2021 年6月 22 日
九州電力株式会社
「森林資源を活用したJ-クレジット創出・活用事業」を開始します
― 福岡県久山町にて事業の実行性・有効性を実証 ―
九電グループは、本年4月に「九電グループ カーボンニュートラルビジョン 2050」を
策定し、エネルギー需給の両面からカーボンニュートラルの実現に挑戦することを宣言
しました。 (2021 年4月 28 日お知らせ済み)
このビジョンの具体化に向けた取組みの一つとして、
「森林資源を活用したJ-クレジ
ット(注記)
創出・活用事業」
(以下、本事業)を開始します。
(注記) J-クレジット:省エネ設備導入や再エネ利用によるCO2排出削減量、適切な森林管理に
よるCO2吸収増加量をクレジットとして国が認証する制度
本事業により、
自治体等が所有する森林からのJ-クレジット創出の支援と、
創出した
J-クレジットを活用して、CO2排出ゼロが困難な排出源のカーボンオフセットに取り
組み、九州のカーボンニュートラル実現への貢献を目指していきます。また、森林管理
における様々な課題への総合的なソリューションも併せてご提案していきます。
まずは、本事業の実行性・有効性を確認するため、福岡県久山町(以下、久山町)と当
社、及び九州大学都市研究センターとの間で締結した「持続可能なまちづくりに関する
包括提携協定」
(2018 年 12 月 19 日お知らせ済み)に基づき、久山町の町有林で本事業を
実施します。
今後、
久山町での実証結果を基に、
本事業の手法を確立し、
他地域で展開するとともに、
森林由来以外におけるカーボンオフセット手法の確立についても検討してまいります。
また、久山町は、九電グループとともに本事業に取り組むことで、町の豊かな自然環
境の維持に活かしていく方針です。
九電グループは、
これからも、
九州から日本の脱炭素をリードする企業グループとして、
カーボンニュートラルの実現を目指してまいります。
以 上

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