原 安 第 6 9 号
平成28年9月7日
九州電力株式会社
代表取締役社長 瓜生 道明 殿
鹿児島県知事 三反園 訓
川内原子力発電所の一旦停止及び原発周辺の避難道路などの
確保支援策について(再要請)
私としては,貴社が川内原子力発電所を速やかに停止した上で,再点検・
再検証を行わないことは,極めて遺憾である。
これ以外の県からの要請に対しては,特別点検の実施や避難道路・車両の
支援,情報発信の確約などの回答をいただいたところである。
しかしながら,川内原発周辺の現地調査を行った際,特に中山間地におい
ては,大雨や地震などによる自然災害発生時に避難ができるか,避難車両の
Uターン場所がない中でマイクロバスが来れるかといった不安の声や,県道
や林道などの避難道路へのアクセス道路を少しでも広くするため側溝に蓋を
して欲しいといった要望のほか,高齢者など要支援者の避難のための避難車
両が不足しているといった声が多数,寄せられたところである。
貴社におかれては,これらの声を,さらに真摯に受け止めていただきたい
と考えている。
ついては,川内原発を直ちに停止して,再点検・再検証するよう再度,強
く要請するとともに,原発周辺住民の安心・安全を確保する観点から,避難
道路などの確保支援策について,さらなる検討を行った上で,報告されるよ
う要請する。

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