(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示)
〔会計方針の変更〕
エネルギー政策の変更等に伴って原子炉を廃止する場合の会計処理の方法の変更
エネルギー政策の変更等に伴って原子炉を廃止する場合の会計処理の方法は、当該原子
炉に係る原子力発電設備(原子炉の廃止に必要な固定資産、原子炉の運転を廃止した後も
維持管理することが必要な固定資産及び資産除去債務相当資産を除く。)、当該原子力発
電設備に係る建設仮勘定及び当該原子炉に係る核燃料の帳簿価額(処分見込額を除く。以
下「原子力発電設備等簿価」という。)並びに当該原子炉の廃止に伴って生ずる使用済燃
料再処理等費及び当該核燃料の解体に要する費用に相当する額(以下「原子力廃止関連費
用相当額」という。)を、廃炉の意思決定時点で一括して費用計上する方法によっていた
が、平成27年3月13日に「電気事業会計規則等の一部を改正する省令」(平成27年経済産
業省令第10号)が施行され、「電気事業会計規則」が改正されたため、同施行日以降は、
原子力発電設備等簿価及び原子力廃止関連費用相当額を原子力廃止関連仮勘定に振り替え、
又は計上した上で、経済産業大臣の承認後、毎連結会計年度において、料金回収に応じた
額を償却する方法に変更した。
これにより、当連結会計年度において、平成27年3月18日に廃炉を決定した玄海原子力
発電所1号機に係る原子力発電設備等簿価15,317百万円及び原子力廃止関連費用相当額
6,375百万円の合計21,692百万円を原子力廃止関連仮勘定に振り替え、又は計上している。
なお、平成27年3月18日に玄海原子力発電所1号機に係る原子力廃止関連仮勘定承認申請
書を経済産業大臣に提出し、平成27年4月21日に経済産業大臣の承認を受けた。
この結果、従来の方法と比べて、当連結会計年度の税金等調整前当期純損失は21,692百
万円減少している。
なお、1株当たり情報に与える影響は当該箇所に記載している。
(税効果会計関係)
法人税等の税率の変更による繰延税金資産及び繰延税金負債の金額の修正
「所得税法等の一部を改正する法律」(平成27年法律第9号)及び「地方税法等の一部を
改正する法律」(平成27年法律第2号)が平成27年3月31日に公布されたことに伴い、当連
結会計年度の繰延税金資産及び繰延税金負債の計算に使用した法定実効税率は、前連結会
計年度の30.7%から、回収又は支払いが見込まれる期間が平成27年4月1日以降のものに
ついて、28.7%に変更されている。
この結果、繰延税金資産は10,431百万円減少し、法人税等調整額は10,687百万円、その
他の包括利益は263百万円それぞれ増加している。
なお、繰延税金負債の減少額は軽微である。
九州電力株式会社(9508) 平成27年3月期 決算短信
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(セグメント情報等)
1 セグメント情報
(1) 報告セグメントの概要
当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取
締役会が、業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものである。
当社は、製品・事業活動の種類を勘案して区分した各セグメントから構成されており、「電
気事業」、「エネルギー関連事業」、「情報通信事業」及び「その他の事業」の4つを報告セ
グメントとしている。
各報告セグメントに属する主要な製品・事業活動は以下のとおりである。
(2) 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、連結財務諸表の作成方法と同一である。
報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値である。セグメント間の内部売上高は市場
価格に基づいている。
(エネルギー政策の変更等に伴って原子炉を廃止する場合の会計処理の方法の変更)
「会計方針の変更」に記載のとおり、当第4四半期連結会計期間より、エネルギー政策の変
更等に伴って原子炉を廃止する場合の会計処理の方法を変更したことに伴い、「電気事業」の
セグメントの当該会計処理の方法を同様に変更している。
なお、この変更による「電気事業」のセグメント損失への影響はない。
(3) 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(平成25年4月1日から平成26年3月31日まで)
(注)1 セグメント利益又は損失(△しろさんかく)の調整額818百万円及びセグメント資産の調整額
△しろさんかく126,427百万円は、セグメント間取引消去である。
2 セグメント利益又は損失(△しろさんかく)は、連結損益計算書の営業損失(△しろさんかく)と調整を行っている。
報告セグメント
電気事業
エネルギー関連事業
情報通信事業
その他の事業
有価証券の取得・保有及び事業資金の貸付、不動産の管理及び賃貸、用地業務
の受託
主要な製品・事業活動
電力供給
液化天然ガスの受入・貯蔵・気化・送出及び販売、電気機械器具の製造及び販
売、電力設備の保守及び補修、発電所の建設及び保修工事、コンクリートポー
ルの生産及び販売、発電所の環境保全関連業務、土木・建築工事の調査及び設 計 電気通信回線の提供、電気通信機器製造販売・工事及び保守、情報システム開
発・運用及び保守
(単位:百万円)
電気事業
エネルギー
関連事業
情報通信
事業
その他の
事業計 売上高
外部顧客への売上高 1,633,023 78,150 65,841 14,137 1,791,152 ― 1,791,152
セグメント間の内部
売上高又は振替高
1,805 92,856 23,907 13,004 131,573 △しろさんかく131,573 ―
計 1,634,829 171,007 89,748 27,142 1,922,726 △しろさんかく131,573 1,791,152
セグメント利益又は損失(△しろさんかく) △しろさんかく121,615 10,367 11,342 3,266 △しろさんかく96,639 818 △しろさんかく95,821
セグメント資産 4,057,306 345,698 136,493 136,780 4,676,279 △しろさんかく126,427 4,549,852
その他の項目
減価償却費 172,341 9,210 18,432 5,550 205,534 △しろさんかく2,678 202,856
有形固定資産及び
無形固定資産の増加額
216,181 23,927 19,808 1,438 261,355 △しろさんかく4,351 257,004
報告セグメント 調整額
(注)1
連結財務諸表
計上額
(注)2
