電力広域的運営推進機関1/2説明会おいて、受領したご意見・質問等と回答となります。
募集プロセスに関連したもののみ掲載しております。
項番 意見・質問等 回答1募集プロセスへ複数の案件を申し込む場合は、高額な検討料を支払わなければならない。しかし、検討料を支
払っても、募集プロセスでの検討結果が、これまで同様に工事費負担金が高額となり不成立となった場合は、連
系できないにも係わらず、費用ばかり掛かることになるのではないか。
募集プロセスにおいては、応募されるすべての発電設備が連系することを前提に必要となる対策工事の検討を行
うことから、改めて接続検討を行う必要があります。このため、募集プロセスへ応募される場合は、検討料をご
負担いただくことになりますので、ご理解ください。2今回の募集プロセスには応募せず、募集プロセスが完了し、入札対象工事が竣工した後に、改めて接続検討の申
込みをすることは可能か。
ご質問のとおり、お申込みいただくことは可能です。ただし、募集プロセス完了後に空容量があるかは不明であ
り、仮に空容量がない場合は、更なる対策工事が必要となり、連系までの期間が長期化することが考えられるこ
とから、早期連系に向けては、募集プロセスへの応募をご検討ください。
【補足説明】
募集要領3.5工事完了後の新規発電設備連系における工事費負担金の精算に記載のとおり、設備の使用開始後3年
までの間に入札対象工事の対象設備を利用する場合、九州電力株式会社の託送供給等約款に基づき、費用の負担
が必要となる可能性があります。3九州電力から受領した接続検討の回答では、工事費負担金が10万円/kWだったが、今回、人吉エリアの最低入札負
担金単価(参考値)が0.8万円/kWとなっている。この差額の9.2万円/kWは、その他供給設備工事で必要となるもの
であり、最終的な工事費負担金としては、10万円/kW程度になると考えてよいか。
人吉エリアの募集要領に記載している最低入札負担金単価(参考値)0.8万円/kWは、入札対象工事に対する工事
費負担金であり、その他供給設備工事の工事費負担金は含まれておりません。一方、九州電力からの接続検討の
回答には、その他供給設備工事の工事費負担金が含まれていますが、あくまでも当時の検討条件における結果に
なります。募集プロセスにおいては、今回応募されるすべての発電設備が連系することを前提に必要となる対策
工事の工事費負担金を算定します。このため、前回の接続検討時と前提条件が異なると考えられるため、募集プ
ロセスにおける接続検討の回答をご確認ください。4「熊本県人吉エリアにおける電源接続案件募集プロセス募集要領 別紙7のスライド1 算定モデル(ケース
1)」の例において、増強規模(募集容量)が30万kWで入札対象工事費が24億円であれば最低入札負担金単価は
0.8万円/kWとなるが、Bの事業者の入札負担金単価が3倍以上の2.5万円/kWとして例示されている意図はなに
か。
算定モデル(ケース1)においては、以下の2点をイメージした例示となります。
1B事業者は旧費用負担ルール適用の事業者であることから、上位の系統連系順位を得るためには、入札負担金
単価が一般負担単価で補正される新費用負担ルールの事業者よりも、高い入札負担金単価での入札が必要となる
こと
2最低入札負担金単価は、原則として、入札対象工事費を応募容量で除した単価を基準に設定されるため、応募
容量が募集容量より少ない場合には、入札対象工事を募集容量で除した値より高額となること5人吉変電所主変増強後の空容量が20.9万kWに対して、募集容量も20.9万kWということは、現状の人吉変電所主
変の空容量はゼロとの理解でよいか。
人吉変電所主変増強前の空容量は、6万kW程度あり、その容量を含めて募集容量を設定しています。なお、増強
規模等については、最終的には今後の応募状況を踏まえて、決定することになります。6人吉の募集対象エリアの空容量について、「人吉変電所主変の空容量209MW」と「人吉変電所(配変)の空容量1
MW」の記載があるが、何が違うのか。
「220kV人吉変電所主変」は220/110kVの変圧器、「人吉変電所(配変)」は66/6kVの変圧器を示します。「220kV
人吉変電所主変」は、今回の募集プロセスの入札対象工事であり、工事実施後の空容量を記載しています。また
「人吉変電所(配変)」は、既存の空容量を記載しています。7大口変電所〜人吉変電所間の送電線の空容量は、どの程度あるのか。 110kV人吉大口線の空容量は、0MWになります。8110kV人吉大口線については、鉄塔建替工事は必要ないのか。 110kV人吉大口線については、応募容量に応じて、電線の張替えや鉄塔建替え等の対策工事が考えられますが、具
