川内火力1606_01


発 電 所
S E N D A I
川内発電所へのご案内鳥木花くろまる団体のご見学の場合は事前にご連絡ください。
JR九州(九州新幹線・鹿児島本線)
「川内駅」下車(新幹線・普通)タクシーで25分
肥薩おれんじ鉄道
「草道駅」下車(普通のみ)タクシーで5分
交 通/
所在地/
平成28年06月30日,000
〒899‐1924 薩摩川内市港町字唐山6110番地1
TEL(0996)26‐2231(代)
水量豊かな川内川下流に広がるまち薩摩川内市は、遙
か神代の昔、高千穂の峰に降り立ったニニギノミコトが、
この地に「千の台」という城を築き、治世を行ったとい
われています。
川 内 発 電 所 概 要
川内川沿いの広大な敷地を有する当
発電所は、全体の約37%(約12万m2
)が緑地という恵まれた自然環境に
あります。構内には、マツ、サンゴ
ジュ、マテバシイなど約11,000本も
の樹木があり、なかでも松林はもとも
と自然に生息していたものをそのまま
活かしています。また、サクラ、サツ
キ、キョウチクトウ、クロガネモチの
ほか、鬼面角というサボテンなどもあ
り、四季を通じて美しい花々を楽しむ
ことができます。
当発電所では環境月間(6月)
の取組みとして、発電所周辺
の清掃活動を行い、環境美
化に努めています。
発電所周辺の清掃活動
OB社員から寄贈されたサボテン(鬼面角)。
美しい花が目を楽しませてくれます。
1 号 機 2 号 機
昭和49年7月 昭和60年9月
運 転 開 始
出 力
蒸 発 量
容 量
主 蒸 気 圧 力
主 蒸 気 温 度
再 熱 蒸 気 温 度
回 転 数
周 波 数
燃 料
煙 突
電 圧ボイラータービン発電機500,000kW 500,000kW
1,750t/h 1,700t/h
2缶集合型200m
重原油 重原油
24.12MPa
538°C 538°C
538°C 566°C
3,600min−1
3,600min−1
556,000kVA 556,000kVA
18,000V 18,000V
60HZ 60HZ
ホオジロ
鬼面角
自然林を活かした構内の松林。時折、ウ
サギやタヌキ、ホオジロなどの姿も見ら
れます。
山川発電所
社員は約70人います。
このうち半
数が1チーム6人で発電所を運転し、
3交替で夜も昼も電気をつくりお届
けしています。
このように少人数でで
きるのはコンピューターを使って集
中管理しているからです。
このほか機械の修理や管理、
事務
の仕事をする人がいます。
重油・原油は容量3万キロリッ
トルの
タンク4基に、
合計12万キロリッ
トル
貯蔵できます。
2号機はDSS方式です。
DSSとはDaily Start and Stop
の略で、
「毎日起動・停止する」
という
意味です。
電気の使われかたは、
時間
によって異なり、
昼間と夜間では大き
な差があります。
この昼夜間の電力
消費の変化にあわせ、
電力消費が少
ない夜間には発電を停止し、
早朝、起動して昼間の電力消費に対応できる
ようになっています。
新小倉5号機
(LNG火力)
に次いで当社では2番
目のDSS火力です。
12万キロリッ
トルは
小学校プール
(×ばつ12.5m)
約400杯
こんなにいっぱい
貯められるんだ
発 電 所 な る ほ ど 情 報
くろまる燃料のうち石油貯蔵量は......
タンク
4基で12万キロリットル
くろまる2号機のDSS方式とは......
九州電力で
2番目のDSS火力
くろまる川内発電所の社員数は......
社員は約70人
しかくURL http://www/kyuden.co.jp(パソコン)
http:// www/kyuden.jp/(携帯)
大霧発電所
草道駅
川内歴史資料館
(薩摩国分寺跡)
川内歴史資料館
(薩摩国分寺跡)
川内駅
川内港
川内河口大橋
川内原子力
発電所展示館
川内原子力
発電所国道3号線肥薩おれんじ鉄道肥薩おれんじ鉄道九州新幹線
上川内駅
川内川
新田神社
薩摩川内
市役所
川内港ターミナル
(可愛山陵)南九州西回り自動車道
川内発電所
昭和60年には「緑化優良工場」
として選ばれ、日本緑化センタ
ー会長賞を受賞しました。
九州の3大河川の一つ、川内川の豊かな流れが東
シナ海にそそぐところにひらけた町、薩摩川内市
は、ニニギノミコトなど古代の神話や美しい海岸
線と豊かな自然に恵まれた北薩の中心都市です。
この川内川河口の南部には川内原子力発電所、
北部にはこの川内発電所があります。
川内発電所は南九州でただ一つの重・原油専焼
の大型火力発電所として昭和49年7月に1号機が
運転を開始しました。
さらに年々増加する電力需要に対し電力を安定
してお届けするため、昭和60年9月、毎日の深夜
停止および早朝起動が可能なDSS(注記)
機能を有する
2号機を増設し、九州の主要な電源として順調に
運転を続けております。
川内発電所の燃料は石油です。
燃料は石油(重油・原油)を使用します。2号機は昼夜間の電力消費の変動に対応して毎日起動・停止でき
る機能を備えています。
ボイラーでは、燃料をバー
ナーから炉内に吹き込んで燃
やし、この熱を利用して、高
温高圧の蒸気をつくり、ター
ビンへ供給します。
ボイラーで燃やした後の
排煙は、集じん装置できれ
いにしたあと、高さ200メ
ートルの煙突から放出して
います。
ボイラーで発生した蒸気をタービンの羽根
車に吹きつけて、1分間に3,600回という高速
で回転させます。この高速のエネルギーを発
電機に伝えて、電気を発生させます。
C タービン・発電機
B 煙突
A ボイラー
D 電気式集じん器
安全に発電所を運転するために......
