
火力発電の
競争力強化
九州電力 アニュアルレポート 201628 特集2電源の競争力強化に向けた取組みGrowth Story
競争環境下で勝ち残っていくために、
競争力と安定性を備えた電源の確保に努めると
ともに、
環境変化に伴い電源の強み・弱みが変化しても柔軟に対応できるよう、
原子力、石炭、LNG、
再生可能エネルギーをバランスよく保有していきます。
具体的には、
最新鋭のLNG火力である新大分発電所3号系列
(第4軸)
が2016年6月に
営業運転を開始し、
同じく最新鋭の石炭火力である松浦発電所2号機が2019年12月に
運転開始を予定するなど、
競争力のある電源開発を推進してまいります。
(合計 981万kW)
重原油 325万kW
(4箇所)
石炭 246万kW
(3箇所)
LNG 410万kW
(2箇所)
汽力発電所の開発計画等
<2016年3月末時点>
松浦発電所2号機の早期開発
くろまる 競争力と安定性を備えた電源を早期に確保するため、
営業運転開始を2015年度計画2020年6月
から2019年12月へ6か月前倒しに努める
くろまる 現時点で実用化されている最新鋭技術である超々臨界圧(USC)(注記)
発電を採用し高効率化を図るこ
とで、
燃料消費量の削減および環境負荷の低減に努める
(注記)超々臨界圧(USC):発電に使用する蒸気を高温高圧化することにより、
熱効率を向上させ、
環境負荷を低減した高効率の発電方式
設備
発電所及び
ユニット出力
時期・期間
(運開/廃止/停止)
新設
LNG 新大分3号系列
(第4軸) 48万kW(注記)
2016年6月
石炭 松浦2号 100万kW 2019年12月
廃止 重原油 苅田新2号 37.5万kW 2017年度
計画停止 重原油 相浦1,2号 87.5万kW 2018年度〜
新大分発電所3号系列
(第4軸)
[計画出力48万kW時]
松浦発電所2号機
発電端
熱効率
約54%以上
(高位発熱量基準)
約60%以上
(低位発熱量基準)
43%以上
(高位発熱量基準)
45%以上
(低位発熱量基準)
(注記)蒸気タービン不具合に伴い、
恒久対策完了まで
は45.94万kWに抑制
新大分発電所3号系列
(第4軸)
の運転開始
くろまる 世界最高レベルの高効率LNGコンバイン
ドサイクルを採用しており、
2016年6月に営業運転を開始
くろまる 当プラン
トの導入により、
計画出力(48万kW)での運転時には、
年間40万トン程度のCO2排出削減
を見込む
九州電力 アニュアルレポート 2016 29

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