体的には接続検討の結果にて回答いたします。9入札対象工事の完了前に連系可能量(空容量)が生じる場合には、当該連系可能量の範囲内の系統連系順位の優
先系統連系希望者は連系可能とするとのことであった。人吉エリアの場合は、入札対象工事完了前の連系可能量
が6万kW程度とのことであるため、入札により、その範囲内の系統連系順位となれば、入札対象工事の完了を待た
ずに連系することができるのか。
入札対象工事については、連系条件を満たすことになりますが、実際の連系にあたって電源線工事やその他供給
設備工事が必要となる場合は、その工事が完了するまでは、連系をお待ちいただくことになります。10系統連系順位は、各系統連系希望者の工事費負担金(×ばつ入札負担金単価)ではなく、入札負担金単
価で決まるという理解でよいか。
そのとおりになります。11平成29年3月31日までに、電力会社と接続契約を締結しなければ、FITの設備認定はなくなるのか。 平成29年3月31日までに契約が締結されていなければ、FITの認定は無くなると理解しております。ただし、改正
FIT法の施行日の前日までに開始が公表された募集プロセスに参加している案件については、法改正に伴う経過措
置として、同プロセスの完了の翌日から6か月間の猶予期間が設定されます。なお、FIT法関係の正確な内容につ
いては、資源エネルギー庁へご確認ください。12今回のプロセスに応募しておけば、契約締結は4月以降でもFITの設備認定(調達価格)は維持されるのか。 FITの調達価格については、今回の募集プロセスへの応募案件で旧費用負担ルールを選択しているものは、同プロ
セス完了の翌日から6か月間の猶予期間中に契約を締結すれば、適用される調達価格が決定している場合は、そ
の調達価格が維持されると認識しております。なお、FIT法関係の正確な内容については、資源エネルギー庁へご
確認ください。
13 FITの設備認定及び調達価格に関する確認は、事業者が個別に資源エネルギー庁へ確認すべきなのか。 そのとおりになります。
熊本県人吉エリア、熊本県御船・山都エリアにおける電源接続案件募集プロセス説明会の質疑応答について(2016年12月21日)
電力広域的運営推進機関2/2説明会おいて、受領したご意見・質問等と回答となります。
募集プロセスに関連したもののみ掲載しております。
項番 意見・質問等 回答1募集プロセスへの応募については、先ずは応募申込書の提出を行うとともに、入札保証金を支払うことになるの
か。
募集プロセスへの応募においては、応募申込書 及び 必要な書類を同封のうえ、九州電力へ提出していただきま
す。九州電力において、応募を受付け後に検討料請求書を郵送しますので、請求書に指定された口座に入金して
いただきます。検討料については、これまで九州電力に対して接続検討の申込み及び検討料を支払っているもの
の、接続検討の回答を受け取っていない案件については、その検討料を募集プロセスの検討料に充当しますの
で、その際は改めて請求することはありません。なお、入札保証金については、入札時に必要となるものであ
り、募集プロセスの応募段階では必要ありません。2募集プロセスに応募せずに辞退する場合は、募集要領に添付されている「辞退書」を提出すればよいのか。 募集要領に添付されている「辞退書」は、募集プロセスへ応募した案件を辞退する場合にご提出いただくもので
す。このため、募集プロセスに応募されないのであれば、特に手続きは必要ありません。なお、九州電力に既に
接続契約申込みされている案件で、申込みを取下げる場合は、九州電力のHPに掲載している通常の「辞退届」
を九州電力にご提出ください。3これまで、九州電力から工事費負担金や対策工事内容の提示があったが、今回の募集プロセスにおいては、最低
入札負担金単価やその他対策設備がどのようになるのか。
最低入札負担金単価やその他対策設備については、応募される全ての発電設備が連系することを前提に必要とな
る対策工事の工事費負担金を算定したうえで、接続検討の回答時に提示いたします。このため、入札に際して
は、募集プロセスにおける接続検討の回答を踏まえたうえで、検討いただきますようお願いします。4人吉エリアの募集プロセスにおいては、新費用負担ルールに基づく算定額【参考】として、特定負担が約1.7百万
円となっているが、新費用負担ルール適用者は、この金額が入札負担金の対象となるのか。
新費用負担ルールの場合、一般負担の上限額が設定されており、一般負担約16.4億円を応募容量で除した額のう