発電所を安全に運転するため、中央
制御室には重要なメーターや、制御装
置などがすべて集められています。
コンピューターを使って大幅な自動
化を行い、高効率でしかも安定した運
転ができるようになっています。
環 境 保 全 対 策
冷却用の海水は、川内港港湾内北
側の取水筒を通じ深層取水します。
放水は、発電所南側の放水口から表
層放流し、温排水の影響を少なくし
ています。
燃料に含まれる硫黄分を低減し、
二段燃焼、排ガス混合装置、高性能
電気式集じん装置の設置など最新技
術の採用により、環境保全の徹底を
期しています。
機器の洗浄水などは総合排水処理装
置で処理し、水質確認後排水します。
低騒音型機器や、サイレンサを採用
してできるだけ騒音が発生しないよう
にしています。2号ボイラーは、防音
壁による騒音対策を行っています。
周辺の自然植生を考慮して、クロ
マツ、マサキ、マテバシイ、サンゴ
ジュ、ネズミモチなどを植栽し、愛
され親しまれる発電所になるよう配
慮しています。
排煙監視テレビ
火力発電所は、ボイラー、タービン、発電機で構成されて
います。ボイラーで燃料を燃やして高温高圧の蒸気をつく
り、この蒸気でタービンを高速回転させ、タービンに直結さ
れた発電機で電気をつくります。この電気は、送電線や配電
線を通して皆さまのご家庭や工場へ送られていきます。
火力発電所のしくみ
昭和56年7月鹿児島県、川内市および当社の3者による公害防止協定を締結しま
した。この協定は、2号機増設に関連し、既設1号機の内容の見直しも含まれてい
ます。なお、平成16年10月には2号機用燃料設備の一つであるLPG設備の廃止に
伴って協定の改定を行いました。環境保全には万全を期していますが、主なもの
は次の通りです。
排煙の中に含ま
れるばいじんを取
り除く装置です。
静電気を利用した
金属の板に吸いつ
けて取り除く電気
式で、環境を守る
ための対策の一つ
です。
・ ・ ・ ・
くろまる温排水対策
くろまる緑化
大型化学高所放水車、泡原液搬送
車を備えつけて万全の対策を行って
います。
くろまる防災対策
くろまる騒音対策
くろまる排煙対策 くろまる排水対策
遠隔監視装置
当発電所では、国産エネルギーで
ある地熱を活用するために開発され
た大霧、山川発電所の遠隔監視をし
ています。
この方式の採用により、大霧、山
川発電所と川内発電所の総合的かつ
効率的な運用を図っています。
効率的な運用をはかるために
復水器
煙突
蒸気
タービン
発電機
ボイラー
燃料水海水
(注記)DSSとは、「毎日起動停止する」
(Daily Start
and Stop)
の略。昼夜同じペースで発電するの
ではなく、電力需要の変化に応じて需要の多い
昼間に最大出力で発電し、需要の少ない夜間に
は発電を停止するシステムです。
中央制御室
家庭・工場へ
送電線
変圧器
タービン建屋
発電機
蒸気タービン
復水器
脱気器
安全弁消音器
監視用テレビカメラ
煙突
(200m)
空気予熱器
押込通風機 燃料ポンプ
電気式集じん器
ばい煙測定装置重・
原油タンク
給水加熱器
循環水ポンプ
ボイ
ラー給水ポンプ
取水管
防護堤
取水筒
深層取水
ボイ
ラー
給水加熱器
放水路
表層放水
開閉器CADローディ
ングアーム
オイルフェンス
タンカーB放水口
草道駅
川内歴史資料館
(薩摩国分寺跡)
川内歴史資料館
(薩摩国分寺跡)
川内駅
川内港
川内河口大橋
川内原子力
発電所展示館
川内原子力
発電所国道3号線肥薩おれんじ鉄道肥薩おれんじ鉄道九州新幹線
上川内駅
川内川
新田神社
薩摩川内
市役所
川内港ターミナル
(可愛山陵)
川内発電所南九州西回り自動車道
(平成28年3月現在)

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