法人お客さま向けの
再エネ・CO フリープラン
を拡充します
2021年11月17日
別紙
要旨
o 昨今、国の「2050年カーボンニュートラル宣言」等を背景に、「再エネ」に
対するお客さまのニーズが急速に高まっています。
o また、国としても、お客さまの「再エネ」ニーズの高まりを受け、非化石価値
取引市場を見直すなど、「再エネ」を取り巻く環境が大きく変化しています。
o このような大きな環境変化の中でも、当社はお客さまの「再エネ」に関する
多様なニーズにお応えし続けるため、今回、再エネ・CO フリープランを
拡充します。
o 当社は、2018年以降、法人お客さまの環境経営への取組支援として、
自社再エネ電源を活用した「再エネECOプラン」をご提供してまいりました。1現在の再エネ電気料金プランのラインナップ
対象法人お客さま向けご家庭お客さま向け
名称再エネECOプランまるごと再エネプラン
創設 2018年9月 2021年3月
電源自社水力・地熱自社水力・地熱
特長
・再エネ+CO フリー
・ RE100対応
・温対法対応
・非FIT証書・再エネ指定あり
・再エネ+CO フリー
・環境省のEV補助金に対応
・非FIT証書・再エネ指定あり
今回、再エネプランを拡充2プラン拡充の背景お客さまの再エネニーズの高まり
o 脱炭素化に向けた動きの加速に連動し、「再エネECOプラン」ご契約は急増
しています。
約10倍
2020年10月
国の「2050年カーボンニュートラル」宣言
2019年度 2020 20213(契約件数ベース)
(10月時点)
プラン拡充の背景お客さまの再エネニーズの多様化
o 「再エネECOプラン」創設時は、「再エネ」「CO フリー」といったシンプルなニーズが
主流でしたが、昨今はグローバルな観点も踏まえて、ニーズが多様化しています。
再エネ
CO フリー
・新たな再エネ投資を促す効果
・環境に与える影響がより小さな再エネ電源
・特定の産地・地産地消の再エネ電源
・海外に遜色ない料金水準
・お客さまにとっての利便性
(アクセス環境)改善
・使用電力を100%再エネで賄うこと
を目指す国際的なイニシアティブ
創設時のニーズ
経済性・利便性
RE100対応
追加性
電源・産地特定
ニーズの拡大・多様化45
【空白】
プラン拡充の背景非化石価値取引市場の見直し
o お客さまご自身でも再エネ価値の取得が可能となる「再エネ価値取引市場」が
開始します(2021年11月〜)。
非化石価値取引市場高度化法義務達成市場
(2021年8月〜)
再エネ価値取引市場
(2021年11月〜)
目的
高度化法達成
非化石電源の投資拡大
高度化法達成
非化石電源の投資拡大
需要家の再エネ価値
調達環境の整備
対象証書
非FIT証書
FIT証書
非FIT証書 FIT証書
売り手
非FIT 発電事業者
FIT 国
発電事業者国
買い手小売電気事業者小売電気事業者
小売電気事業者、
需要家、仲介事業者
最低価格
非FIT なし
FIT 1.3円/kWh
0.6円/kWh 0.3円/kWh
証書収入の
使途
非FIT 非化石電源の維持・
拡大
FIT 再エネ賦課金の低減
非化石電源の維持・拡大再エネ賦課金の低減6o 「FIT証書」の収入は、「FITの再エネ賦課金の低減」に活用されます。
⇒ 新たな再エネ投資にはつながりません。
o 「非FIT証書」の収入は、その使途が「非化石電源のkW・kWhの維持・拡大」
に限定されています。
⇒ お客さまは、非FIT証書を活用した再エネプランをご契約いただくことを通して、
「非化石電源の維持・拡大」に貢献いただくことが可能です。
発電事業者の
非FIT証書
による収入
FIT賦課金
減少
↑ 増加
活用
非化石電源
維持・拡大つながらない
(補足)非FIT・FIT非化石証書の収入の使途の違いについて
FIT証書
の場合
非FIT証書
の場合7非化石電源
維持・拡大
国のFIT証書
による収入
貢献
再エネ・CO フリープラン拡充の概要
o お客さまのニーズの多様化や、再エネプランを取り巻く環境変化に対応し、
今回、以下のとおり再エネ・CO フリープランを拡充します。
再エネECO
極(きわみ)
再エネECO
プラス
CO 削減プラン
・再エネ電気(水力・地熱等)とその再エネ価値を
ご提供するだけでなく、電源種特定など、更なる価値
をご提供
・再エネ電源の維持・拡大に貢献
(現在の再エネECOプランをリニューアル)
・現在お使いの電気に、再エネ価値を付加してご提供
・再エネプランの導入をより身近に
・現在お使いの電気に、CO フリー価値を付加して
ご提供
・ CO 排出量ゼロの価値に特化8(注)各プランの料金は、お客さまと協議の上、現在、ご契約の電気料金に環境価値分を
加算したものといたします。
[ 非FIT証書の活用 ]
[ FIT証書の活用 ]
[ 非FIT証書の活用 ]
大型水力等
小水力
地熱
A社さま
お客さま
B社さま
再エネ電気
C社さま
非FIT証書(再エネ指定あり)
本プランを通じた非FIT非化石証書の収入は、再エネ電源の維持・拡大に活用
お客さまが社会全体の再エネ電源の維持・拡大に貢献可能
非FIT証書トラッキング実証※(注記)1への参加やJQA(日本品質保証機構)による技術支援※(注記)2
RE100への対応を支援
「当社の水力・地熱等の非FIT再エネ電気」 + 「非FIT非化石証書(再エネ指定あり)」