ち、応募者の電源種別に応じた一般負担の上限額の超過額は、特定負担の単価として加算されることになりま
す。接続検討の回答にあわせ、一般負担の上限超過額を特定負担の単価に加算した上で、最低入札負担金単価を
お知らせします。5工事費負担金の対象は、旧費用負担ルールは「入札対象工事、電源線、変電所・バンク逆潮流対策、その他供給
設備」、新費用負担ルールは旧費用負担ルールの項目に加え「一般負担の上限超過額」となり、ルールにより異
なるのか。(説明会資料スライド22 工事費負担金の算定方法)
ご質問のとおり、旧費用負担ルールと新費用負担ルールで異なります。6募集プロセスの途中で辞退者が出た場合は、再度接続検討を行うのか。 募集プロセスの進捗状況により異なりますが、接続検討回答から入札までの期間で辞退者が出た場合、接続検討
の回答は、全ての応募者が入札するとは限らないことを踏まえ、工事費負担金は幅を持って回答していることか
ら、再度の接続検討は行いません。一方、入札以降に辞退者が出た場合は、工事費負担金に影響が生じる案件に
ついては、再度、再接続検討を行います。7入札量が応募容量の半分しかなかった場合、(募集プロセスが成立するためには)入札対象工事費の工事費負担金
の負担は2倍程度になるとの理解でよいか。
(応募容量≦募集容量の前提で)旧費用負担ルール適用者の場合は、そのような理解となりますが、新費用負担
ルール適用者の場合は、一般負担の上限額を補正するため、単純に2倍程度になるとは言えません。8これまで、接続契約の申込みを行っている案件については、「連系優先順位(タイムスタンプ)」を付与し、この
順に従って「送電系統の容量を暫定的に確保」していたが、今回、募集プロセスへの応募の有無にかかわらず、
「連系優先順位」は失効し、「暫定的に確保している送電系統の容量」は開放するとのことだが、今後の系統連
系順位では何が決まるのか。
募集プロセスにおいて決定する系統連系順位により、連系に必要となるその他供給設備工事の工事費負担金の対
象の有無が決まります。例えば、連系する既存の送電線に空容量がある場合、この空容量の範囲内の系統連系順
位の優先系統連系希望者は、当該設備の増強工事を行うことなく連系が可能となります。一方、空容量の範囲に
入らない系統連系順位の優先系統連系希望者は、当該設備の増強工事が必要となり、その増強工事費を容量按分
でご負担いただくことになります。9最大受電電力が小さい発電設備の場合も、上位の系統連系順位を確保するためには、高い入札負担金単価を提示
する必要があるとの理解でよいか。
そのとおりになります。
10 入札負担金単価が同額の場合、系統連系順位はどのように決定するのか。 抽選により決定します。11人吉エリアの募集プロセスにおいては、工事完了予定時期が募集プロセス完了時から約3年8ヶ月となっている
が、系統連系順位が下位の優先系統連系希望者は、入札対象工事が完了するまで待たないと連系できないのか。
基本的に、系統連系順位は、連系の順番を決めるものではなく、再接続検討において、対策工事が必要となる優
先系統連系希望者の確認等を行うためのものです。実際の連系時期は、入札対象工事及びその他供給設備工事等
のうち工期が一番長い工事が完了する時期となります。ただし、入札対象工事が完了しなくとも既存の設備に空
容量がある場合、空容量の範囲内の系統連系順位の優先系統連系希望者は、連系に必要な電源線工事やその他供
給設備工事等が完了していれば、入札対象工事の完了を待たずに連系することができます。12募集容量に対し、半分の入札量で募集プロセスが成立した場合、募集プロセス完了後の空容量はどのようになる
のか。
募集プロセス完了後、その設備を利用する新規の系統連系希望者がいる場合は、空容量の範囲内で連系が可能と
なります。このため、新規の系統連系希望者は、通常の手続きにて連系の申込みを行っていただくことになりま
すが、新設設備の使用開始後3年以内に利用する場合は、託送供給等約款に定めている費用負担の3年ルールに
より、その新規の系統連系希望者から容量按分した額をご負担していただくことになります。
13 新設設備の使用開始から3年経過以降は、その空容量は九州電力が使用することになるのか。 九州電力が使用する場合や、その後の新規系統連系希望者が使用する場合が考えられます。
熊本県人吉エリア、熊本県御船・山都エリアにおける電源接続案件募集プロセス説明会の質疑応答について(2016年12月22日)

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