九州電力株式会社(9508) 平成27年3月期 決算短信
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当連結会計年度(平成26年4月1日から平成27年3月31日まで)
(注)1 セグメント利益又は損失(△しろさんかく)の調整額△しろさんかく914百万円及びセグメント資産の調整額
△しろさんかく143,943百万円は、セグメント間取引消去である。
2 セグメント利益又は損失(△しろさんかく)は、連結損益計算書の営業損失(△しろさんかく)と調整を行っている。
2 関連情報
前連結会計年度(平成25年4月1日から平成26年3月31日まで)及び当連結会計年度(平成26年
4月1日から平成27年3月31日まで)
(1) 製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、その記載を省略している。
(2) 地域ごとの情報
1 売上高
国内の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えているため、その記
載を省略している。
2 有形固定資産
国内に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%
を超えているため、その記載を省略している。
(3) 主要な顧客ごとの情報
外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないた
め、その記載を省略している。
3 報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報
前連結会計年度(平成25年4月1日から平成26年3月31日まで)及び当連結会計年度(平成26年
4月1日から平成27年3月31日まで)
重要性が乏しいため、その記載を省略している。
4 報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報
前連結会計年度(平成25年4月1日から平成26年3月31日まで)
重要性が乏しいため、その記載を省略している。
当連結会計年度(平成26年4月1日から平成27年3月31日まで)
該当事項はない。
(単位:百万円)
電気事業
エネルギー
関連事業
情報通信
事業
その他の
事業計 売上高
外部顧客への売上高 1,719,570 71,793 69,217 12,886 1,873,467 ― 1,873,467
セグメント間の内部
売上高又は振替高
2,298 114,878 27,333 12,846 157,356 △しろさんかく157,356 ―
計 1,721,869 186,672 96,550 25,732 2,030,824 △しろさんかく157,356 1,873,467
セグメント利益又は損失(△しろさんかく) △しろさんかく68,481 10,983 11,419 3,677 △しろさんかく42,400 △しろさんかく914 △しろさんかく43,314
セグメント資産 4,235,616 375,418 176,152 141,491 4,928,679 △しろさんかく143,943 4,784,735
その他の項目
減価償却費 164,724 9,052 18,028 4,947 196,753 △しろさんかく2,780 193,972
有形固定資産及び
無形固定資産の増加額
228,362 22,756 25,550 948 277,617 △しろさんかく4,737 272,880
報告セグメント 調整額
(注)1
連結財務諸表
計上額
(注)2
九州電力株式会社(9508) 平成27年3月期 決算短信
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5 報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報
前連結会計年度(平成25年4月1日から平成26年3月31日まで)及び当連結会計年度(平成26年
4月1日から平成27年3月31日まで)
重要性が乏しいため、その記載を省略している。
九州電力株式会社(9508) 平成27年3月期 決算短信
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前連結会計年度 当連結会計年度
(平成25年4月1日から (平成26年4月1日から
平成26年3月31日まで) 平成27年3月31日まで)
1,005.42円) 692.52円)
△しろさんかく203.19円) △しろさんかく242.38円)
(注)
前連結会計年度 当連結会計年度
(平成26年3月31日) (平成27年3月31日)
494,232百万円) 450,990百万円)
18,699百万円) 122,962百万円)
―) (100,000百万円)
―) (3,500百万円)
(18,699百万円) (19,462百万円)
475,533百万円) 328,028百万円)
472,970千株) 473,674千株)
前連結会計年度 当連結会計年度
(平成25年4月1日から (平成26年4月1日から
平成26年3月31日まで) 平成27年3月31日まで)
△しろさんかく96,096百万円) △しろさんかく114,695百万円)
―) ―)
△しろさんかく96,096百万円) △しろさんかく114,695百万円)
472,946千株) 473,208千株)
する場合の会計処理の方法を変更している。
この結果、当連結会計年度の1株当たり純資産額が32.65円増加し、1株当たり当期純
損失は32.68円減少している。3(1)1株当たり純資産額
純資産の部の合計額
潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、1株当たり当期純損失であり、
普通株式の期中平均株式数
当期純損失(△しろさんかく)
普通株主に帰属しない金額
普通株式に係る当期純損失
(△しろさんかく)12
該当事項はありません。
純資産の部の合計額から
控除する金額
(うち優先株式の払込額)
(うち累積未払優先配当
額)
(2)1株当たり当期純損失(△しろさんかく)
1株当たり純資産額の算定
に用いられた期末の普通株
式の数
(1株当たり情報)
(重要な後発事象)
項目
1株当たり純資産額
1株当たり当期純損失(△しろさんかく)
「会計方針の変更」に記載のとおり、エネルギー政策の変更等に伴って原子炉を廃止
(うち少数株主持分)
普通株式に係る期末の純資
産額
算定上の基礎は、以下のとおりである。
また、潜在株式がないため記載していない。
九州電力株式会社(9508) 平成27年3月期 決算短信
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