純粋な「再エネ」電気をご提供 ※(注記)提供可能量には限りがあります。
再エネ電気は、当社の強みである地熱に限定する等、ニーズに応じて電源種を特定可能
o RE100加盟中または加盟予定のお客さま
o 社会全体の再エネ電源の維持・拡大に向けた
取組みに興味をお持ちのお客さま
o 「地熱発電の電気を使用中」のように、特色ある
再エネPRを行うことに興味をお持ちのお客さま
o 温対法への対応として、CO 排出量の低減を
ご検討中のお客さま
※(注記)1 環境価値の由来となった発電所情報等を国が非化石証書に付与する制度
※(注記)2 運用ルールの策定にあたって、「RE100」の推奨事項である「第三者機関による検証」を参照し、
同機構から技術的な支援を受けております。
プランご紹介1「再エネECO極(きわみ)」
※(注記)現在の「再エネECOプラン」を
リニューアル
※(注記) 産地特定・地産地消のご希望については、
個別に協議させていただきます。9ポイント
イメージおすすめのお客さま
規模地点数出力
3万kW以上 11 77万kW
5千kW以上
3万kW未満 35 39万kW
1千kW以上
5千kW未満 46 11万kW
1千kW未満 43 1万kW
計 135 128万kW
(参考1-1)水力発電所のご紹介 10
o日本で最初に建設された
大型アーチ式ダム
oダム湖百選に選出
上椎葉発電所 93,200kW
小山田発電所 240kW
o九州に現存する最古の発電所
o土木学会近代土木遺産
o九州最大のアーチ式ダム(高さ130m)
こやまだ
一ツ瀬発電所 180,000kW
広滝第一発電所 2,150kW
既設発電所
新設
発電所
新設水圧鉄管
(参考1-2)水力発電所の維持・拡大に向けた取組み 11
< 塚原発電所リニューアル工事の様子 >
出力「+4,000kW」増加
高さ:約12m、直径:約8m
の水車発電機を設置
(63,050kW→67,050kW)
滝上発電所 27,500kW 八丁原発電所 55,000kW ×ばつ 2
八丁原バイナリー 2,000kW
大霧発電所 30,000kW
山川発電所 30,000kW
(参考2-1)地熱発電所のご紹介 12
o日本最大規模の地熱発電所
o大分県・九重連山の北側に位置
o鹿児島県・薩摩半島の南東端に位置
o阿蘇くじゅう国立公園特別地域に立地
o鹿児島県・霧島連山の西部に位置
計 6か所 21万kW
大岳発電所
(参考2-2)地熱発電所の維持・拡大に向けた取組み 13
< 新規開発地点の地熱資源調査の様子 >
地下資源(蒸気等)を確認するための掘削蒸気等の能力を確認する噴出試験
「現在お使いの電気(再エネ・火力等が混在)」 + 「FIT非化石証書」 ※(注記)1
「実質再エネ」電気※(注記)2をご提供
FIT証書トラッキング実証(2021年度中に全量トラッキングが開始予定)
RE100にも対応可能
当社がFIT証書を取得し、現在お使いの電気に合わせて再エネ価値をご提供
お客さまでのお手続きの負担を解消
※(注記) 再エネ価値取引市場(2021年11月開設)では、お客さまが自らFIT証書を直接調達することも可能。
ただし、お客さま自身でCO 排出量低減に必要な証書量の管理や入会金・年会費等が必要。
o RE100加盟中または加盟予定のお客さま
o 環境経営の取組みの皮切りとして、再エネプランの
導入をご検討中のお客さま
o 再エネ価値取引市場からのFIT証書の調達に
興味をお持ちで、証書取得手続き等にご懸念を
お持ちのお客さま
お客さま
一般的な電気
(火力等の混在)
FIT電気※(注記) B社さま
再エネ(FIT)
実質再エネ
A社さま
※(注記)2021年度中に全量がトラッキングに対応予定
FIT証書(トラッキング付)
プランご紹介2「再エネECOプラス」
ポイント
イメージおすすめのお客さま
※(注記)1 当社の非化石証書保有状況に応じて、非FIT非化石証書(再エネ指定あり)を活用する場合もあります。
※(注記)2 FIT電気との組み合わせで「再エネ(FIT)」電気をご希望の場合は、別途協議となります。14※(注記) 産地特定・地産地消のご希望については、
個別に協議させていただきます。
o 温対法への対応として、CO 排出量の低減を
ご検討中のお客さま
名称
非化石電源
維持・拡大 ―
電源特定 ―
再エネ ★★ ★
CO フリー ★★ ★
RE100 ★ ★
「実質再エネ」
または
「再エネ(FIT)」
再エネプランの特長比較
再エネECO
極(きわみ)
再エネECO
プラス15「実質CO フリー」
または
「CO フリー(FIT)」
プランご紹介3「CO 削減プラン」
「現在お使いの電気(再エネ・火力等が混在)」 + 「非FIT非化石証書(再エネ指定なし)」
実質「CO フリー」電気をご提供
o 温対法への対応として、CO 排出量の低減を
ご検討中のお客さま
A社さま
お客さま
非FIT証書(再エネ指定なし)16ポイント
イメージおすすめのお客さま
一般的な電気
(火力等の混在)
実質CO フリー
o 事業活動における環境対策として、特に「CO
削減」の取組みに興味をお持ちのお客さま
(参考3)当社のカーボンニュートラルに向けた取組み 17
※(注記) 「九電グループカーボンニュートラルビジョン2050」(4/28発表)より一部抜粋18